本日の相場概況
本日の上場来高値更新銘柄数は11銘柄でした。
昨夜の日経平均先物は一時54,000円を割り込む場面もありましたが、本日の現物は54,000円半ばで寄り付いた後、後場にかけてプラス圏へ浮上して取引を終えました。ただし、終日25日移動平均線を回復するには至らず、来週以降もこの価格帯で停滞すると、25日線が明確な「上値抵抗線(レジスタンス)」へと変化する恐れがあり、注意が必要です。
一方で、グロース市場は昨日に続き力強い動きを見せ、週初からの下げをほぼ奪還しました。来週以降も中小型株への資金シフトが続くのか、物色動向に注目です。
気になる上場来高値更新銘柄
今日のリストから、個人的に気になった2銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。
日本ギア工業(6356)
2/20に上場来高値を「射程圏内」に捉えたとご紹介した本銘柄。原発関連の思惑買いを背景に、昨日の悪地合いを跳ね返す窓開け急騰を見せ、ついに約10年ぶりの上場来高値を更新しました。本日もその勢いを維持し、連日の新高値記録です。
ココに注目!: 出来高が25日平均の8倍を超える「大商い」となっており、資金流入の強さが伺えます。ただし、25日線乖離率は+70%に達しており、極めて強い過熱感があるのも事実。目先は10年前の高値ラインである1,440円付近までの「健全な押し」が入るのを待つのが、戦略的な狙い目かもしれません。
京都フィナンシャルグループ(5844)
地合いが悪化する中で弱含んでいる銀行株の中でも独歩高を演じ、29回目の52週上場来高値更新となりました。本日、デンソーがロームに対して「買収提案」を行ったとの報道が入り、ロームの大株主である同社に売却益などの思惑買いが殺到しました。
ココに注目!:銀行株としての安定感に加え、今回は「資産株」としての側面が強く出ました。チャートは昨秋から極めて綺麗な右肩上がりを維持しており、有事の際の強さが際立っています。
ブロードリーフ(3673)
1月は「AIエージェントの台頭」による世界的なSaaS銘柄の下落トレンドに巻き込まれ、厳しい売り込みに遭っていました。しかし、2/12の決算で「クラウドSaaSへの業態転換による利益急拡大(前期比2.6倍増益見通し)」を証明したことで評価が一変。わずか一ヶ月足らずで株価は1.5倍に急騰し、2018年の高値を本日あっさりと更新しました。
ココに注目!: サブスクモデルへの移行に伴う収益化フェーズ(Jカーブ)を完全に抜けたことが確認され、大商いが続いています。バリュエーション面では割高感も出始めていますが、ブレイクアウト直後のエネルギーは凄まじく、来週以降もトレンドが続くか注目の局面です。
気になる上場来高値間近銘柄
今日のリストから、個人的に気になった1銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。
アニコム ホールディングス(8715)
ダルトン・インベストメンツの買い増しなどもあり、「HALO(重い資産を持ち、陳腐化しにくい)株」として注目を集めています。2月決算後の「悪材料出尽くし」から、一段と上げ脚を速めています。
ココに注目!:今週の暴落をものともしないリバウンドを見せ、2020年の高値1,335円を射程に捉えています。派手さはありませんが、過熱感なく粛々と値を上げる姿は、上場来高値更新への強い意志を感じさせます。


