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【ピックアップ!】2026年7月14日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は29銘柄でした。
本日の東京市場は、朝方の急落を後場に取り戻す底堅い一日となりました。日経平均は前日比500円高の67,743円と、前日の1,315円安から3営業日ぶりに反発しています。ただ、その道のりは平坦ではありませんでした。前日の米国市場がNYダウ-0.26%、S&P500-0.79%、ハイテク中心のNASDAQ100-1.88%と、半導体を軸に売られた流れを引き継ぎ、寄り付きは続落スタート。指数寄与度の大きい値がさ半導体株や電線株に売りが先行し、下げ幅が一時1,000円近くに達して、安値66,268.60円まで沈む場面がありました。ホルムズ海峡の再封鎖を巡る原油高や、米連邦準備理事会(FRB)高官の利上げ発言を受けた米長期金利の上昇も、朝方の重しとなっています。

流れが変わったのは後場です。韓国総合株価指数(KOSPI)の持ち直しと原油高の一服を支えに押し目買いが入り、下げ幅を急速に縮めてプラス圏へ浮上、高値圏で取引を終えました。前日の米国安をそのまま引きずらず、日本市場が独自に切り返した点が、本日最大の特徴です。

指数以上に目を引いたのが中身の強さです。TOPIXは前日比31.49ポイント高の4,038.98と+0.79%、日経平均を上回る上昇率で、グロース250も4.70ポイント高の721.57と+0.66%。東証プライムの値上がり銘柄は全体の約76%に達し、値下がりは21%にとどまりました。ここ数日続いた指数高・中身安とは対照的に、大型から新興まで裾野の広い全面高です。売買代金は約10.8兆円と高い水準を保っています。

物色の方向は、本日上場来高値を更新した29銘柄の顔ぶれに端的に表れています。三菱UFJ・第四北越・群馬銀行・佐賀銀行の銀行株、東京センチュリー・リコーリースの金融周辺に、良品計画・吉野家・大戸屋・ブックオフといった小売・外食、リクルート・KDDIの大型サービス・通信まで、金融と内需が中心です。時価総額40兆円の三菱UFJや17兆円のリクルートといった超大型株から、数十億円規模の中小型株まで幅広く名を連ね、半導体や輸出株の姿はほとんど見られません。脱半導体・内需回帰の資金循環が続くなか、本日は自律反発の勢いも加わって、物色の裾野が一段と広がった格好です。なお本日の銀行株高は、長期金利がむしろ低下(10年債利回りは2.7%付近へ低下)するなかで進みました。日々の金利の上下というより、金利のある世界を織り込む中長期の見直し買いが下値を支えている構図がうかがえます。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

時価総額40兆円を超え、先週トヨタやキオクシアを抜いて国内首位に立った日本最大のメガバンクが、本日も歩みを止めませんでした。始値3,511円からじりじりと水準を切り上げ、大引けにかけて高値3,600円をつけると、そのまま高値引けで上場来高値を更新しています。前日比+1.67%と派手さはありませんが、前日の急落を尻目に淡々と最高値を刻む姿は、資金の逃げ場としての盤石さを物語ります。注目したいのは、この銀行株高が長期金利の低下と同居していた点です。金利の日々の上下ではなく、金利のある世界とROE向上を織り込む中長期の見直し買いが、株価を押し上げている構図がうかがえます。

ココに注目!:移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転と、トレンドの強さに死角は見当たりません。ボリンジャーバンドは+2σと+3σの間まで浮上し、±1σ幅が5日前の1.5倍に拡張しながら帯ごと切り上がっています。これは方向感の乏しいコイルではなく、上昇途中の強い伸びを示すサインです。一方でRSI14は75前後、25日線乖離率も+8%台と、超大型株としては短期的な過熱感が意識される水準に入ってきました。もっとも平均値幅率は2%台と値動き自体は落ち着いており、急落よりは高値もみ合いから緩やかに調整する展開が想定されます。押し目を考えるなら、まず5日線や+1σ付近の3,400円台への浅い押し、より健全な調整なら25日線が位置する3,300円付近が意識されます。25日線までの調整は上昇の範囲内ですが、そこを終値で明確に割り込んで戻せないようだと、上昇の勢いそのものを見直す必要が出てきます。

リケンテクノス(4220)

派手な材料があるわけではないものの、3月2日につけた高値をおよそ4か月ぶりに上抜き、ザラ場で1,921円まで駆け上がって上場来高値を更新しました。塩ビコンパウンドで国内首位、車載の組み電線材でも高いシェアを握る堅実な化学株が、本日は寄り付きから上値を伸ばして新高値へ踏み込んでいます。ただ勢いが最後まで続いたわけではなく、高値1,921円から失速し、終値は+2.31%の1,857円と長い上ヒゲを残しました。この終値は3月高値の1,858円とほぼ同じで、ザラ場では明確に上抜いたものの、終値ベースでの上放れ確定は次回以降に持ち越した形です。

ココに注目!:ボリンジャーバンドは+1σと+2σの間に位置し、±1σ幅は横ばいながら帯ごと切り上がっています。純粋なレンジ内の収縮ではなく、上昇基調のなかでの一服と読めます。RSI14は72前後と過熱圏に入りつつあり、25日線乖離率も+7%台。本日のように新高値を試したあと上ヒゲで押し戻される動きは、目先の利益確定を吸収している段階とも言えます。上値のフシが乏しい真空地帯に踏み込んだだけに、終値で3月高値の1,858円を明確に上抜けば、次のステージへの移行が期待できます。押す場合は、1,770〜1,810円処に5日線・+1σ・直近の保ち合い下限が集まる浅めの支持帯があり、まずはここが下値の目安。その下の25日線1,720円付近までの調整は中期の健全な範囲で、拾い場として意識されそうです。25日線を終値で明確に割り込んで戻せないようなら、いったん上昇シナリオを見直す場面となります。

ブックオフグループホールディングス(9278)

前日の引け後に発表された前期本決算は、全事業が伸びた増収増益で着地しました。物価高を追い風にした中古品リユース市場の拡大に、業績の裏付けが改めて加わった形で、本日は買い先行のスタート。ザラ場では一気に2,345円まで駆け上がり、4月16日以来およそ3か月ぶりに上場来高値を更新しました。出来高は25日平均の8倍超と、普段の商いを大きく上回る膨らみです。ただ勢いはそこで一服し、前場の高値2,345円をピークに後場は伸び悩んで、終値は+5.65%の2,206円。高値から140円近く水準を切り下げ、上へ長いヒゲを引いた一日となりました。4月に伊藤忠商事との資本業務提携と好決算で高値を更新した後、その水準(2,247円前後)が約3か月にわたり上値の重しとして続きましたが、今回の決算がようやくその壁をザラ場で突破。もっとも終値では前回高値をまだ回復しきれておらず、当時に想定した「上昇トレンドを保ちながら押し目を拾う」流れが、いったん調整を挟んで再始動した格好です。

ココに注目!: 最も気になるのは、上場来高値を更新しながら長い上ヒゲを残した点です。25日平均の8倍を超える大商いを伴って高値2,345円まで買われたあと大きく水準を切り下げており、好決算に反応した短期資金の利益確定が高値圏で膨らんだことをうかがわせます。貸借倍率0.84倍と売り長の需給は踏み上げ余地を残しますが、本日の上ヒゲはその買い戻しに戻り売りが被さった形とも読めます。ボリンジャーバンドは+2σと+3σの間で、±1σ幅は5日前の1.8倍へ急拡張。値動きが荒くなっているぶん、決算一巡後は反動の調整も入りやすい状態です。ただRSI14は65前後と過熱圏には届いておらず、トレンド自体はパーフェクトオーダーを保っています。当面の焦点は、終値で前回高値2,247円を回復して上放れを確定できるか。押し目としては+1σが位置する2,100円処、より深い調整なら25日線の2,000円処が想定され、25日線までの深押しがあれば中期の拾い場として意識されそうです。前回高値を回復できないまま失速するようなら、いったんもみ合いに戻る可能性も念頭に置きたいところです。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)

本日は引け後に第1四半期決算の発表を控えており、これを見越した買いが先行しました。フードコートから居酒屋、レストランまで幅広い業態を束ねるグループ連邦経営の一角が、寄り付きから買われてザラ場高値801円まで上値を伸ばし、昨年8月につけた上場来高値833.5円まであと一歩に迫っています。終値では上場来高値まで7%弱、ザラ場では4%程度の距離まで詰めており、節目を意識する動きが出始めました。もっとも終値は始値と同じ780円で、801円の高値からは押し戻される十字線に近い形。決算発表待ちの様子見も垣間見えます。

ココに注目!: テクニカル上の見どころは、移動平均線の並びがまだ「混在」にとどまっている点です。5日線こそ上向きに離れましたが、25日線は75日線・200日線をなお下回っており、中期のトレンド転換が確認しきれていない若い上昇です。そのなかでボリンジャーバンドは+2σと+3σの間まで浮上し、ザラ場高値801円は+3σを上回る水準でした。RSI14も71前後と過熱圏に顔を出しており、本日の十字線は目先の上値の重さを映しています。方向を決めるのは、やはり引け後に発表された決算でしょう。内容を素直に好感できれば上場来高値の833.5円が視野に入る一方、失望なら過熱の反動が出やすい地合いです。下値は、まず5日線の760円処、その下の724〜750円処に25日線・75日線・200日線と+1σが集まる支持帯があり、ここが下げ止まりのメドになります。この帯を終値で明確に割り込むようだと、目先の強気シナリオはいったん仕切り直しです。

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