【ピックアップ!】2026年4月8日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は60銘柄でした。
米国とイランは、トランプ大統領が設定した攻撃猶予期限のわずか1時間前に2週間の停戦へ合意しました。この土壇場での合意が日本時間の朝一番に伝わると、リスク回避に身を縮めていた市場に一気に楽観ムードが広がりました。日経平均は前場から力強く上昇し、後場に垂れることなく高値圏を維持したまま、前日比で約3,000円近く高い56,308円で引けました。昨日から窓を開けたうえ、ボリンジャーバンド+2σを明確に上回っての終値は、避難していた資金が一気に戻ってきた力強さの証左と言えるでしょう。昨日までとはまさに”景色が一変”した一日でした。

ただし、今回の停戦はあくまで2週間の一時的な措置であり、制裁解除や安全保障など核心部分の協議は今後に委ねられています。恒久的な和平に向けた交渉は10日にパキスタンで始まる予定で、予断を許さない状況に変わりはありません。テクニカル的には、今日一気に駆け上った反動での利益確定売りには要注意です。25日移動平均線を試す押し場面が来ても不思議ではありませんが、よほどの悪材料が出ない限り、50,000円割れや48,000円割れを試すような展開はしばらく考えにくいでしょう。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

アンリツ(6754)

2月の好決算で一段高値圏へ移行したアンリツでしたが、全体地合いの悪化とともに軟調な動きが続いていました。しかし3月31日、フランスのSmartViser SASの連結子会社化を開示したことで動意づき、上方向の動きが強まりました。そこへ本日の市場全体のリスクオン転換が重なり、窓を開けての上場来高値更新となりました。

ココに注目!:2011年頃からの長期チャートで巨大なカップウィズハンドルを形成した可能性があり、テクニカル的な期待値は非常に高いです。一方、窓を開けての上昇だけに、25日線がスクイーズ気味な状況も踏まえると、一時的な窓埋めの動きも十分考えられます。そうした場面こそ、押し目として拾いたいゾーンとなりそうです。

キオクシアホールディングス(285A)

昨年9月からの凄まじい上昇で相場全体の主役とも言える銘柄です。2/13に上場来高値を更新してからは地合いの悪化やGoogleのメモリ技術発表などで足踏みを余儀なくされていましたが、今日は上場来初の配当実施という材料が加わり、リスクオン転換の大波に乗る形で窓を開けての大暴騰となりました。

ココに注目!:本日の出来高は約5,040万株で、発行済株式の9.24%に達しました。東京市場全体の売買代金に占める同銘柄の割合が突出しており、通常の感覚では測り切れない動きをするのがキオクシアの宿命とも言えます。ボリンジャーバンド+2σどころか+3σを突き抜けるほどの過熱感は相当なもので、25日線乖離率も30%近い水準です。通常の銘柄なら利確を考えるべき局面ですが、まだ上へと突き抜けていきそうな気配も漂います。本日の大きな窓を埋めるような押し場面があれば、短期の狙い目として意識しておくのも一手。一方でデイトレードなど短期売買に徹するアプローチも選択肢となるでしょう。

酉島製作所(6363)

4/2に上場来高値更新間近として取り上げました。中東関連の思惑で資金が集まり、寄り値で2024年につけた3,500円の節目を突破して力強く上昇を開始しましたが、達成感からの売りと全体相場のリスクオンに伴う資金移動が重なり、最終的には前日比30円安での引けとなりました。高値更新の達成感と同時に、ご説明した通り上値の重さも改めて確認された格好です。

ココに注目!:急落したものの5日線とボリンジャーバンド+1σのサポートは維持。上値の重さが確認された格好ですが、25日線が追いついてくる過程での二段上げを待てるかどうかが鍵。出来高が細るとズルズル下げるリスクがあるため、損切・利確ポイントの再徹底が必要です。

気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

信越化学工業(4063)

3/17にも更新間近銘柄として取り上げましたが、一時は高値から10%程度の下落を余儀なくされていました。その後、樹脂製品の値上げという価格転嫁材料が報じられたことで、着実に上場来高値圏へ戻してきました。本日は前場に52週高値水準の6,740円付近まで上昇する場面もありましたが、維持できず前日比マイナスで引けています。

ココに注目!:2024年の上場来高値の壁はまだ厚く、今日も跳ね返された格好です。ただし、中東情勢の緩和によるホルムズ海峡再開はナフサ等の原料調達コスト懸念の後退にも直結するため、ポジティブな追い風になりえます。アナリスト評価の高さ(目標株価7,400円など)も視野に入れつつ、上場来高値を明確に突破してレジスタンスをサポートに変えられるかどうかが当面の最大の焦点です。

朝日インテック(7747)

1月半ばの急落から2月の好決算を機に反発した同社。3月の荒波の中でも25日線を割り込まずに耐え抜き、4月6日時点で3,526円まで上昇していた株価が、JPモルガンによる目標株価3,700円への引き上げを追い風に本日さらに値を飛ばしました。2020年につけた上場来高値3,880円がいよいよ射程に入ってきています。

ココに注目!:ボリンジャーバンド+2σ付近でのバンドウォークを継続しており、過熱感は25日線乖離率+11%台とそこまで極端ではありません。ただし4月1日に開けた窓と、JPモルガンの目標株価にほぼ到達している点は意識しておきたいところ。上場来高値を更新したとしても、一巡後の利益確定売りに押される可能性はあります。その際の25日線タッチや窓埋め水準は、改めて拾いを入れるか検討できる場面になりそうです。

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