【ピックアップ!】2026年4月14日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は44銘柄でした。
13日の小休止的な下落から一夜明け、本日の東京市場は大幅に反発しました。終値は前日比1,374円高の57,877円と力強い戻りを演じ、上げ幅は一時1,400円を超えました。13日の米国市場でNYダウが301ドル高と反発し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が9連騰で史上初の9,000ポイント台を突破。このリスクオンの流れが東京市場にそのまま波及した格好です。米国とイランの交渉は週末の協議で合意に至らなかったものの、その後も水面下で協議が継続しているとの観測が広がり、投資家心理の好転につながりました。

ただし市場の実態は引き続き二極化の色が濃いです。東証プライムの売買代金は8兆4,392億円と大商いながら、値上がり銘柄数は57%にとどまり、40%の銘柄は置き去りになりました。AI・半導体関連の値嵩株に資金が偏る構図は変わらず、本日も先物主導で指数が大きく跳ね上がった面が強く、個別株は強弱が鮮明に分かれた一日となっています。原油高を背景とする企業業績への下振れリスクも消えておらず、株高の足場は盤石とは言えません。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

JESCOホールディングス(1434)

昨日の引け後に発表された決算を好感する買いと、相場全体のリスクオン回帰が重なって寄り付きから大きく値を飛ばしました。終値は前日比21.3%高の2,275円と急騰し、2月27日以来の高値水準を大幅に上回って上場来高値更新となりました。時価総額は約157億円の東証スタンダード上場の中堅建設株ですが、電気設備工事・EPC事業にAIデータセンター向けや再生可能エネルギー関連の収益拡大期待が乗っかり、52週上場来高値17回目の更新です。出来高も25日平均比4倍超の大商いで、短期資金が集中していることがわかります。

ココに注目!:ボリンジャーバンド+3σを大きく上回る極度過熱圏に突入しており、25日線からの乖離率も20%を超えています。ATRが4.8%台と日々の振れ幅も大きく、急騰後のポジション管理には細心の注意が必要な局面です。一目均衡表は三役好転が維持され、パーフェクトオーダー継続中という強気構造に変わりはなく、調整や下押しなど一時的な下落が起きても転換線・基準線が集中する2,000円前後の節目が最初のサポート帯として機能するかが焦点となります。

KOKUSAI ELECTRIC(6525)

SOX指数の9連騰・9,000ポイント突破という歴史的な動きを受け、AI・半導体関連銘柄への資金集中の恩恵を受けました。終値は前日比5.2%高の7,200円で上場来高値更新となり、1月29日以来の新高値更新です。時価総額は1.68兆円のプライム大型株であり、DRAM向けアップグレード改造やNAND向け装置の受注が堅調との観測が株価の下支えになっています。直近の第3四半期累計業績は前年同期比で若干の減収減益となりましたが、AI関連需要の本格拡大を見越した先行買いが株価を牽引しており、本日も出来高25日平均比2.8倍超の商いをこなしての上場来高値更新でした。

ココに注目!:ボリンジャーバンドは一時+3σを突き抜けるなど過熱圏に位置し、25日線からの乖離率は27%超に拡大しています。一方で75日線が25日線をわずかに上回る状態にある点には留意が必要です。パーフェクトオーダー達成のためには75日線が25日線を下回る状態の正常化が欠かせず、その確認まではトレンドの強さに一定の留保が必要です。下押しした場合の目途としては雲の上端として機能する6,200円前後の節目が戻り時にサポートとなるかが重要です。信用買い残156万株超に対し売り残は48万株台と貸借倍率は約3倍強で、重すぎるわけではありませんが高値水準での買い残蓄積には引き続き注意が必要です。

ブックオフグループホールディングス(9278)

昨日発表された増収増益の好決算という材料で本日は窓を開けて急騰し、出来高25日平均比7.4倍超の大商いとなり、約一か月半ぶりの上場来高値更新です。中古品リユース市場は物価高を追い風に拡大が続いており、2月には伊藤忠商事との資本・業務提携も発表されるなど、業績・需給・テーマの三拍子が揃っています。時価総額は約378億円で、プライム上場のリユース業界代表銘柄として機関投資家の関心も高まりつつあります。

ココに注目!:信用買い残66,900株に対し、売り残が90,200株と貸借倍率が1倍を下回っています。本日の急騰は踏み上げを誘発した可能性があり、一時的なオーバーシュートの面も否定できません。ボリンジャーバンドは+3σを突破し、25日線乖離率は17%超と多少の過熱感が見受けられます。バンド幅はそれほど拡張しておらず、今回の急騰がスクイーズ後の本格的なバンドウォークに発展するかどうかを見極める段階です。ボラ比率は2.8%台と低く、急騰一巡後は比較的落ち着いた調整が見込まれます。2月高値の水準を初めて明確に上抜いた点は長期的に意義が大きく、週足レベルでの長期上昇トレンド継続を確認しながら押し目を拾う戦略が考えやすい局面です。

気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

RS Technologies(3445)

シリコンウェーハの再生・再利用事業を手がける同社は、半導体製造コスト削減ニーズの高まりを背景に安定した需要が続いています。本日はSOX指数の高騰を追い風に半導体周辺材料株として買いが入り、前日比1.9%高の4,550円で上場来高値圏に並んでいます。出来高は25日平均比1.5倍程度と大商いとは言えませんが、4月に入って3度窓を開けながら着実に水準を切り上げてきた点が特徴的です。本日は2022年に記録した4,920円まであと175円まで迫るなど、上場来高値を射程にとらえています。

ココに注目!:ボリンジャーバンドは+2σ〜+3σの過熱圏に位置しており、25日線乖離率は14%超とじわじわ拡大しています。一目均衡表は三役好転が成立しており、パーフェクトオーダー継続中と中期トレンドの強度は申し分ありません。半導体関連銘柄として上場来高値に挑む場面としては25日出来高平均比が1.5倍程度にとどまっているのは若干物足りなく、出来高を伴った上場来高値更新が達成できるかどうかが今後の焦点です。ボラ比率は4%超と半導体関連らしく値動きが大きく、強気のトレンド継続を確認する指標として転換線・基準線が集まる4,100〜4,200円前後の水準が重要なサポートゾーンとなります。RSI68付近はまだ極端な過熱感には達していないものの、窓3枚分の上昇累積を踏まえると短期的な利益確定が入りやすい局面でもあります。上場来高値更新を一気に達成し、真空地帯を上値に展開できるかどうかを大量の出来高で確認できれば、次のトレンド加速の条件が整います。

テクセンドフォトマスク(429A)

こちらもSOX指数連騰を直接の材料として半導体関連に広く資金が流入した流れに乗り、前日比8.9%高の3,610円で着地しました。25日出来高平均比3倍超と活発な商いでの上昇です。2025年10月のIPO時の上場から約6ヵ月が経過し、180日ロックアップ期間が4月13日に満了したばかりというタイミングも注目材料です。野村証券が3月末に最上位のレーティングで調査開始を発表しており、フォトマスクの在庫調整一巡による業績回復シナリオと、内販から外販への移行による需要増加というロジックへの評価が高まっています。

ココに注目!:ボリンジャーバンドは+2σ〜+3σの過熱圏にあります。25日線と75日線の乖離率はいずれも17〜19%程度まで拡大しており、一目均衡表では三役好転が成立。雲の水準は3,100円前後と現値からかなり下方にあり、相場全体が崩れた際の急落リスクには注意が必要です。上場来高値を正式に更新し、次のステージに向かえるかどうかは、3,700円前後の節目を出来高を伴って突破できるかがまず一つの試金石となります。

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