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【ピックアップ!】2026年6月17日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は37銘柄でした。
東京市場は連日の最高値更新を続けています。日経平均は前日比497円高の69,902円と5営業日続伸し、終値ベースで史上最高値を更新しました。ザラ場では一時70,125円まで買われ、取引時間中の最高値も塗り替えています。TOPIXも前日比22.09ポイント高の4,013.23と続伸し、終値ベースで初めて4,000台に乗せました。東証プライムの騰落は値上がり931に対して値下がり578と、値上がりが全体の約6割を占めており、前日まで広がっていた指数高・中身安の歪みは本日いったん解消しています。指数の上昇と物色の広がりが、久しぶりに同じ方向を向いた一日でした。

目を引いたのは、前日の米国市場との連動を断ち切る形で半導体関連が一段高となった点です。前日の米国市場はNYダウが+0.64%と小幅高だった一方、ハイテク色の濃いNASDAQ100は-1.89%、S&P500も-0.57%と下落しており、米ハイテク株安をそのまま引き継いでもおかしくない地合いでした。それにもかかわらず東京市場では半導体製造装置を巡る個別の手掛かりに反応して関連株が買い上げられ、レーザーテックが+13%超、ニチコンも+13%超、イビデンが+6%超と値を飛ばしました。外部要因に追随したというより、日本市場が独自の強さを発揮した格好です。

本日上場来高値を更新した37銘柄を見渡すと、物色の中心は明確に半導体・電子部品の電気機器と、半導体製造装置を含む機械でした。レーザーテック・ウシオ電機・ヨコオ・パナソニックホールディングスといった電気機器に、荏原製作所・日本トムソン・ツガミ・三菱化工機・キッツなど機械が大量に名を連ね、この2業種だけで更新銘柄の半数近くを占めています。これに日本碍子・日本特殊陶業・フジミインコーポレーテッドのガラス・土石製品、日機装・長野計器・セイコーグループの精密機器、日産化学・旭有機材の化学が続き、いずれもAI・半導体の設備投資に連なる景気敏感・テーマ株です。前日に強まった半導体・機械・素材への資金回帰が、本日さらに鮮明になりました。一方、前日まで相場の軸だった金融は、滋賀銀行・日本取引所グループ・T&Dホールディングスが更新銘柄に顔を出したものの、いずれも前日比マイナスで引けており、ザラ場の高値を売られる弱さが目立ちました。指数面では値嵩のファーストリテイリングも上場来高値を更新し、大型株が牽引役を担っています。

売買代金は東証プライムで約10.4兆円と高水準を保ちましたが、ここ数日の11〜12兆円台からはやや細りました。記録的な急騰が続いたあとだけに、利益確定を交えつつ半導体・機械へ資金を入れ替える、選別を伴ったリスクオンと整理できます。新興のグロース250は前日比1.88ポイント安の712.43と小反落し、資金が大型の値嵩株とテーマ株に偏る構図は本日も変わっていません。もっとも、東証スタンダード市場指数は前日比+0.91%と日経平均・TOPIXをともに上回って引けており、大型株と半導体が主導し値嵩株に資金が集中した地合いを思えば、やや珍しい動きでした。グロース250が小反落する一方でスタンダードが相対的に堅調だったことは、指数を押し上げた主力株とは別に、中小型株の一角へも選別的な買いが入っていたことをうかがわせます。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

レーザーテック(6920)

半導体製造装置のASMLがAI需要を背景に生産能力を拡大している、との報道が朝方に伝わったことが急騰の引き金でした。EUV向けのマスク欠陥検査装置で圧倒的なシェアを握る同社は、その恩恵を最も直接的に受けるとの見方から、業績期待の買いが集中しています。寄り付きこそ前日終値を下回って始まったものの、そこからは押し目らしい押し目もなく買い上げられ、前場のうちに52,980円まで急騰。後場も高値圏を保ったまま52,700円で引け、上場来高値を大きく塗り替えました。始値近辺を安値に高値引け近くまで一気に駆け上がった大陽線で、出来高も25日平均比2倍超に膨らんでいます。前日は利益確定に押されていただけに、出来高を伴って二日ぶりに上場来高値を奪回した意味は小さくありません。

ココに注目!:ボリンジャーバンドは+3σを完全に上抜け、帯域も急拡張中で、ボラティリティの高まりがはっきりと出ています。25日線乖離率は+28%超まで開き、平均値幅率も5%を超えてきました。日々の値幅が荒くなりやすい状態にあり、過熱感は相当に強いと見ておくべきです。もっとも、RSI14は70手前と、価格の勢いほどには振り切れていません。現実的に検討しうる押し目は、5日線が位置する46,000円台や+2σの48,000円台付近への戻りです。25日線は41,000円台と現値から2割以上も下にあり、そこまで沈む展開は浅い押し目ではなく、上昇トレンドそのものの調整入りを意味する水準と捉えるべきです。短期では、6月15日に開けた窓の上限である45,460円を終値で割り込まないうちは強気を維持しやすく、ここを明確に下回ると過熱解消の調整が本格化しやすいと意識されます。

タムロン(7740)

前日の取引終了後に飛び出した株主還元方針の刷新が、一日分の買いを一気に呼び込みました。配当予想の引き上げに加え、新たな中期経営計画の策定、長期目標の上方修正、追加還元の方針までが同時に示され、好感した買いが夜間のPTSで2割超の急騰となって、その勢いがそのまま寄り付きへ持ち込まれた格好です。本日は前日終値を3割近く上回る1,303円で寄り付き、一時1,223円まで利益確定に押される場面はあったものの、すぐに切り返して1,325円まで上値を伸ばし、上場来高値を更新しました。引けにかけてはやや上げ幅を縮めて1,280円で取引を終えています。同社が上場来高値を付けるのは2024年9月以来で、長らく上値を抑えてきた1,150〜1,220円のゾーンを、たった一日で力ずくで突き抜けた点に勢いの強さがにじみます。

ココに注目!:着目したいのは本日空けた大きな上昇窓です。窓の上限である1,223円は、2024年につけた上場来高値とほぼ同値であり、ここで踏みとどまったことは過去の上場来高値が意識されたものと思われ、この1,223円前後が支持帯として機能するかどうかが今後の焦点です。ボリンジャーバンドは+3σを大きく超え、帯域は5日前比で3倍以上に急拡張、RSI14も79前後と、テクニカルは軒並み振り切れています。窓を一気に駆け上がった分、5日線・25日線はまだ1,050円前後で密集し、現値とは大きく離れたままです。短期の過熱は明らかで、上述した通りまずは1,223円の窓上限が支えられるかが焦点です。その下の1,039円までの窓を終値で埋めるところまで沈むようなら、本日の上放れ自体を仕切り直す展開も覚悟しておく必要があります。

ネクステージ(3186)

2月以来、約3か月半ぶりとなる上場来高値更新です。このところ3,500〜3,800円のもみ合いを上抜け切れない展開が続いていましたが、本日は寄り付き後から買いが優勢となり、後場に入って上値追いに弾みがつくと4,045円まで一気に伸ばしました。終値も高値に近い3,960円、出来高は25日平均比3倍超と、これまでの保ち合いを明確に上放れた一日です。特段の新規材料は見当たりませんが、強い地合いのなかで中小型のモメンタム株に資金が向かいやすかったことが、上放れを後押しした面はありそうです。需給面では信用の売残が買残を大きく上回り、貸借倍率は0.4倍を下回っています。上値で戻り売りに押されにくく、踏み上げ的な買い戻しが入りやすい構造が、本日の伸びを支えた可能性があります。

ココに注目!: ボリンジャーバンドは終値でかろうじて+3σに乗せていますが、帯域自体は横ばいで、25日線乖離率は+8%台、RSI14も64前後と、価格水準のわりに過熱はさほど進んでいません。+3σ超えは帯域が締まっているがゆえの一時的なもので、上値余地はまだ残るとも読めます。保ち合いを出来高を伴って上抜けた点を重視すれば、トレンド継続が期待できる場面です。押し目を考えるなら、5日線が通る3,700円前後から、上抜けの起点となった25日線の3,650円付近までのゾーンが狙い目です。この25日線は、接近すれば拾い場として意識される一方、終値で明確に割り込んで戻せないようなら上放れの見立てが外れたと判断すべき水準でもあります。なお本日の寄り付きの窓は数円程度と狭く、支持帯としては当てにできないため、浅い押し目の目安にはならないでしょう。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

トレジャー・ファクトリー(3093)

ザラ場で上場来高値の2,169円まであと4円、距離にして1%にも満たないところまで肉薄しました。リユース大手として息の長い上昇を続けてきた同社が、いよいよ最高値圏に手を掛けてきた格好です。本日は前場に2,165円まで買われて高値を付けたものの、そこで利益確定に上値を抑えられ、引けにかけては2,110円まで水準を切り下げています。上ヒゲを残して高値圏での攻防となり、最高値の壁の手前で一度跳ね返された一日でした。終値ベースでは前日比1%程度の小幅高にとどまりましたが、出来高は25日平均を上回り、最高値更新をうかがう関心の高さはのぞいています。直近に目立った新規材料は見当たらず、これまでの上昇基調の延長線上にある動きです。

ココに注目!:ボリンジャーバンドは+2σから+3σの過熱圏にあり、帯域も拡張中、RSI14は73前後と、短期的な過熱は否めません。需給面では信用買残が売残を大きく上回り、貸借倍率は16倍を超えています。上値では買残の整理に伴う戻り売りが出やすい一方、買残回転日数は出来高3〜4日分程度で、まだ極端に重いわけではありません。最大の焦点は、終値で2,169円を明確に上抜けられるかどうかです。出来高を伴って上抜ければ、上方に節目のない真空地帯へ入るため一段高が期待できます。逆に本日のように高値で跳ね返される展開が続くなら、5日線の2,000円台前半や+2σ付近、さらに押すなら25日線の1,850円台までの調整も想定しておきたいところです。

CEホールディングス(4320)

派手さはありませんが、日々の値幅を抑えながら着実に水準を切り上げてきた銘柄です。本日も前日比1%台の上昇で、終値1,818円は10年来の高値を更新する水準。上場来高値の1,900円までは、終値ベースであと4%台に距離を詰めてきました。医療情報システムを手掛ける同社の株価はこの1年でおよそ3倍となっており、長期の上昇基調は明らかです。本日は寄り付きから底堅く推移し、ザラ場では1,859円まで上値を伸ばす場面もありました。新規の手掛かりが乏しいなかでも売られずに上値を試す粘り強さが、現在の強さを物語っています。

ココに注目!: 際立つのはボラティリティの低下です。平均値幅率は2%台と小さく、ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前のおよそ半分にまで収縮しています。高値圏で値動きが穏やかになっている、いわゆるスクイーズの状態で、近く上下どちらかに大きく振れる前触れとも読めます。一方でRSI14は76前後と過熱しており、200日線からの乖離も6割を超えるなど、長い目で見た過熱感は相当なものです。需給面では信用買残が出来高の11日分を超えて積み上がっており、買残の整理が重い水準にある点には留意が必要です。当面の分岐点は、終値で上場来高値の1,900円を上抜けられるかどうか。抜ければ収縮したエネルギーが上放れに転じる期待が持てます。押し目としては5日線の1,700円台前半や25日線の1,650円台が意識され、逆にボリンジャーバンドを下放れて25日線を終値で割り込むようなら、目先は調整に傾きやすくなります。

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