PR

【ピックアップ銘柄検証】上場来高値を更新した銘柄のその後は?7月第4週の注目株「その後の明暗」

ピックアップ銘柄

今週の相場概況と振り返り

今週の東京市場は、5営業日で約4,900円のレンジを描きながら、週間ではほとんど動かないという奇妙ともいえる着地で終えました。週明け7月27日は中東を巡る地政学リスクの後退を好感して日経平均が64,931円まで反発し、TOPIXは4,066.26ptと今週の高値を付けています。東証プライムの値上がりが1,397銘柄に対し値下がりは139銘柄という全面高でした。ところが翌28日、韓国市場の急落とサーキットブレーカー発動をきっかけに半導体売りが雪崩に変わり、日経平均は2,566円安の62,365円へ急反落。29日にはザラ場で60,448円と今週の安値を付け、下げ幅は一時1,900円を超えました。それでもこの日のTOPIXは上昇して引けており、崩れたのは値嵩の半導体・AI関連という一点だけでした。30日はアドバンテストの業績予想上方修正を手掛かりに反発したものの、今度はTOPIXが下落して構図がそっくり裏返りました。そして31日、日経平均は2,494円高の64,362円と急騰し、ザラ場では65,364円と今週の高値を付けています。結局、週末終値は前週末比249円安の-0.39%。TOPIXは8.01pt安の4,003.30pt(-0.20%)、グロース250は0.15pt安の685.97pt(-0.02%)と、3指数そろって「ほぼ変わらず」で7月を終えました。動いたのはボラティリティだけです。

米国市場は日本とは逆に、週間で3指数そろって上昇しました。NYダウは前週末比537.78ドル高の52,485.03ドル(+1.04%)、S&P500は77.74pt高の7,489.72pt(+1.05%)、NASDAQ100は145.86pt高の28,274.20pt(+0.52%)です。ただし道のりは平坦ではありませんでした。29日には米連邦公開市場委員会が政策金利の据え置きを決めたことがかえってインフレ対応の遅れへの懸念を呼び、原油高も重なってNYダウが-2.19%と急落、NASDAQ100は27,176.03ptまで売られています。流れを変えたのは30日のマイクロソフトの決算でした。クラウド事業の成長が市場予想を上回り、AI投資の回収を巡る過度な懸念が後退したことで、同社株は一時17%上昇し、半導体製造装置大手の好決算も重なって半導体関連株が総じて買い戻されています。この熱がそのまま31日の東京へ持ち込まれた形です。

もっとも、日本市場には固有の重しもありました。政府・日銀は30日夜に3カ月ぶりとなる円買い為替介入に動き、円は対ドルで一時5円急騰しています。日銀は31日の金融政策決定会合で政策金利1.0%程度の据え置きを決定し、展望レポートでは2026年度の成長率見通しを引き上げました。予想通りの据え置きではありましたが、それを織り込んで買われていた銀行・証券には利益確定売りが出ています。7月の日経平均は月間で8%を超える下落と4カ月ぶりのマイナスとなった一方、TOPIXは4カ月連続の上昇でした。指数と中身の食い違いは、一日単位でも月間でも同じ形で繰り返されています。来週は8月3日のISM製造業景気指数、4日のアドバンスト・マイクロ・デバイセズの決算、7日の米雇用統計と、半導体の戻りが本物かどうかを測る材料が続きます。

YE DIGITAL(2354)

7/21に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
取り上げた後、株価はさらに二段階の吹き上がりを見せました。22日にザラ場1,496円まで買われて終値1,220円へ叩き落とされ、24日には1,600円で高値引け。そして週明け27日、寄り付き1,640円から一気に1,698円まで買われて上場来高値を更新しています。この1,698円が、現時点での上場来高値となりました。ところがこの日はそこから同日中に1,350円まで叩き売られ、大陰線で引けています。翌28日の半導体急落にも巻き込まれ、30日には1,162円まで下落。今週末終値は1,235円で、取り上げ翌日の始値1,365円からは-9.52%となりました。取り上げ時点で「時価総額の小さい銘柄だけに反動安が出れば下げも速くなりやすい」と警戒した通りの展開です。一方で、1,120〜1,130円処の窓埋めまでは到達せず、その手前で下げ止まった点は想定より底堅い動きでした。

今後の視点:過熱の解消という点では、取り上げ時に描いた道筋がほぼそのまま進みました。25日線乖離率は+54%台から+21%台へ縮み、RSI14も80超から56前後まで低下しています。何より、当時「25日線が75日線を上抜けてくれば腰の据わった上昇への移行が期待できる」と書いた条件が、今週末時点で満たされました。移動平均線の並びは混在からパーフェクトオーダーへ変わり、一目均衡表の三役好転も続いています。ボリンジャーバンドは±1σ幅が横ばいながら帯そのものは5日前比で7%台の切り上がりとなっており、下向きの帯ではありません。ただし平均値幅率が14%台と極端に荒く、日々の値幅が180円前後に達する銘柄である点は常に頭に置く必要があります。信用買残は出来高25日平均の0.5日分と軽く、上値に滞留した買いが重石になる状態ではありません。もし来週この銘柄を検討するなら、7月30日の安値1,162円と7月21日の窓の上限1,192円(上記チャートの水平のオレンジの線)が重なる1,160〜1,190円のゾーンで再び下げ止まりを確認できた場面が考えられます。一方、窓の下限1,128円(上記チャートの水平の青い線)を終値で下回る場合は窓埋めが完了したうえでさらに下押しする動きとなり、上昇シナリオの継続を見直す水準になります。その先は25日線の1,010円台まで目立った支えが乏しく、そこまで戻る展開は押し目ではなく7月の急騰そのものの終了を意味します。

KPPグループホールディングス(9274)

7/22に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
取り上げ時に示した押し目の目安が、そのまま機能した一週間でした。前週7月22日に終値1,109円で取り上げた際、「5日線と当日の安値、そして7月17日の高値が重なる1,080〜1,090円処まで押した場面が一つの目安」と書きましたが、株価は24日に1,080円、29日に1,079円と、二度にわたってこのゾーンで下げ止まっています。しかも二度目の反発は日経平均が930円安と崩れた29日のことで、指数の急落を横目に押し目を拾われた形です。そして30日には1,124円まで買われて高値引けとなり、上場来高値を更新しました。今週末終値は1,110円。取り上げ翌日の始値1,110円からちょうど変わらずですが、この間に日経平均が一時60,448円まで売られたことを踏まえれば、値動きの安定という点でむしろ際立った銘柄です。31日の急騰日には逆に売られており、指数を動かした層とはまったく別の需給で動いていることがうかがえます。

今後の視点: トレンドの土台は取り上げ時から崩れていません。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転を維持し、終値はボリンジャーバンドの+1σと+2σのあいだにあります。25日線乖離率は+7%台から+4%台へ落ち着き、RSI14も60前後と、過熱を意識する水準ではありません。ボリンジャーバンドは±1σ幅がほぼ横ばいのまま帯が5日前比で1%台の切り上がりとなっており、取り上げ時と同じ「帯ごと水準を持ち上げていく型」の上昇が続いています。平均値幅率も2%台と落ち着いており、値動きの荒さを警戒する必要は薄い銘柄です。信用買残は出来高25日平均の0.8日分と軽いまま、貸借倍率も3倍台で取り上げ時からほぼ変わっていません。需給が一方向に偏らないまま高値を更新してきたことになります。来週は8月7日に決算発表を控えており、来年3月末までの自己株式取得と併せて、株主還元と資本効率の強化がどこまで数字に表れるかが目先の焦点です。もし来週この銘柄を検討するなら、25日線と二度機能した安値が重なる1,060〜1,080円(上記チャートの水平の青い線)の支持帯まで押した場面が考えられます。一方、この支持帯を終値で明確に割り込む場合は上昇シナリオの継続を見直す水準となり、その下は75日線と一目均衡表の雲の上端が集まる1,000円付近が次の下値メドになります。逆に7/30につけた現時点での上場来高値1,124円(上記チャートの水平のオレンジの線)を上へ抜けてくれば上昇基調に変化はなしとみて取れます。

京葉銀行(8544)

7/23に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
取り上げ後の展開は、上昇と反落がきれいに前後半で分かれました。前週7月23日に終値2,778円で取り上げたあと、24日は2,844円で高値引け、週明け27日には寄り付きから買われて2,972円まで上値を伸ばしています。日銀の早期利上げ観測を追い風にした銀行株買いが、この日まで続いた形です。ところが28日以降は方向が反転し、資金は金融から食品・小売へと抜けていきました。30日には2,652円まで下落し、取り上げ時に「最初の押し目の目安」として挙げた2,640〜2,670円の水準に到達しています。そして31日、日銀が政策金利の据え置きを決めると、据え置きを織り込んで買われていた分の利益確定売りが出て、ザラ場高値2,790円から2,595円まで売られる長い上ヒゲの陰線となりました。今週末終値は2,650円で、取り上げ翌日の始値2,765円からは-4.16%です。取り上げ時に「そこを終値で割り込めば後場の上昇が一時的なものだったことになり、さらに25日線まで戻せば仕切り直し」と書いた通り、2つ目の水準まで戻ってきたことになります。

今後の視点: 週末終値2,650円に対して25日線は2,647円付近と、乖離率はほぼゼロまで縮みました。RSI14も50前後と完全な中立で、23日時点にあった過熱感は跡形もありません。ただしトレンドが壊れたわけではなく、移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転を保っています。ボリンジャーバンドは±1σ幅が横ばいながら帯が5日前比で2%台の切り上がりとなっており、下向きに転じた帯ではありません。平均値幅率は4%台と、日々の値幅は取り上げ時よりやや荒くなっています。信用面では売残が増加して貸借倍率が8倍台から6倍台へ低下し、買残回転日数も1.4日分と軽い水準です。買い方の重さが増したわけではなく、むしろ両建て的に売りが積み上がった状態といえます。25日線がそのまま支えとして働くかどうかが、来週の最初の確認点です。もし来週この銘柄を検討するなら、25日線と7月31日の安値が重なる2,595円(上記チャートの水平のオレンジの線)〜2,650円のゾーンで下げ止まりを確認できた場面が考えられます。一方、一目均衡表の雲入りであり、7/17の安値でもある2,435円(上記チャートの水平の青い線)を終値で下回る場合は三役好転そのものが崩れ、7月からの上昇シナリオの継続を見直す水準になります。

三井松島ホールディングス(1518)

7/24に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
急騰銘柄としては珍しく、今週はほとんど値幅を出さずに高値圏で横ばいを続けました。前週7月24日に終値2,241円で取り上げたあと、週明け27日に2,403円まで買われて上場来高値を更新。この日はザラ場で2,207円まで押す場面もありましたが、そこから切り返して2,381円で引けています。以降は28日の安値2,257円、30日の安値2,288円と下値を切り上げ、指数が急落した28日も急騰した31日も、株価はおおむね2,280〜2,400円の範囲に収まりました。今週末終値は2,326円で、取り上げ翌日の始値2,240円からは+3.84%です。取り上げ時には「当面の節目は+3σの2,070円付近、その下が窓の下限にあたる1,953円」と下値の目安を並べましたが、実際にはそのどちらも試されませんでした。7月22日の取引終了後に発表された今期業績予想の上方修正と大幅増配、綿棒メーカーの子会社化を評価した買いが、地合いの上下を遮断した格好です。

今後の視点:過熱の冷まし方が、他の急騰銘柄とは対照的でした。25日線乖離率は+42%台から+33%台へ縮んでいますが、これは株価が下げたからではなく、25日線が急速に追い付いてきたことによるものです。実際、25日線は1,570円台から1,740円台まで切り上がり、ボリンジャーバンドの帯そのものも5日前比で10%を超える切り上がりとなっています。株価の位置も+3σ超えから+1σと+2σのあいだへ下がりました。ただしRSI14は依然81前後と過熱圏にあり、ボリンジャーバンドは拡張中で、平均値幅率も5%に迫る水準です。値動きの荒さが解消したわけではありません。信用面では売残が2倍近くに増えて貸借倍率が3倍台から2倍台へ低下し、買残回転日数は1.6日分と軽いままです。高値警戒の売りが入りつつも、買い方が滞留しているわけではない状態といえます。上方は上場来高値2,403円(上記チャートの水平のオレンジの線)とボリンジャーバンドの+2σ 2,420円付近が重なる2,400円台前半が最初の抵抗帯です。もし来週この銘柄を検討するなら、取り上げ後に二度下値を支えた2,185〜2,210円(2,185円、上記チャートの水平の青い線)のゾーンまで押した場面が考えられます。一方、このゾーンを終値で明確に割り込む場合は7月24日の窓の内側に入り、値動きの薄い真空地帯を通って1,953円の窓埋めが視野に入るため、上昇シナリオの継続を見直す水準になります。25日線の1,740円台までの下落は押し目ではなく、増配を評価した上昇そのものの終了を意味する下値メドとして見ておくべきでしょう。

信用取引は格安手数料の楽天証券
松井証券の魅力、まずはお試しください。

日々のリスト更新の励みになります!応援ポチッとお願いします

【上場来高値ウォッチ】週次パフォーマンス

先週上場来高値を更新した銘柄が、その後どのような軌跡を辿ったのかを数値化して振り返ります。
※上場来高値を更新した銘柄のパフォーマンスを事後検証するものであり、売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

週次パフォーマンス表(7/21〜7/24紹介分)

銘柄コード 銘柄名 出現日 出現翌日始値 7/31終値 騰落率 損益額 7/31までの
最高値
騰落率 7/31までの
最安値
騰落率 出現日
52週ATH回数
2354.T YE DIGITAL 7/21 1,365 1,235 -9.52% -130 1,698 +24.40% 1,162 -14.87% 1回
2674.T ハードオフコーポレーション 7/21 2,869 2,901 +1.12% 32 3,095 +7.88% 2,744 -4.36% 14回
2805.T ヱスビー食品 7/21 6,130 6,600 +7.67% 470 6,870 +12.07% 5,760 -6.04% 43回
2809.T キユーピー 7/21 4,588 4,553 -0.76% -35 4,888 +6.54% 4,395 -4.21% 22回
296A.T 令和アカウンティング・ホールディングス 7/21 902 857 -4.99% -45 998 +10.64% 857 -4.99% 7回
3091.T ブロンコビリー 7/21 2,450 2,694 +9.96% 244 2,908 +18.69% 2,333 -4.78% 1回
3151.T バイタルケーエスケー・ホールディングス 7/21 1,668 1,676 +0.48% 8 1,727 +3.54% 1,623 -2.70% 18回
3191.T ジョイフル本田 7/21 2,287 2,493 +9.01% 206 2,545 +11.28% 2,255 -1.40% 2回
3708.T 特種東海製紙 7/21 2,133 2,086 -2.20% -47 2,188 +2.58% 2,064 -3.23% 11回
3946.T トーモク 7/21 4,465 4,515 +1.12% 50 4,750 +6.38% 4,415 -1.12% 28回
3950.T ザ・パック 7/21 1,435 1,451 +1.11% 16 1,477 +2.93% 1,420 -1.05% 1回
428A.T サイプレス・ホールディングス 7/21 1,400 1,360 -2.86% -40 1,420 +1.43% 1,315 -6.07% 28回
4634.T artience 7/21 4,580 4,460 -2.62% -120 4,635 +1.20% 4,415 -3.60% 11回
4665.T ダスキン 7/21 4,504 4,447 -1.27% -57 4,752 +5.51% 4,380 -2.75% 14回
6098.T リクルートホールディングス 7/21 12,500 12,550 +0.40% 50 13,320 +6.56% 11,905 -4.76% 8回
6178.T 日本郵政 7/21 2,418 2,382 -1.51% -36 2,540 +5.00% 2,375 -1.80% 14回
6237.T イワキポンプ 7/21 4,885 5,150 +5.42% 265 5,260 +7.68% 4,405 -9.83% 12回
7175.T 今村証券 7/21 1,634 1,708 +4.53% 74 1,880 +15.06% 1,565 -4.22% 1回
7184.T 富山第一銀行 7/21 2,930 2,911 -0.65% -19 3,210 +9.56% 2,831 -3.38% 28回
7322.T 三十三フィナンシャルグループ 7/21 1,946 1,910 -1.85% -36 2,074 +6.58% 1,800 -7.50% 56回
7389.T あいちフィナンシャルグループ 7/21 1,827 1,737 -4.93% -90 1,885 +3.17% 1,642 -10.13% 44回
8346.T 東邦銀行 7/21 875 860 -1.71% -15 938 +7.20% 834 -4.69% 12回
8386.T 百十四銀行 7/21 2,860 2,846 -0.49% -14 3,025 +5.77% 2,693 -5.84% 11回
8393.T 宮崎銀行 7/21 2,375 2,339 -1.52% -36 2,570 +8.21% 2,223 -6.40% 31回
8566.T リコーリース 7/21 6,790 6,720 -1.03% -70 6,890 +1.47% 6,470 -4.71% 28回
8630.T SOMPOホールディングス 7/21 6,846 7,113 +3.90% 267 7,413 +8.28% 6,794 -0.76% 32回
9069.T センコーグループホールディングス 7/21 2,210 2,206 -0.20% -4 2,274 +2.90% 2,141 -3.12% 7回
9278.T ブックオフグループホールディングス 7/21 2,595 2,816 +8.52% 221 2,869 +10.56% 2,461 -5.16% 9回
9304.T 澁澤倉庫 7/21 2,119 1,819 -14.16% -300 2,119 +0.00% 1,662 -21.57% 54回
9433.T KDDI 7/21 2,868 2,921 +1.85% 53 3,121 +8.82% 2,820 -1.67% 15回
9735.T セコム 7/21 6,635 6,882 +3.72% 247 7,224 +8.88% 6,618 -0.26% 11回
2354.T YE DIGITAL 7/22 1,233 1,235 +0.16% 2 1,698 +37.71% 1,162 -5.76% 2回
296A.T 令和アカウンティング・ホールディングス 7/22 915 857 -6.34% -58 944 +3.17% 857 -6.34% 8回
3480.T ジェイ・エス・ビー 7/22 9,000 8,960 -0.44% -40 9,230 +2.56% 8,890 -1.22% 21回
3708.T 特種東海製紙 7/22 2,132 2,086 -2.16% -46 2,188 +2.63% 2,064 -3.19% 12回
3946.T トーモク 7/22 4,475 4,515 +0.89% 40 4,750 +6.15% 4,415 -1.34% 28回
3950.T ザ・パック 7/22 1,463 1,451 -0.82% -12 1,477 +0.96% 1,433 -2.05% 2回
4634.T artience 7/22 4,605 4,460 -3.15% -145 4,635 +0.65% 4,415 -4.13% 12回
4972.T 綜研化学 7/22 3,780 3,090 -18.25% -690 3,860 +2.12% 2,906 -23.12% 25回
6178.T 日本郵政 7/22 2,440 2,382 -2.38% -58 2,540 +4.08% 2,375 -2.66% 15回
6237.T イワキポンプ 7/22 4,805 5,150 +7.18% 345 5,260 +9.47% 4,405 -8.32% 13回
6448.T ブラザー工業 7/22 3,915 4,011 +2.45% 96 4,082 +4.27% 3,901 -0.36% 11回
6638.T ミマキエンジニアリング 7/22 2,250 2,116 -5.96% -134 2,266 +0.71% 2,022 -10.13% 2回
7180.T 九州フィナンシャルグループ 7/22 1,575 1,484 -5.75% -90 1,620 +2.86% 1,464 -7.08% 16回
7182.T ゆうちょ銀行 7/22 3,392 3,111 -8.28% -281 3,465 +2.15% 3,066 -9.61% 38回
7184.T 富山第一銀行 7/22 2,931 2,911 -0.68% -20 3,210 +9.52% 2,831 -3.41% 29回
7322.T 三十三フィナンシャルグループ 7/22 1,948 1,910 -1.95% -38 2,074 +6.47% 1,800 -7.60% 56回
7381.T CCIグループ 7/22 1,163 1,107 -4.82% -56 1,189 +2.24% 1,040 -10.58% 35回
7389.T あいちフィナンシャルグループ 7/22 1,815 1,737 -4.30% -78 1,885 +3.86% 1,642 -9.53% 45回
7417.T 南陽 7/22 1,890 1,948 +3.07% 58 1,980 +4.76% 1,848 -2.22% 20回
8037.T カメイ 7/22 3,750 3,895 +3.87% 145 3,970 +5.87% 3,705 -1.20% 44回
8316.T 三井住友フィナンシャルグループ 7/22 7,000 6,814 -2.66% -186 7,260 +3.71% 6,666 -4.77% 29回
8346.T 東邦銀行 7/22 880 860 -2.27% -20 938 +6.59% 834 -5.23% 13回
8370.T 紀陽銀行 7/22 4,730 4,690 -0.85% -40 5,050 +6.77% 4,610 -2.54% 53回
8386.T 百十四銀行 7/22 2,855 2,846 -0.32% -9 3,025 +5.95% 2,693 -5.67% 12回
8388.T 阿波銀行 7/22 8,170 8,340 +2.08% 170 9,240 +13.10% 8,100 -0.86% 39回
8392.T 大分銀行 7/22 2,650 2,565 -3.21% -85 2,890 +9.06% 2,473 -6.68% 22回
8393.T 宮崎銀行 7/22 2,395 2,339 -2.34% -56 2,570 +7.31% 2,223 -7.18% 32回
8511.T 日本証券金融 7/22 2,430 2,388 -1.73% -42 2,492 +2.55% 2,366 -2.63% 13回
8566.T リコーリース 7/22 6,830 6,720 -1.61% -110 6,890 +0.88% 6,470 -5.27% 29回
8591.T オリックス 7/22 6,590 6,410 -2.73% -180 6,680 +1.37% 6,274 -4.80% 48回
8725.T MS&ADインシュアランスグループホールディングス 7/22 4,799 4,924 +2.60% 125 5,073 +5.71% 4,781 -0.38% 16回
9274.T KPPグループホールディングス 7/22 1,110 1,110 +0.00% 0 1,124 +1.26% 1,079 -2.79% 4回
9619.T イチネンホールディングス 7/22 2,403 2,370 -1.37% -33 2,423 +0.83% 2,356 -1.96% 15回
1518.T 三井松島ホールディングス 7/23 2,199 2,326 +5.78% 127 2,403 +9.28% 2,185 -0.64% 6回
2914.T 日本たばこ産業 7/23 6,390 7,135 +11.66% 745 7,218 +12.96% 6,362 -0.44% 28回
3091.T ブロンコビリー 7/23 2,415 2,694 +11.55% 279 2,908 +20.41% 2,377 -1.57% 2回
3708.T 特種東海製紙 7/23 2,125 2,086 -1.84% -39 2,188 +2.96% 2,064 -2.87% 13回
3950.T ザ・パック 7/23 1,449 1,451 +0.14% 2 1,477 +1.93% 1,433 -1.10% 3回
4634.T artience 7/23 4,520 4,460 -1.33% -60 4,580 +1.33% 4,415 -2.32% 13回
4972.T 綜研化学 7/23 3,775 3,090 -18.15% -685 3,825 +1.32% 2,906 -23.02% 26回
581A.T GO 7/23 3,040 2,815 -7.40% -225 3,160 +3.95% 2,750 -9.54% 3回
6178.T 日本郵政 7/23 2,430 2,382 -2.00% -48 2,540 +4.48% 2,375 -2.28% 16回
6237.T イワキポンプ 7/23 5,080 5,150 +1.38% 70 5,260 +3.54% 4,405 -13.29% 14回
6448.T ブラザー工業 7/23 3,910 4,011 +2.58% 101 4,082 +4.40% 3,901 -0.23% 12回
6638.T ミマキエンジニアリング 7/23 2,179 2,116 -2.89% -63 2,237 +2.66% 2,022 -7.21% 3回
7175.T 今村証券 7/23 1,675 1,708 +1.97% 33 1,880 +12.24% 1,617 -3.46% 2回
7180.T 九州フィナンシャルグループ 7/23 1,580 1,484 -6.04% -96 1,620 +2.53% 1,464 -7.37% 17回
7182.T ゆうちょ銀行 7/23 3,400 3,111 -8.50% -289 3,465 +1.91% 3,066 -9.82% 39回
7184.T 富山第一銀行 7/23 2,965 2,911 -1.82% -54 3,210 +8.26% 2,831 -4.52% 30回
7186.T 横浜フィナンシャルグループ 7/23 1,922 1,839 -4.29% -82 1,996 +3.85% 1,822 -5.15% 35回
7322.T 三十三フィナンシャルグループ 7/23 1,949 1,910 -2.00% -39 2,074 +6.41% 1,800 -7.64% 56回
7337.T ひろぎんホールディングス 7/23 2,242 2,204 -1.65% -37 2,363 +5.42% 2,172 -3.12% 49回
7380.T 十六フィナンシャルグループ 7/23 2,507 2,366 -5.62% -141 2,590 +3.31% 2,280 -9.05% 55回
7384.T プロクレアホールディングス 7/23 4,245 4,000 -5.77% -245 4,450 +4.83% 3,840 -9.54% 31回
7417.T 南陽 7/23 1,877 1,948 +3.78% 71 1,980 +5.49% 1,848 -1.55% 21回
8037.T カメイ 7/23 3,750 3,895 +3.87% 145 3,970 +5.87% 3,705 -1.20% 45回
8045.T 横浜丸魚 7/23 2,098 1,925 -8.25% -173 2,098 +0.00% 1,925 -8.25% 12回
8306.T 三菱UFJフィナンシャル・グループ 7/23 3,680 3,571 -2.96% -109 3,813 +3.61% 3,514 -4.51% 34回
8316.T 三井住友フィナンシャルグループ 7/23 7,065 6,814 -3.55% -251 7,260 +2.76% 6,666 -5.65% 30回
8336.T 武蔵野銀行 7/23 2,672 2,577 -3.56% -95 2,828 +5.84% 2,525 -5.50% 9回
8345.T 岩手銀行 7/23 2,217 2,155 -2.80% -62 2,378 +7.26% 2,071 -6.59% 1回
8346.T 東邦銀行 7/23 874 860 -1.60% -14 938 +7.32% 834 -4.58% 14回
8354.T ふくおかフィナンシャルグループ 7/23 7,537 7,360 -2.35% -177 7,843 +4.06% 7,213 -4.30% 16回
8359.T 八十二銀行 7/23 2,610 2,508 -3.91% -102 2,700 +3.43% 2,469 -5.40% 54回
8360.T 山梨中央銀行 7/23 6,770 6,440 -4.87% -330 7,330 +8.27% 6,170 -8.86% 20回
8367.T 南都銀行 7/23 1,894 1,720 -9.19% -174 1,950 +2.96% 1,671 -11.77% 12回
8370.T 紀陽銀行 7/23 4,805 4,690 -2.39% -115 5,050 +5.10% 4,610 -4.06% 54回
8386.T 百十四銀行 7/23 2,886 2,846 -1.39% -40 3,025 +4.82% 2,693 -6.69% 13回
8388.T 阿波銀行 7/23 8,240 8,340 +1.21% 100 9,240 +12.14% 8,100 -1.70% 40回
8392.T 大分銀行 7/23 2,689 2,565 -4.61% -124 2,890 +7.47% 2,473 -8.03% 23回
8393.T 宮崎銀行 7/23 2,415 2,339 -3.15% -76 2,570 +6.42% 2,223 -7.95% 33回
8439.T 東京センチュリー 7/23 2,648 2,623 -0.96% -26 2,726 +2.93% 2,580 -2.57% 8回
8522.T 名古屋銀行 7/23 6,670 6,510 -2.40% -160 7,030 +5.40% 6,140 -7.95% 38回
8544.T 京葉銀行 7/23 2,765 2,650 -4.16% -115 2,972 +7.49% 2,595 -6.15% 21回
8591.T オリックス 7/23 6,529 6,410 -1.82% -119 6,680 +2.31% 6,274 -3.91% 49回
8600.T トモニホールディングス 7/23 991 997 +0.61% 6 1,058 +6.76% 979 -1.21% 7回
8630.T SOMPOホールディングス 7/23 6,970 7,113 +2.05% 143 7,413 +6.36% 6,938 -0.46% 33回
8697.T 日本取引所グループ 7/23 2,242 2,192 -2.19% -49 2,356 +5.11% 2,102 -6.25% 5回
8725.T MS&ADインシュアランスグループホールディングス 7/23 4,814 4,924 +2.29% 110 5,073 +5.38% 4,781 -0.69% 17回
8766.T 東京海上ホールディングス 7/23 7,958 8,114 +1.96% 156 8,468 +6.41% 7,944 -0.18% 7回
9619.T イチネンホールディングス 7/23 2,361 2,370 +0.38% 9 2,423 +2.63% 2,356 -0.21% 16回
1518.T 三井松島ホールディングス 7/24 2,240 2,326 +3.84% 86 2,403 +7.28% 2,207 -1.47% 7回
2354.T YE DIGITAL 7/24 1,640 1,235 -24.70% -405 1,698 +3.54% 1,162 -29.15% 3回
2805.T ヱスビー食品 7/24 6,370 6,600 +3.61% 230 6,870 +7.85% 5,760 -9.58% 44回
3091.T ブロンコビリー 7/24 2,570 2,694 +4.82% 124 2,908 +13.15% 2,564 -0.23% 3回
6178.T 日本郵政 7/24 2,500 2,382 -4.70% -118 2,540 +1.60% 2,375 -4.98% 17回
6306.T 日工 7/24 958 982 +2.51% 24 1,004 +4.80% 955 -0.31% 8回
7175.T 今村証券 7/24 1,880 1,708 -9.15% -172 1,880 +0.00% 1,617 -13.99% 3回
7180.T 九州フィナンシャルグループ 7/24 1,604 1,484 -7.45% -120 1,620 +1.00% 1,464 -8.76% 18回
7181.T かんぽ生命保険 7/24 1,780 1,771 -0.53% -10 1,798 +0.95% 1,732 -2.72% 22回
7182.T ゆうちょ銀行 7/24 3,400 3,111 -8.50% -289 3,430 +0.88% 3,066 -9.82% 40回
7184.T 富山第一銀行 7/24 3,100 2,911 -6.10% -189 3,210 +3.55% 2,831 -8.68% 31回
7322.T 三十三フィナンシャルグループ 7/24 2,019 1,910 -5.40% -109 2,074 +2.72% 1,800 -10.85% 56回
7337.T ひろぎんホールディングス 7/24 2,326 2,204 -5.22% -122 2,363 +1.59% 2,172 -6.64% 50回
7384.T プロクレアホールディングス 7/24 4,350 4,000 -8.05% -350 4,450 +2.30% 3,840 -11.72% 32回
8336.T 武蔵野銀行 7/24 2,754 2,577 -6.43% -177 2,828 +2.69% 2,525 -8.32% 10回
8341.T 七十七銀行 7/24 3,633 3,495 -3.80% -138 3,683 +1.38% 3,362 -7.46% 58回
8343.T 秋田銀行 7/24 7,730 7,260 -6.08% -470 7,930 +2.59% 6,930 -10.35% 3回
8345.T 岩手銀行 7/24 2,302 2,155 -6.39% -147 2,378 +3.30% 2,071 -10.03% 2回
8346.T 東邦銀行 7/24 915 860 -6.01% -55 938 +2.51% 834 -8.85% 15回
8359.T 八十二銀行 7/24 2,674 2,508 -6.19% -166 2,700 +0.97% 2,469 -7.65% 54回
8360.T 山梨中央銀行 7/24 7,140 6,440 -9.80% -700 7,330 +2.66% 6,170 -13.59% 21回
8367.T 南都銀行 7/24 1,922 1,720 -10.51% -202 1,950 +1.46% 1,671 -13.06% 13回
8370.T 紀陽銀行 7/24 4,945 4,690 -5.16% -255 5,050 +2.12% 4,610 -6.77% 55回
8386.T 百十四銀行 7/24 2,980 2,846 -4.50% -134 3,025 +1.51% 2,693 -9.63% 14回
8388.T 阿波銀行 7/24 8,710 8,340 -4.25% -370 9,240 +6.08% 8,100 -7.00% 41回
8392.T 大分銀行 7/24 2,825 2,565 -9.20% -260 2,890 +2.30% 2,473 -12.46% 24回
8393.T 宮崎銀行 7/24 2,500 2,339 -6.44% -161 2,570 +2.80% 2,223 -11.08% 34回
8395.T 佐賀銀行 7/24 5,980 5,600 -6.35% -380 6,010 +0.50% 5,380 -10.03% 4回
8522.T 名古屋銀行 7/24 6,970 6,510 -6.60% -460 7,030 +0.86% 6,140 -11.91% 39回
8544.T 京葉銀行 7/24 2,850 2,650 -7.02% -200 2,972 +4.28% 2,595 -8.95% 22回
8600.T トモニホールディングス 7/24 1,032 997 -3.39% -35 1,058 +2.52% 979 -5.14% 8回
8630.T SOMPOホールディングス 7/24 7,098 7,113 +0.21% 15 7,413 +4.44% 7,060 -0.54% 34回
8725.T MS&ADインシュアランスグループホールディングス 7/24 4,927 4,924 -0.06% -3 5,073 +2.96% 4,897 -0.61% 18回
8750.T 第一生命ホールディングス 7/24 1,940 1,918 -1.11% -22 1,959 +0.98% 1,872 -3.51% 43回
8766.T 東京海上ホールディングス 7/24 8,076 8,114 +0.47% 38 8,468 +4.85% 8,033 -0.53% 8回
8795.T T&Dホールディングス 7/24 5,141 5,088 -1.03% -53 5,176 +0.68% 4,933 -4.05% 5回
9433.T KDDI 7/24 2,916 2,921 +0.15% 4 3,121 +7.01% 2,910 -0.22% 16回
9769.T 学究社 7/24 2,650 2,693 +1.62% 43 2,778 +4.83% 2,626 -0.91% 7回
合計 524,779 516,339 -1.61% -8,440

振り返りと考察

セクターローテーション分析

前週まで「半導体を売って金利へ」だった資金の流れは、今週になって金利からも引き上げられました。パフォーマンス表で最も鮮明なのが銀行です。30銘柄が名を連ねながら平均は-3.46%、プラスで終えたのは阿波銀行(8388)の+2.08%とトモニホールディングス(8600)の+0.61%のわずか2銘柄で、残る28銘柄がすべて下落しています。南都銀行(8367)-9.19%、ゆうちょ銀行(7182)-8.28%、山梨中央銀行(8360)-4.87%と、地方銀行ほど下げがきつくなりました。日銀の金融政策決定会合を控えた様子見と、31日の据え置き決定を受けた利益確定売りが重なった結果です。対照的に小売4銘柄は全銘柄がプラスで平均+7.15%、食料品3銘柄も平均+6.19%と大きく上回りました。日本たばこ産業(2914)+11.66%、ブロンコビリー(3091)+9.96%、ジョイフル本田(3191)+9.01%、ブックオフグループホールディングス(9278)+8.52%、ヱスビー食品(2805)+7.67%と、いずれも半導体にも金利にも直接連動しない内需・生活必需の顔ぶれです。28日から29日にかけて半導体が崩れた際の逃げ込み先が、そのまま週間の勝ち組になりました。同じ金融でも保険6銘柄は平均+0.96%とプラスを保ち、SOMPOホールディングス(8630)+3.90%、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)+2.60%と、銀行との明暗が分かれています。負け組は化学2銘柄の平均-10.44%で、なかでも綜研化学(4972)は-18.25%と表の最下位でした。

上位パフォーマー分析

上位に並んだ銘柄には、急騰による真空地帯の恩恵という共通点がありません。むしろ日本たばこ産業やヱスビー食品のように、上場来高値の更新回数を40回台まで重ねてきた常連が上位を占めました。値幅を取ったのは急騰の初動ではなく、地合いが崩れたときに資金が逃げ込む先として選ばれた側です。一方、真空地帯の効果が明確に表れたのが三井松島ホールディングス(1518)でした。2本の大きな上昇窓を残したまま、取り上げ後の安値2,185円で下げ止まり、窓埋めへ向かうことなく+5.78%で今週末を迎えています。窓の下に買いが待っていた形です。同一銘柄の出現日の違いも、今週は極端な差を生みました。YE DIGITAL(2354)は7月21日の初出が-9.52%だったのに対し、24日出現は-24.70%。上場来高値を連日更新している最中の1,640円で入るか、その3営業日前に入るかで、結果が15ポイント以上も違いました。逆にブロンコビリーは21日初出+9.96%、23日出現+11.55%、24日出現+4.82%と差が小さく、押し目を挟みながら上げる銘柄では出現日の差が結果を左右しにくいことがうかがえます。出現日別の平均でも、7月21日の31銘柄が+0.21%と唯一プラスで、22日18銘柄が-2.33%、23日21銘柄が-2.49%、24日8銘柄が-1.85%と、週の前半に出た銘柄ほど成績が良い並びになりました。

指数 vs パフォーマンス表

測定期間は異なりますが、日経平均の今週の騰落率-0.39%に対し、パフォーマンス表の単純平均は-1.31%、初出基準で始値と終値を合計した価格加重では-0.87%でした。表の上では78銘柄のうち上昇25、下落52と、実に3分の2が下落しています。指数がほぼ変わらずで着地した一方、上場来高値を更新した銘柄群は明確に置き去りにされた相場でした。理由ははっきりしています。日経平均を7月31日に2,494円押し上げたのはアドバンテストや東京エレクトロンといった値嵩の半導体株であり、これらは急落からの戻り途上にあって上場来高値には遠い位置にいます。表に載っている銀行・内需・生活必需の側には、この上昇の恩恵がまったく及びませんでした。31日の東証プライムで値下がりが922銘柄と全体の6割近くを占めたことが、その断絶を端的に示しています。金融42銘柄が平均-2.43%と沈む一方、非金融36銘柄は平均-0.01%とほぼ横ばいで、全体の下押しは金融側で説明が付きます。指数と個別のギャップは、今週も寄与度の偏りという同じ理由から生まれました。

まとめ

今週のテクニカル面で目を引いたのは、過熱解消の仕方が銘柄によって二通りに分かれたことです。京葉銀行は株価が2,972円から2,650円まで下げ、25日線乖離率がほぼゼロ、RSI14も50前後まで戻りました。値を下げて冷やした典型です。対する三井松島ホールディングスは、株価をおおむね2,280〜2,400円で保ったまま25日線が1,570円台から1,740円台まで追い付き、乖離率が+42%台から+33%台へ縮みました。時間で冷やした形です。YE DIGITALは前者の極端な例で、1,698円から1,162円まで3割超の下落を経て乖離率が+54%台から+21%台へ落ち着いた一方、7月21日の窓は下限1,128円を残したまま未完了です。来週の判断材料としては、まず銀行勢が25日線で踏みとどまれるかどうかが挙げられます。京葉銀行の終値が25日線とほぼ同値で引けたことは、この確認が来週すぐに始まることを意味します。指数では、日経平均が今週の高値65,364円を終値で上抜けられれば半導体主導の戻りが続くシナリオ、逆に62,000円を割り込むようだと29日の安値60,448円が改めて意識される展開です。8月3日のISM製造業景気指数、4日のアドバンスト・マイクロ・デバイセズの決算、7日の米雇用統計と、半導体と米金利の双方に触れる材料が並びます。円買い介入後の為替も含め、31日の急騰が一日限りの買い戻しだったのか流れの転換だったのかは、来週前半で概ね見当が付くでしょう。


本記事は、上場来高値を更新した銘柄のその後のパフォーマンスを事後検証・考察するものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

個別投資をプロに任せる!投資信託で資産形成 ひふみ投信【PR】
預金でも株でもない、安定資産という新しい選択肢 安心の三井物産グループ運営【PR】

タイトルとURLをコピーしました