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【ピックアップ!】2026年11月6日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

日経平均は3,643円安の57,434円、-5.96%と5日続落しました。TOPIXも232.40ポイント安の3,707.99、-5.90%と、2つの指数の下げはそろって6%近くに達しています。東証プライムで値上がりしたのは21銘柄だけで、値下がりは1,523銘柄と全体の98%を占めました。前日は日経平均が下げてもTOPIXが上げるねじれがありましたが、本日はその逃げ場も消え、ほぼ全面安の一日です。

5日の米国市場は、中間選挙での民主党の勝利を受けてAIデータセンターの建設が抑えられるとの懸念が強まり、NYダウが1,833.06ドル安の51,523.06ドル、-3.44%、S&P500が334.89ポイント安の7,353.73、-4.36%と急落しました。NASDAQ100は1,807.36ポイント安の26,629.81、-6.36%と下げが最も大きく、半導体株の指数は12%を超えて下げたと伝わっています。4日には同じ選挙結果を通商面の追い風として買った米国市場が、翌日はAI投資への逆風として売り直した形です。

東京市場はこの売りを正面から受けました。日経平均は703円安の60,374円で始まり、これがそのまま当日の高値です。寄り付き直後に60,000円を割り込み、前場の中ごろには56,745円まで下げて、下げ幅は一時4,300円を超えました。後場は押し目買いが入ったものの、安値からの戻りは689円にとどまっています。ソフトバンクグループ、アドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロンの4銘柄で約1,162円を押し下げました。売りはAI・半導体関連にとどまらず、33業種すべてが下げ、なかでも食料品、石油・石炭製品、不動産業、非鉄金属の下げが目立ちます。日本たばこ産業は、ロシアで保有する資産を現地企業の一時管理下に置く命令が出たことが嫌気されてストップ安となり、ロシア事業を持つ建機株や商社株にも売りが広がりました。売買代金は12兆4,808億円と前日の11兆7,850億円からさらに膨らみ、3日続けて10兆円を超えています。グロース250も42.34ポイント安の709.12、-5.63%と6日続落で、新興株も買い手を欠きました。信用取引の追加証拠金に絡む売りも出たとみられ、リスクオフが市場の隅々まで及んだ相場でした。

上場来高値を更新したのは6銘柄で、前日の59銘柄から激減しました。上げて引けたのは、デイトナ(+5.36%)とソーダニッカ(+0.59%)の2銘柄だけです。残る4銘柄はザラ場で上場来高値を更新しながら、エービーシー・マート(-4.70%)、加藤産業(-4.65%)、トーセイ(-4.40%)と下げて引け、前日に+6.97%と上げた山崎製パンも-5.92%でした。前日に上場来高値を更新したエービーシー・マートと山崎製パンは本日も名前を残しましたが、終値まで持ちこたえた銘柄はわずかです。時価総額は最大でも7,900億円台で、1兆円を超える銘柄はありません。前日に大型の消費関連・保険・商社まで広がった更新の裾野は、全面安のなかで一気に縮みました。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ソーダニッカ(8158)

日経平均が6%近く下げ、プライム市場の98%が値を下げた日に、上場来高値を更新して前日比プラスで引けました。前日5日の14時20分に発表した中間決算は増益で、通期の利益予想を上方修正して最高益の見通しを引き上げ、増配と自己株式の取得もあわせて発表しています。5日は後場に入って上げ幅を広げ、1,393円まで買われていました。本日はその流れを引き継ぎ、1,440円まで上値を伸ばして9月4日以来、約2か月ぶりに上場来高値を更新しています。高値をつけたのは9時台後半で、商いもこの前場の時間帯に集中しました。後場は売りに押され、終値は1,359円、+0.59%と高値から81円押し戻されています。上ヒゲが実体の2倍を超える長い上ヒゲの陽線です。出来高は25日平均の4.4倍でした。全面安の地合いに逆らって値を保ったことは、決算と株主還元策を評価する買いが本日も続いたことを映しているとみられます。

ここに注目!: 8月3日に取り上げたときは、第1四半期決算を受けて当時の上場来高値1,300円にザラ場で並んだところでした。その後9月4日に1,407円まで更新し、直近1年の上場来高値の更新は本日で6回を数えます。本日の高値は9月の1,407円を2%あまり上回った水準で、上値を大きく切り開いたというより、2か月の足踏みのあとに記録を少し塗り替えた更新です。押し戻された程度を帯の位置で見ると、ザラ場では+3σの1,410円付近を上に抜けたものの、終値は+1σの1,350円付近のすぐ上まで戻っています。帯の中心線は5日前比でほとんど動いておらず、±1σ幅も横ばいです。10月23日から11月4日までは1,255〜1,320円の狭い値幅で推移し、25日線もほぼ水平で、価格帯そのものはまだ切り上がっていません。本日の高値は帯の外への一時的な飛び出しにとどまり、更新を終値で確定させるのは持ち越しになりました。それでも勢いは途切れていません。上場来高値の更新に普段を大きく上回る商いが伴い、終値は10月下旬からの値幅の上限1,320円を上回ったまま引けています。RSI14は60前後、25日線乖離率は+2%台と過熱感もありません。

需給は貸借倍率が5倍台と買残に偏っていますが、買残は出来高25日平均の0.8日分と軽い水準です。自己株式の取得は、株数が減る方向の事実として押さえておきたい点です。上昇が続くとみられるのは、終値で+1σを保ち、帯の中心線が切り上がりへ転じてくる場合です。移動平均線は5日線がなお25日線を下回る混在の形で、ここを上抜けてくれば短期の土台も整います。本日の高値1,440円を終値で上抜けることが、上放れの確定する条件として意識されそうです。5日線・25日線・10月下旬からの値幅の上限が集まる1,310〜1,330円のゾーンを終値で割り込むと、決算を受けた上げは元の値幅へ戻ることになり、11月4日の安値1,255円を下回る場合は上昇基調そのものの見直しが必要です。

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気になる上場来高値間近銘柄

本日の上場来高値更新間近のリストには22銘柄が並びましたが、ザラ場の高値で上場来高値まで5%以内に迫りながら、全面安の地合いに押されて終値で距離を広げた銘柄がほとんどでした。キッコーマンは-8.67%と上場来高値まで13%台、KDDIも-3.62%で9%台の距離まで離れています。上げて引けたのは村上開明堂とソフト99コーポレーションの2銘柄だけです。上場来高値をうかがう形を終値まで保てた銘柄はわずかで、本日はこのカテゴリーでの個別の取り上げを見送ります。

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