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【ピックアップ!】2026年9月4日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

前日の米国市場は3指数がそろって上げ幅を広げました。NYダウは+1.18%の53,686.11ドル、S&P500は+1.06%の7,747.71、NASDAQ100は+1.16%の29,482.32です。2日続けての上昇で上昇率が1%台にそろい、8月末からの下げをまとめて取り返しました。

東京市場もこの流れを引き継ぎます。日経平均は前日終値を284円上回る64,498円で始まり、いったん64,228円まで押す場面はあったものの、その後は水準を切り上げて高値65,182円をつけました。終値は806円高の65,020円、+1.26%と5営業日ぶりの反発です。日中の値幅は954円でした。指数を押し上げたのはソフトバンクグループ、アドバンテスト、ファーストリテイリングで、前日に下落寄与の上位を占めていたファーストリテイリングとアドバンテストが、そのまま反転して指数を支える側へ回っています。

もっとも指数の中身は割れました。TOPIXは1.19ポイント高の4,103.23、+0.03%で、寄り付きの4,116.63が当日の高値です。対照的にグロース250は20.73ポイント高の796.82、+2.67%と高値引けに近い引けとなりました。東証プライムの値上がりは788銘柄、値下がりは712銘柄。日経平均が1%を超えて上げたわりに、銘柄の広がりは限られています。売買代金は8兆3,283億円で、前日の7兆5,770億円から7,500億円あまり増えました。値上がり業種の上位は情報・通信業、非鉄金属、証券・商品先物取引業、電気機器、小売業です。逆に海運業、ゴム製品、鉱業、水産・農林業、電気・ガス業が下げ、前日の相場を支えた三菱商事や三井物産といった商社株も売られました。金利と原油を軸にした前日までの物色から、値がさのハイテク株へ資金が戻った一日です。米国の8月雇用統計の発表は、この日の夜に控えていました。

上場来高値を更新したのは22銘柄で、前日の37銘柄から減りました。最も多かったのは銀行業の4銘柄で、ふくおかフィナンシャルグループ、八十二銀行、宮崎銀行、名古屋銀行が並びます。次いで情報・通信業が3銘柄、食料品、建設業、化学、機械、サービス業が2銘柄ずつと、業種は散らばりました。前日は銀行業だけで15銘柄と全体の4割を占めていましたから、金融への一極集中は解けています。時価総額1兆円を超えたのは5社で、上位はMS&ADインシュアランスグループホールディングスの7.51兆円、日本郵政の6.87兆円、日本郵船の2.89兆円でした。上昇率の首位はビーエイブルの+8.73%、次いでノースサンドの+6.99%、エア・ウォーターの+5.95%です。

目を引くのは、22銘柄のうち10銘柄が前日比マイナスで引けたことです。前日は37銘柄中2銘柄しかありませんでした。下げの大きかったのは前日に急騰したティアフォーの-19.61%と、ダイナミックマッププラットフォームの-15.85%で、この2銘柄はザラ場で上場来高値を更新しながら大きく崩れています。指数が反発した日に、高値を更新した銘柄の側では引けまで買いが続かなくなりました。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

エア・ウォーター(4088)

同社は9月22日に臨時株主総会を開きます。議案は監査等委員会設置会社への移行に伴う定款の一部変更と取締役の選任などで、不正会計の発覚後に進めてきたガバナンス再構築の総仕上げにあたります。これに対し、3日にISS、4日にグラス・ルイスが全議案への賛成を推奨するレポートを出したと、会社側が2日続けて公表しました。本日は買いが優勢で、3,025円まで上値を伸ばして上場来高値を更新しています。終値は169円高の3,010円で、値幅の8割を実体が占める大陽線となりました。高値をつけたのは14時台で、後場に入ってから水準を切り上げた一日です。出来高は25日平均の3倍を超え、更新にはしっかりと商いが伴いました。前回の更新は6月25日で、2か月あまりぶりの取り直しです。6月23日に取り上げたときは、ボリンジャーバンドの±1σ幅が5日前の半分まで縮んだスクイーズからの上放れで、下値の目安として2,500円を挙げていました。8月下旬には、その2,500円を下回る場面がありました。安値は2,473〜2,485円の狭い範囲にとどまり、週明けから切り返して上放れをやり直したのが直近の動きです。

ここに注目!: 当時と正反対になったのが帯の状態です。±1σ幅は5日前の2.7倍まで広がった拡張中で、帯そのものも5日前比で+1%台の切り上がりとなっています。株価が飛んだだけでなく、価格帯ごと持ち上がりました。終値3,010円は+3σの2,940円付近も上回っています。当時求めていた出来高を伴う追随という条件は、25日平均の3倍を超える商いという形でひとまず満たされました。25日線乖離率は+16%台、RSI14は80前後と数値は高い水準にありますが、株価が+2σより上を歩いているあいだは、この数字そのものが上昇の否定にはなりません。押し安値は8月28日の2,480円から5営業日続けて切り上がっており、崩れの兆しは今のところ出ていません。土台の面には課題が残ります。移動平均線の並びは混在で、25日線が75日線をわずかに下回ったままです。両者はどちらも2,580円付近まで接近しているので、25日線が上抜けてくれば腰の据わった上昇への移行が見込めます。一目均衡表は三役好転が成立し、株価は雲の上にあります。信用面では買残が出来高25日平均の0.7日分と軽く、上値の重しになるほど積み上がってはいません。株価が真空地帯に入ったぶん上方に戻り売りの出やすい価格帯は見当たらず、値動きの手掛かりは帯と移動平均線に絞られます。上昇が続いていると見るうえでの目安は、終値で+2σの2,820円付近を保てるかどうかです。これを割り込んで+1σの2,700円付近まで戻すようだと、上げの角度はいったん緩みます。25日線と75日線が重なる2,580円付近まで引き戻される展開になれば、8月末からの上昇そのものを見直すことになります。臨時株主総会までは3週間弱あり、そこまでは議案の行方をめぐる思惑が値動きに乗りやすい状態が続きそうです。

ノースサンド(446A)

昨年11月に上場したコンサルティング会社です。上場から本日で192営業日と200日線もまだ引けていない若さながら、この間の上場来高値の更新はすでに14回を数えます。本日は上に窓を開けて2,247円で始まると、前場のうちに2,350円まで買われて高値を取り直しました。ただ上値は続かず、終値は151円高の2,312円と、高値から40円近く戻したところでの引けです。前回の更新は9月1日で、そのときの2,219円をわずか3営業日で塗り替えました。更新のテンポは落ちていません。出来高は25日平均の1.5倍と、商いも普段より膨らんでいます。上場からの安値976円と比べると、株価はすでに2倍を超える水準にあります。

ここに注目!: ボリンジャーバンドの中心線は5日前比で+7%台の切り上がりで、価格帯そのものが1週間で大きく持ち上がりました。±1σ幅は横ばいですから、帯の形を変えないまま帯ごと上へ移動している状態です。上昇の速度という点では、この+7%台という数字が本日の値動きを最もよく表しています。ただし本日のザラ場高値2,350円は+2σを上抜けたものの、終値2,312円は+2σの2,330円付近をわずかに下回りました。帯の外への上放れは、終値ではまだ確定できていません。ここから終値で+2σを上抜けられるかどうかが、目先の見どころになります。25日線乖離率は+22%台、RSI14は80近辺と数値は高いところにありますが、帯の位置が切り上がりを続け、高値更新に出来高が伴っているあいだは、崩れの兆しとは言えません。留意しておきたいのは値動きの荒さと需給です。平均値幅率は4%台と、日々の振れ幅が大きい銘柄です。上場から日が浅いぶん上値の目安になる過去の価格帯が存在せず、値が飛びやすい状態が続いています。信用面では貸借倍率が59倍台と買残に大きく偏り、買残は出来高25日平均の3日分にあたります。伸び悩む場面では、この買残が上値の重しとして意識されそうです。下値では、本日開けた窓の下限2,220円付近と5日線の2,190円付近が近い水準に並びます。この2,190〜2,220円のゾーンを終値で保てているうちは、本日の上放れは有効と見てよいでしょう。ここを割り込んで9月3日の安値2,076円まで戻すようだと、直近の上昇は仕切り直しです。さらに25日線の1,890円付近は現値から2割近く下にあり、そこまでの下落は押し目ではなく上昇の流れ自体を見直す水準になります。なお来週11日には決算発表を予定しており、値動きが振れやすい時期に入ります。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ライフコーポレーション(8194)

首都圏と近畿圏で食品スーパーを展開する同社の株価が、2月13日につけた上場来高値2,806円まで1%を切るところへ迫ってきました。本日は2,788円まで買われ、終値は10円高の2,782円と3日続伸です。もっともこの2,788円は前日の高値と同値で、2営業日続けて同じところで上値を抑えられた形です。出来高は25日平均の1.1倍と平常の範囲にとどまり、日中の値幅も50円ほどでした。大きな商いを伴った急伸ではなく、じりじりと水準を上げる静かな上昇が続いています。直近1年で上場来高値を更新したのは3回で、最後の更新が2月13日です。以来半年あまり、この水準は超えられていません。6月10日に更新間近として取り上げたときは上場来高値まで3%弱の距離がありましたが、それが1%弱まで縮まりました。値上がり業種の上位に小売業が入っており、地合いの後押しも受けた一日です。

ここに注目!: 上場来高値2,806円という値段には、もうひとつの顔があります。ボリンジャーバンドの+2σが2,806円付近にあり、過去の高値と帯の上限がほぼ同じ場所で重なっているのです。この水準を上抜けることは、上場来高値の更新であると同時に、株価が帯の外へ出ることも意味します。帯は±1σ幅が横ばいで、中心線は5日前比で+1%台の切り上がりです。急な拡張ではなく、帯ごとゆっくり持ち上がる形が続いています。勢いを測る数値はいずれも落ち着いており、25日線乖離率は+5%台、RSI14は70前後、平均値幅率は2%を下回ります。過熱と呼べる水準ではなく、上値を追ううえでの伸びしろはむしろ残っています。より目を引くのは需給です。貸借倍率は1倍を割り込み、売残が買残を上回る売り長の構造になっています。買残は出来高25日平均の0.2日分しかなく、上値で重しになる買い建てはほとんど積み上がっていません。上場来高値を目前にして売り方が残っている状態なので、この水準を株価が上抜けた場合には、買い戻しが上昇を後押しする可能性があります。上昇が続くと見るうえでの目安は、押し安値の切り上がりが途切れないことです。8月28日の2,649円から本日の2,737円まで、安値は5営業日続けて切り上がってきました。終値では、5日線と+1σが重なる2,720〜2,740円のゾーンを保てているかどうかが確認点になります。一方で土台にはまだ整い切っていないところがあり、移動平均線の並びは混在です。6月に取り上げたときも25日線が長期線を上抜けるのを待ちたい局面でしたが、そこは変わっていません。75日線が200日線をわずかに下回ったまま、両者は2,560円台で接近しています。ここが上抜けてくれば、長期の並びも整います。下値の目安は25日線の2,640円付近ですが、そこまで押す展開になれば、8月末からの上昇はいったん仕切り直しになります。

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