【ピックアップ!】2026年5月20日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は38銘柄でした。
全面安の一日となりました。日経平均は前日比746円安の59,804円で引け、終値で6万円の大台を割り込みました。5日続落であり、3週間ぶりの6万円割れです。TOPIX も-1.53%と大きく下落し、グロース250に至っては-4.47%という急落を演じています。東証プライムの値上がり銘柄はわずか263に対し、値下がりは1,283と実に80%超の銘柄が下落するという広範な売り圧力に見舞われました。

昨夜の米国市場はNYダウが-0.65%、S&P500が-0.67%、NASDAQ100が-0.61%と揃って小幅安でした。米国の長期金利が上昇傾向にあることへの警戒感が下地にあり、東京市場でもその流れを引き継いだ形です。ただし、本日の日本市場の下落幅は米国市場の下落幅を大きく上回っており、日本株固有の売り圧力も働いていたと見られます。PERの高い成長株に対する割高感の意識と、先週から今週初めにかけて日経平均が6万円台を維持してきたことへの達成感からの利益確定売りが重なった可能性があります。

特筆すべきはグロース250の急落です。前日は+3.11%と大きく反発していたものの、本日はその上昇分を一気に吐き出しました。先週の大型株主導の上昇局面から出遅れていた中小型グロース株に昨日買いが集まったものの、地合いの悪化とともに利益確定に転じた投資家が多かったことを示しています。昨日の中小型グロース株の反発が本物のトレンド転換ではなく、一時的な出遅れ修正に過ぎなかったという解釈が浮かびます。

売買代金は東証プライムで約9.5兆円と、前日からやや減少しました。地合いが崩れる中で市場参加者の買い意欲が後退した様子がうかがえます。5月に入ってからの決算ラッシュが山場を越え、個別の好材料による買いが一巡しつつある局面で、米金利上昇への懸念という外的ショックが加わった格好です。

資金の動きという観点では、バリュー株・ディフェンシブ株・金融株の一角にも逃げ場はなく、全面安に近い様相でした。ただし上場来高値更新銘柄のリストを見ると、TOBを材料にした銘柄や、好決算後に持続的に買われてきた銘柄は本日の地合い悪化にも抗う動きを見せており、「材料銘柄の強さ」が地合いとの明確な対比を示した一日でした。現在の市場状態はリスクオフというよりも「利益確定主導の調整」と整理するのが適切で、決算材料が消化され次の手がかりを模索する中で、米長期金利上昇が引き金になった形です。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

日本郵政(6178)

地合いが全面安に傾く中、5月18日に上場来間近銘柄として取り上げた日本郵政が本日2,110円で上場来高値を更新しました。前日比では17円高の+0.81%とわずかな上昇ですが、時価総額約5.9兆円の大型株が市場全体の下落に逆らって高値を更新した点は特筆に値します。この上昇劇を支える材料は5月15日に発表された決算です。前期(2026年3月期)の連結経常利益は前期比32%増と大幅増益で着地し、IFISコンセンサスを6.6%上回りました。同時に今期(2027年3月期)も前期比8.8%増を見込むと発表、年間配当は前期比10円増の60円への増配方針も示しました。4期連続増益の見通しと増配発表が長期投資家の買いを引き続き集めています。

ココに注目!:連日ボリンジャーバンド+2σを超える水準で推移しており、RSI14は77台と先日取り上げた際よりも過熱感は増しています。±1σ幅は5日前の約86円から約185円へと2倍以上に拡張しており、上方向へのバンドウォークが継続している局面とも解釈できます。一目均衡表は三役好転が成立し、雲の上での推移を続けています。まだ25日線が75日線の下に位置しており、25日線乖離率が+12%程度まで積み上がってきている点から、短期的な過熱感による押しが入ることも想定しておくべきでしょう。エントリーを検討する場合は25日線が75日線を上抜くゴールデンクロスを待つか5日線程度までの押し目を狙うのがいいかもしれません。

横浜フィナンシャルグループ(7186)

本日は寄り付きから値を飛ばし、2月に記録した上場来高値1711.5円を塗り替えました。しかし、その後は高値圏を維持できず値を戻し、わずかですが前日比マイナスとなる1,653円で引けています。本日の上場来高値更新を含むここ最近の上昇の原動力となっているのが先日発表された大幅な増収増益の決算そして次期の連続増配です。金利上昇環境を追い風とした銀行セクターの業績評価に加え、横浜銀行・東日本銀行を傘下に持つ地銀最大規模グループとしての安定感が評価されています。

ココに注目!:移動平均線はパーフェクトオーダーを維持し、一目均衡表の三役好転も成立中です。ボリンジャーバンド+2σ付近での推移は、過度な過熱感を伴わずにトレンドが継続しているサインとして評価できます。RSI14は65台と過熱圏手前であり、まだ上値余地が残しています。信用倍率は11倍超と高く、過去に積み上がった信用買い残が将来の売り圧力として意識される点は念頭に置く必要があります。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

オカムラ食品工業(2938)

全面安の市場で逆行高を演じた点が目を引きますが、上場来高値1,459円に対して終値1,390円と約4.6%の差に迫っています。出来高25日平均比2.07倍という商いを伴いながら、本日は前日比++4.28%と力強い上昇を演じました。この上昇の源は5月14日に発表された決算です。累計経常利益が前年同期比46%増という好内容で、通期計画に対する進捗率も86%と例年の平均を上回る水準です。いくら製品を中心とした国内加工事業の好調と海外卸売事業の拡大が牽引しています。また今年3月にはオランダへの欧州初の100%子会社設立を発表しており、グローバル展開の加速というストーリーが株価の支えになっています。

ココに注目!:ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前から拡張中であり、上昇モメンタムが強まっています。ただしRSI14は75台と過熱圏に入っており、25日線乖離率も+12%を超えてきました。貸借倍率は1.2倍程度と均衡に近く、踏み上げ的な動きよりも実需買いが主体とみられます。上場来高値まで残り約5%の水準まで近づいており、次の注目点は1,400円台の節目を終値で定着できるかどうかです。本日の上昇窓の下限付近(1,350円台)を終値で割り込んだ場合は、短期的な過熱感の解消局面が本格化したと判断して一旦様子を見る方が賢明です。

朝日インテック(7747)

市場全体が崩れるなかでも、静かに上場来高値へ迫ってきました。朝方には3,780円台まで買われ、その後は利益確定売りで押し戻されたものの、終値は3,685円としっかりプラスを維持しています。派手さはありませんが、継続的な資金流入が感じられる値動きです。循環器領域のPCIガイドワイヤーを中心とする医療機器事業が海外市場で好調に推移しており、高齢化進展を背景とした心血管治療需要の拡大というテーマ性の強さも、買われ続ける根拠となっています。

ココに注目!:ボリンジャーバンドの+2σを超える過熱圏に位置しながらも、±1σ幅はほぼ横ばい(5日前と同じ)で、バンドの拡張が止まった状態です。RSI14は67台と過熱圏には入っていないため、テクニカル上の余力はまだあります。移動平均線はパーフェクトオーダーを維持し、一目均衡表の三役好転も成立中と、中長期のトレンドは明確に上向きです。一方で信用倍率は約6.9倍と高め水準であり、信用買い残の整理が進むかどうかが今後の需給を左右する鍵です。押し目を待つなら25日線との乖離がやや縮小する場面が望ましく、直近の上昇窓を維持したまま推移できれば、上場来高値更新への期待はさらに高まりそうです。窓を埋めて終値で割り込む場合は、短期の勢いが一服したと判断したいところです。

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