本日の相場概況
本日の上場来高値更新銘柄数は32銘柄でした。
昨夜の米国市場(Nasdaq等)の上昇を受け、日経平均は開始直後に値を飛ばし、一時600円近い上昇を見せました。しかし、その後は戻り待ちの売りに押される形で値を消し、15時前からの急落によって最終的には50円安で取引を終えました。
足元では75日線と雲の上限がサポートとして機能していますが、明日以降は雲の上限が切り上がってくるため、上値の重い展開が予想されます。しかし、23時時点の日経先物は54,000円を超えるところまで反発しており、日中の「やれやれ売り」を吸収し、明日に向けて再度底固めを模索する力強い動きも見せています。 一方、本日のグロース市場は0.74%の下落となり、指数間の強弱が入れ替わる形となりました。
気になる上場来高値更新銘柄
今日のリストから、個人的に気になった2銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。
川崎汽船(9107)
ついに2024年夏の上場来高値を突破しました。3/2に上場来間近銘柄として取り上げた日本郵船(9101)も3/13に続き新高値を更新しており、海運セクター全体への資金流入が一段と鮮明になっています。
ココに注目!:中東情勢による運賃高騰という短期的な材料に加え、盤石なキャッシュフローを背景とした還元姿勢が評価されています。約1年半にわたる調整を経ての更新であり、テクニカル的にも「しこり」が解消されたクリーンな上昇トレンド入りが期待されます。本日は一時ボリンジャーバンド+3σに迫りましたが、引けにかけて+2σ付近まで押し戻されました。開けた窓を埋めるのか、あるいは窓をサポートに続伸するか、明日以降の挙動が鍵を握ります。
ギフトホールディングス(9279)
昨日大引け後に発表された1Q決算の大幅増益および上期・通期の上方修正がサプライズとなり、窓を開けてのストップ高で上場来高値を更新しました。
ココに注目!:外食セクターの中でも「横浜家系ラーメン」の圧倒的な集客力が際立っており、コスト増を吸収して余りある利益成長(1Q経常は前年同期比85%増)を見せています。このところの悪地合いで押されてはいたものの、25日線は綺麗な右肩上がりを維持。本日これだけの買い需要を見せつけたことで、さらなる上昇軌道への期待が高まります。
三井物産(8031)
3月の暴落局面で一時10%程度調整したものの、2月の安値を割ることなく耐え抜き、その底堅さをバネに再び新高値の舞台へ。資源価格高騰のメリットをダイレクトに受けています。
ココに注目!:昨年夏からほぼ一貫して25日線にサポートされた右肩上がりを続けています。今月のパニック相場でも25日線が鉄壁の支持線として機能したことは、大口投資家の強い意志を感じさせます。軟調な日経平均を横目に上場来高値を更新した事実は、現在の市場における同社の優位性を証明しています。
気になる上場来高値間近銘柄
今日のリストから、個人的に気になった1銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。
信越化学工業(4063)
2024年3月の高値(6,926円)を射程に捉えています。昨年は高値から半値近くまで売り込まれる厳しい時期もありましたが、半導体市況の回復期待を背景に、着実に高値圏へ戻ってきました。
ココに注目!:日経平均の寄与度が高い銘柄でありながら、指数の乱高下に惑わされない芯の強さがあります。週足ベースで見ると大きなカップウィズハンドルを形成中に見えます。2年前の壁を突破すれば、半導体セクター全体のセンチメントを劇的に改善させる象徴的な一歩になるかもしれません。


