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【ピックアップ!】2026年8月26日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

前日の米国市場は3指数がそろって上昇しました。NYダウは+0.30%の53,577.40ドル、S&P500は+0.32%の7,677.28、NASDAQ100は+0.64%の29,209.23です。値幅そのものは大きくありませんが、3指数の足並みがそろった引けでした。

それでも東京市場は売りから始まっています。日経平均は前日終値より252円安い65,604円で寄り付き、午前のうちに65,390円まで下押ししました。そこからは買い直され、66,442円まで水準を切り上げて終値は405円高の66,262円、+0.62%です。安値からの戻り幅は872円、日中の値幅は1,052円に達しました。寄り付きで売られたあと終日買い戻される形は、前日に続いて2営業日連続です。TOPIXは17.35ポイント高の4,111.02で+0.42%と、日経平均に足並みをそろえました。一方でグロース250は0.15ポイント安の781.15、-0.02%とほぼ変わらずで、3指数のなかで一つだけ取り残されています。東証プライムの値上がりは978銘柄、値下がりは518銘柄で全体の33.3%にとどまりました。値上がり銘柄が値下がりの倍近くあり、指数の方向と個別の広がりは一致しています。

気になるのは商いのほうです。売買代金は6兆7,057億円と前日から3,000億円あまり減り、7兆円の大台を割り込みました。19日の10兆1,151億円から5営業日続けての減少です。1,000円を超える値幅が出て指数が上げた日に、代金は細り続けています。売り方の買い戻しが値幅を作っている面は、前日から変わっていないようです。

上場来高値を更新したのは33銘柄で、前日の23銘柄から10銘柄増えました。最も多いのは卸売業の7銘柄で、TOKAIホールディングス、ハピネット、カメイ、スターゼン、第一実業、三谷商事、中央自動車工業と並びます。ここは前日からの継続です。変わったのはその先で、建設業は前日の四電工に新日本建設と福田組が加わって3銘柄となり、阿波銀行と名古屋銀行の地方銀行2行も顔を出しました。金利と公共投資に近い業種が一気に増えた形です。反対に、前日まで大型の一角を占めていた海運3社は本日は一つも入っていません。規模の面では、時価総額1兆円を超えたのはリクルートホールディングスの23.80兆円、バンダイナムコホールディングスの3.63兆円、ゼンショーホールディングスの1.85兆円の3社でした。前日までの1兆円超が海運に偏っていたのに対し、本日は人材・エンタメ・外食と業種がばらけています。とりわけリクルートホールディングスは+3.31%と、20兆円を超える規模でありながら上昇率でも上位に食い込みました。

上昇率の首位は中央自動車工業の+6.68%、次いで福田組の+4.96%、ヱスビー食品の+4.16%と続きます。33銘柄のうち前日比マイナスは5銘柄で、そのなかにティアフォーの-4.53%、令和アカウンティング・ホールディングスの-2.05%と、前日まで買われていた中小型が並びました。グロース250がほぼ変わらずで終わったこととあわせて見れば、資金は値動きの軽い銘柄から内需のバリュー株と大型株へ回った一日です。指数主導でも全面高でもなく、買われる層が入れ替わりながら続く循環物色の色が濃く出ました。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

バンダイナムコホールディングス(7832)

8月19日にこの銘柄を上場来高値更新間近として取り上げたとき、ボリンジャーバンドの+2σが5,730円付近にあり、そこが昨年8月18日に付けた上場来高値5,729円とほぼ重なっていることを書きました。帯の上端と過去の高値が同じところにある以上、軽く通過できる水準ではなさそうだとも書きましたが、本日はその5,730円まで買われ、1年ぶりに高値を塗り替えています。高値が付いたのは寄り付き直後の30分間で、昨年の5,729円をわずか1円上回っただけです。そこからは上値を切り下げ、後場の高値は5,681円にとどまりました。終値は82円高の5,658円と、本日の高値から72円下の位置です。出来高も25日平均の9割弱で、更新に商いが伴っていません。

ここに注目!: 前回この銘柄を見たときと比べてはっきり変わったのは、移動平均線の並びです。8月19日の時点では75日線が200日線をまだ下回っており、長期の土台が整い切っていないと書きました。本日は75日線が200日線を上抜け、5日線から200日線まで上から順に並んでいます。ただし両線の差は20円弱で、上抜けたばかりの状態です。一目均衡表も雲の上で三役好転が続いています。

勢いのほうは、指標によって読み方が割れます。ボリンジャーバンドの帯そのものは5日前比で+6%台の切り上がりで、価格帯ごと水準を上げる動きが続いています。±1σ幅は5日前とほぼ同じですから、値動きの荒さを増しながらの上昇ではありません。一方で出来高は25日平均を下回ったままで、前回指摘した「高値に近づくほど商いが細る」形が今日も繰り返されました。5,729円は1年にわたって上値を抑えてきた価格です。そこを1円だけ超えた形ですから、抜けたと言い切るには早い段階でしょう。終値も+1σと+2σのあいだに収まっており、上値を買った参加者が報われる一日にはなりませんでした。

需給は軽いままです。信用買残は出来高25日平均の0.1日分程度しかなく、貸借倍率も2倍台です。上値で溜まった買い方の手仕舞いを気にする必要は乏しく、商いさえ戻れば動きやすい状態にあります。25日線乖離率は+13%台、RSI14は74前後まで上がってきましたが、平均値幅率は4%台で、この規模の銘柄としては日々の値幅が小さくありません。

上昇が続いているかどうかを測る目安は、5,500〜5,560円のゾーンです。ここには5日線とボリンジャーバンドの+1σが重なります。終値でこの価格帯を保てているあいだは、8月6日の上方修正をきっかけとした水準訂正の流れは続いていると見てよいでしょう。押し安値も19日の5,278円から段階的に切り上がってきました。この切り上がりが止まり、終値でゾーンを割り込んで戻せないようだと、本日の1円の更新は上値の重さを確認しただけということになります。さらに25日線の4,970円付近まで戻る展開になれば、決算を評価した買いそのものが巻き戻される場面です。

中央自動車工業(8117)

25日平均の2倍を超える商いを伴って、2,320円まで上値を伸ばして上場来高値を更新しました。自動車の補修用品や整備機器を扱う専門商社です。前日比は+6.68%、終値2,315円は本日の高値から5円下の位置で、ほぼ上値を保ったまま引けています。30分足で追うと、寄り付きから一貫して水準を切り上げた一日でした。前場は2,273円まで、後場に入ると12時30分の棒でいきなり2,300円台へ乗せ、14時台に本日の高値を付けています。値を消す時間帯がほとんどなく、終日買いが優勢でした。この1年では12回目の高値更新にあたりますが、直前の更新は3月2日で、およそ半年ぶりに高値を塗り替えたことになります。本日は特段の材料は見当たりません。8月5日に発表された第1四半期決算が増益で着地したあとは、2,100円台での保ち合いが続いていました。そこから一日で上放れた形です。

ここに注目!: 終値は+2σを上回り、+3σの2,330円付近まであとわずかという位置にありますが、帯の中心は5日前とほとんど変わっていません。±1σ幅も5日前の1.2倍で、広がりは限定的です。価格帯そのものが切り上がった結果として高値を更新したのではなく、横ばいの帯から株価だけが一日で外へ飛び出した形です。

勢いの裏付けは、もっぱら出来高にあります。25日平均の2倍を超える商いは、本日の上昇に実体があったことを示しています。ただし帯の位置がまだ追いついていない以上、この水準が定着するかどうかは翌営業日以降の値動きを待つ必要があります。移動平均線は5日線から200日線まで上から順に並び、一目均衡表も雲の上で三役好転が成立していますから、土台そのものは整っています。25日線乖離率は+8%台と、+2σを超えて引けた銘柄としては伸びすぎた印象がありません。RSI14は71前後、平均値幅率は2%台で、日々の値動きが荒れているわけでもありません。上場来高値を更新した銘柄としては、むしろ落ち着いた数字が並びます。

本日の上放れが有効なままかどうかは、終値で+2σの2,270円付近を保てるかで分かります。帯の中心が動いていない以上、+2σはここからじわじわと切り上がってきます。株価がそれに追い越されずに上を歩けているあいだは、上昇の勢いは途切れていないと見てよいでしょう。5日線とボリンジャーバンドの+1σが重なる2,190〜2,200円のゾーンも、下値の目安として意識されそうです。見立てを変えるのは、この価格帯を終値で割り込んだときです。さらに25日線と一目均衡表の雲の上端が集まる2,110〜2,130円のゾーンまで戻すようだと、本日の急伸は8月中旬から続いてきた保ち合いへの逆戻りということになります。なお24日に開いた窓は幅6円と極端に小さく、下値の支えとして当てにできる大きさではありません。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

オンコリスバイオファーマ(4588)

がんのウイルス療法を手がける創薬ベンチャーです。この銘柄をめぐる材料は、8月に入ってから短い間隔で切り替わってきました。12日に主力製品の薬価基準収載と保険適用が決まると翌13日はストップ高となり、21日の寄り前には販売開始が開示されています。ところが21日はその開示が材料出尽くしと受け止められ、大幅反落となりました。そこから24日と25日の2営業日で大きく買い直され、21日の下げはすべて取り返しています。本日は米国の医薬品株が買われた流れを受けて創薬関連に買いが向かったと伝わり、朝方から買いが先行しました。寄り付き直後の30分で4,280円まで買われ、2019年3月14日に付けた上場来高値4,410円まで3%程度に迫っています。しかしそこが本日の高値でした。以降は時間を追って上値が切り下がり、14時台には3,960円まで売られています。終値は4,020円、前日比-0.12%です。

ここに注目!: まず押さえておきたいのは値動きの荒さです。平均値幅率は8%を超えており、14日平均で1日あたり330円ほど動く計算になります。本日も高値から安値まで320円の値幅が出ました。数百円単位の上下が日常的に起こる銘柄だという前提で見ておく必要があります。勢いを示す数字は、いまのところ強いままです。ボリンジャーバンドの帯は5日前比で+9%台の切り上がりで、±1σ幅も5日前の1.4倍まで広がりました。価格帯ごと上へ動きながら、値動きの幅も同時に大きくなっている状態です。出来高は25日平均を6割上回り、移動平均線の並びと一目均衡表の三役好転も崩れていません。

一方で25日線乖離率は+32%台に達しています。ただしこの数字だけを取り上げて調整入りを見込む段階ではありません。帯の位置は切り上がりを続けており、押し安値も24日の3,280円を底に、25日は3,755円、本日は3,960円と切り上がってきました。崩れの兆候として挙げられるのは、本日の高値から終値まで260円押し戻され、+2σの4,080円付近をわずかに割り込んで引けたことくらいです。

この上昇がまだ生きていると読めるのは、終値で+2σの4,080円付近を回復できているあいだです。反対に5日線の3,800円付近を終値で割り込むようだと、24日からの急な戻りはそこで一服したことになります。さらにボリンジャーバンドの+1σが位置する3,550円付近まで下げる展開になれば、8月に入ってからの上昇そのものを見直す段階に入ります。25日線は3,020円付近と現値から2割以上も下にあり、そこまで戻ることは押し目ではなく、この銘柄の上昇の前提が変わったことを意味します。

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