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【ピックアップ!】2026年9月25日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

前日の米国市場は、NYダウが161.61ドル安の51,349.98ドルで-0.31%、S&P500が1.90ポイント安の7,704.13で-0.02%、NASDAQ100が8.57ポイント高の30,478.86で+0.03%と、3指数そろってほぼ横ばいで終えました。海外からの手掛かりが乏しいなか、東京市場は独自に買い進まれています。米中首脳会談が友好的な雰囲気のなかで無難に終わったことが投資家心理を支え、日経平均は65,639円で寄り付いたあと上げ幅を広げ、一時は900円に迫る上昇で66,410円まで上値を伸ばしました。終値は850円高の66,364円、+1.30%で5日続伸です。前日は上げ幅の半分以上を失って引けましたが、本日は高値に近い水準で取引を終えました。東京エレクトロンとアドバンテストの2銘柄で約488円分を押し上げており、指数への寄与は引き続き半導体の値がさ株に偏っています。

ただし前日と違って、本日の上昇は指数だけのものではありません。TOPIXは53.29ポイント高の4,128.59、+1.31%と日経平均とほぼ同じ上昇率で、東証プライムの値上がりは1,118銘柄と全体の7割を超え、値下がりは382銘柄にとどまりました。業種別の上昇率トップは銀行業です。日米の長期金利がそろって上昇し、国内の長期金利が約30年ぶりの高水準にあるなかで、利ざやの改善を見込んだ買いが銀行株に広がりました。9月末の中間配当の権利取りを狙った買いが幅広い銘柄に入ったことも、裾野の広い上昇につながっています。一方で売買代金は7兆8,008億円と、前日の9兆2,038億円から1兆4,000億円ほど減りました。上げ方は広いものの商いは細っており、積極的な買いが膨らんだ一日とまでは言えません。グロース250は寄り付きがそのまま高値となり、7.64ポイント安の800.55、-0.95%で引けました。金利の上昇が逆風になりやすい新興株は取り残され、大型株と金融株が主導した循環物色の色合いが濃い一日です。

上場来高値を更新したのは82銘柄と、前日の42銘柄からほぼ倍増しました。その半数近い37銘柄を銀行業が占めています。前日は8行のうち前日比プラスで引けたのが3行だけでしたが、本日は37行すべてが上げて引け、東邦銀行が+8.51%、山形銀行が+8.40%、北日本銀行が+8.11%、秋田銀行が+8.01%と、上げ幅が8%を超えた地方銀行が並びました。時価総額1兆円を超える銘柄は5つあり、日本取引所グループのほかは、めぶきフィナンシャルグループ、八十二銀行、群馬銀行、ほくほくフィナンシャルグループと4つが銀行です。ただし大半は時価総額1,000億〜7,000億円台の地方銀行で、金利上昇の恩恵を受ける銘柄へ資金が面で入った形でした。次いで多い卸売業の17銘柄では、トーメンデバイスが+9.39%、加賀電子が+5.86%、シンデン・ハイテックスが+5.30%と半導体商社が前日に続いて名を連ね、電気機器の6銘柄とあわせて半導体関連の物色も続いています。金利と半導体という前日と同じ二つの軸のうち、本日は銀行の側が大きく広がりました。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

藤倉コンポジット(5121)

9月17日から数えて4営業日連続、5連休をまたいで上場来高値の更新が続いています。本日は3,000円まで上値を伸ばし、その値段のまま高値引けとなりました。前日比は105円高の+3.63%で、上下のヒゲがほとんど無い大陽線です。大台の3,000円に終値で乗せたこと自体が、この日の買いの強さを示しています。出来高は25日平均の3.5倍に膨らみ、連続更新のなかでも商いの厚みが一段と増しました。直近1年の上場来高値更新は34回を数え、更新を重ねてきた常連です。前日に記録した2,925円から本日の3,000円まで、上場来高値は1日で75円切り上がっています。9日から14日にかけては終値が2,600円台で方向感なく上下していましたが、15日に上げ幅を広げてからは日々の終値がほぼ一本調子に切り上がり、今回の連続更新につながりました。

ここに注目!: 勢いの強さは、帯の外側を歩き続けている点に表れています。終値はボリンジャーバンドの+3σをわずかに上回り、±1σ幅は5日前の1.7倍へ広がりました。中心線の切り上がりは5日前比でまだわずかで、帯が株価の上昇に追いつこうと広がっている最中です。安値の推移も揃っています。11日の2,620円を起点に、日々の安値は1日も前日を下回らないまま本日の2,900円まで切り上がりました。高値の更新に3倍を超える商いが伴い、安値も切り上がっているうちは、上昇の流れに崩れの兆しは見えません。

25日線乖離率は9%台、RSI14は72前後と過熱の数字は出ていますが、上ヒゲで上値を抑えられた形も、押し安値の切り下げもまだありません。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転で、上昇の土台は整っています。信用買残は出来高25日平均の0.9日分と軽く、需給の重しにもなっていません。平均値幅率は2%台と、4連続の更新のわりに日々の値動きは落ち着いています。上場来高値を更新し続けている以上、上方には戻り売りの出やすい過去の価格帯がありません。一方で3,000円は区切りの良い大台で、利益確定の売りが意識されやすい水準でもあります。

終値で5日線を保ち、日々の安値の切り上がりが続いているかぎり、連続更新の流れは生きているとみられます。まずは3,000円という大台を、翌営業日以降の終値で保てるかが見どころです。5日線と24日の安値が重なる2,860円付近を終値で割り込めば、連続更新の勢いはいったん一服です。25日線のある2,730円付近まで下げる展開になれば、上昇の流れそのものを見直す必要が出てきます。

栃木銀行(8550)

2005年10月31日につけた1,180円を上回り、約21年ぶりに上場来高値を更新しました。本日は1,208円まで上値を伸ばしてそのまま高値引けとなり、前日比89円高の+7.95%です。出来高は25日平均の2.3倍でした。本日は銀行株37銘柄がそろって上場来高値を更新しており、長期金利の上昇を受けた業種全体の買いが背景にあります。同行の上昇も地合いに乗ったものですが、そのなかで上げ幅が8%近くに達しました。値動きの形もはっきりしています。16日から24日にかけて、株価は1,090円台から1,150円台のあいだで上下していました。本日はこの保ち合いの上限だった17日の高値1,158円を大陽線で一気に上抜け、後場に入っても買いは途切れず、引け際まで商いを伴って値を切り上げています。この1年の安値463円からは2.6倍の水準です。

ここに注目!: 直近1年の上場来高値更新は本日の1回だけで、約21年ぶりの初更新です。上値の重さを跳ね返したばかりで、更新を続けられるかの実績はこれからになります。そのぶん、本日の足が保ち合いからの上放れだった点が勢いの裏付けになります。終値はボリンジャーバンドの+3σのすぐ下で、±1σ幅は5日前比でやや広がり、中心線もわずかに切り上がりました。安値は11日の1,027円から本日の1,132円まで水準を上げています。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転が成立しています。

25日線乖離率は11%台、RSI14は70前後と、1日で保ち合いを抜けた結果、過熱の数字が出ていますが、上ヒゲも無く高値で引けた日にこれを崩れの兆しと読む材料はありません。気になるのは需給です。貸借倍率は23倍台と買残に大きく偏っており、将来の売り圧力として意識されやすい構造です。もっとも信用買残は出来高25日平均の2.4日分で、商いに比べて重すぎる水準ではありません。平均値幅率は3%台と、銀行株としては値動きが大きめです。

上放れが本物かどうかは、抜けた保ち合いの上限を保てるかで確かめられます。17日の高値とボリンジャーバンドの+2σが重なる1,160円前後を終値で保っているかぎり、上放れは有効とみられます。ここを割り込んで保ち合いの内側へ戻れば、本日の更新は一度きりの飛び出しだった可能性が出てきます。24日の安値1,092円と25日線が並ぶ1,080〜1,095円のゾーンまで下げる展開になれば、保ち合いの下限を割り込むことになり、見立てを改める必要があります。

ダスキン(4665)

24日は、18日に記録した上場来高値4,763円と同じ値段で上値が止まっていました。本日はそれを上回る4,789円まで買われ、17日、18日に続いて直近10営業日で3度目の上場来高値の更新です。終値は35円高の4,772円、+0.74%で、TOPIXの上昇率には届いていません。値幅は51円と小さく、実体の短い陽線でした。商いは25日平均の1.7倍に増えています。7月29日に取り上げた際は、5日線から一目均衡表の基準線までが集まる4,450〜4,550円のゾーンを押し目の最初の目安に挙げ、この帯を終値で明確に下抜ければ上昇はいったん仕切り直しと書きました。実際には8月3日から6日にかけて終値で4,300円台まで下げ、5日には4,253円をつけており、見立てはいったん仕切り直しとなっています。そこから8月12日に窓を開けて切り返し、9月17日に7月29日以来の上場来高値の更新を果たしました。一度崩れた流れを、1か月半かけて組み立て直した形です。

ここに注目!: 急ではないものの、上昇の土台は途切れていません。移動平均線はパーフェクトオーダーを保ち、一目均衡表も三役好転が続いています。終値はボリンジャーバンドの+2σ付近にあり、±1σ幅は5日前とほぼ同じ、中心線の切り上がりもわずかです。帯を押し広げながら駆け上がる上昇ではなく、帯ごと少しずつ水準を上げていく歩き方です。24日に上場来高値と同じ値段で止まったあと、本日それを上回ったことで、17日からの更新の流れは途切れずにつながりました。本日の高値は18日の水準を26円上回っただけですが、この銘柄の上昇はもともと小刻みで、更新の幅よりも頻度に強さが表れます。25日線乖離率は2%台、RSI14は60台前半、平均値幅率は1%台と、どの数字にも過熱の気配は見当たりません。

需給は売り長です。信用売残が買残を上回り、貸借倍率は1倍を割り込んでいます。信用買残は出来高25日平均の0.2日分とごく軽く、上値で整理を待つ買残はほとんどありません。上場来高値の更新が続くなかで売残が残っていることは、買い戻しの需要が控えている状態とも言えます。

この銘柄の継続条件は、速度よりも崩れないことにあります。終値でボリンジャーバンドの+1σと5日線を保ち、パーフェクトオーダーが崩れないかぎり、ゆっくりとした上昇は続いているとみられます。25日線と一目均衡表の転換線、15日・16日の安値が集まる4,640〜4,670円のゾーンを終値で割り込めば、9月17日からの更新の流れは一服です。75日線のある4,480円付近まで下げる展開になれば、8月初めと同じく上昇の流れそのものを仕切り直すことになります。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

小松製作所(6301)

米系大手証券が24日付で投資判断を中立から強気へ引き上げたと伝わり、24日と本日の2営業日で株価は7,012円から7,640円まで上げました。本日は窓を開けて始まると7,642円まで買われ、ほぼ高値引けとなる大陽線で前日比431円高、+5.98%です。出来高は25日平均の1.7倍に膨らみました。TOPIXの+1.31%を大きく上回る上げで、地合いの追い風に同社固有の材料が加わった一日です。同社が最後に上場来高値を更新したのは2月13日です。そのとき記録した7,840円までは、本日の終値で2%台の距離まで迫りました。直近1年で13回の更新を重ねた常連ですが、そこから7か月余り更新が止まっています。

ここに注目!: 9月7日に取り上げた際は、5日線とボリンジャーバンドの+1σが重なる7,500〜7,540円のゾーンを終値で保てるかを継続条件に挙げ、割り込んだ場合の次の目安を7,310〜7,360円としていました。実際には翌8日に終値7,390円とこのゾーンを割り込み、11日には終値7,114円と次の目安も下回りました。18日には6,955円まで売られ、前回の見立ては崩れています。本日の上昇は、そこからの切り返しです。

1日で戻した幅は大きく、終値は+1σを上回って+2σの手前まで戻りました。転換線が基準線を上回ったことで、一目均衡表の三役好転も再び成立しています。一方で、ボリンジャーバンドの中心線は5日前比でほとんど動いておらず、価格帯そのものはまだ切り上がっていません。5日線もなお25日線の下にあり、移動平均線の並びは整っていません。勢いは本日の1日の足に集中しており、流れとして定着したかどうかはこれから確かめる段階です。25日線乖離率は4%台、RSI14は60台前半と、過熱とはほど遠い数字です。信用買残は出来高25日平均の0.3日分と軽く、需給の重しにもなっていません。

上値には9月8日の高値7,675円があり、その先の上場来高値7,840円はボリンジャーバンドの+2σよりも上に位置します。本日開けた窓を埋めずに、終値で+1σの7,540円付近を保てるかがまず見どころです。そのうえで5日線が25日線を上抜けてくれば、移動平均線の並びも整い、上場来高値への接近は腰の据わったものになりそうです。窓の上限と25日線、転換線が集まる7,290〜7,310円のゾーンを終値で割り込めば、窓埋め完了となる7,209円が意識されます。18日の安値6,955円と75日線が並ぶ6,900円台まで押し戻される展開になれば、今回の切り返しは仕切り直しとなります。

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