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【ピックアップ!】2026年7月21日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は31銘柄でした。
3連休を挟んだ週明けの東京市場は、前週の急落から一転して大きく切り返しました。日経平均は前週末比2,091円高の66,232円と3営業日ぶりに反発し、この日の高値で取引を終えています。17日に一時4,000円あまり売り込まれた反動で、寄り付きから自律反発を狙う買いが先行し、時間の経過とともに上げ幅を広げました。

前日の米国市場はNYダウが-0.59%、S&P500が-0.19%とそろって小幅安、NASDAQ100も+0.04%とほぼ横ばいで、指数そのものは方向感を欠いていました。それでも前週売られた米半導体株が買い戻され、21日の韓国株が大きく反発したことが投資家心理を上向かせています。キオクシアやアドバンテストなど前週の下げを主導した銘柄ほど戻りが目立ち、指数を押し上げました。米国株というより、アジア株の反発に足並みをそろえた日本市場独自の切り返しといえます。

もっとも、指数の見た目と中身には温度差があります。TOPIXは95.74ポイント高の4,014.95で+2.44%、グロース250は8.90ポイント高の704.07で+1.28%。日経平均の+3.26%に対して両指数の伸びは緩やかで、値嵩の半導体株に上昇が偏った面は否めません。ただ東証プライムの値上がりは1,231銘柄と全体の約8割に達し、値下がりは294銘柄にとどまりました。売買代金は9兆9,675億円と前週末の約10兆9,000億円からはやや細ったものの、幅広い銘柄に買いが回った底堅い一日でした。

本日上場来高値を更新した31銘柄の顔ぶれは、物色の中心をよく映しています。富山第一銀行・三十三フィナンシャルグループ・宮崎銀行など地方銀行が6行そろって前日比6〜10%高で高値を更新し、SOMPOホールディングスの保険、今村証券やリコーリースの金融も並びました。17日には金利低下を背景に売られる側へ回っていた銀行が、本日は一転して更新数の中心へ返り咲いています。加えてハードオフコーポレーションやブックオフグループホールディングスの小売、ヱスビー食品・キユーピーの食料品、トーモク・特種東海製紙のパルプ・紙といった内需の中小型も顔をそろえました。指数を持ち上げたのは半導体の買い戻しでしたが、実際に新高値を付けたのは金融と内需です。半導体を売って別の受け皿へ資金を移す流れは、反発の一日にあっても途切れていません。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

YE DIGITAL(2354)

16日に発表したエヌビディアとのフィジカルAI分野での協業が引き続き刺激材料となり、寄り付きから買いが途切れませんでした。窓を残したまま上値を伸ばし、終値1,359円で高値引け。従来の上場来高値は2016年秋に付けたもので、約10年ぶりにこれを塗り替えたことになります。倉庫自動化システムを手掛ける同社が生成AI・フィジカルAI人気に乗った格好で、本日の半導体・AI株高も追い風となりました。出来高は25日平均の5倍を超える大商いです。

ココに注目!:何より目立つのは、25日線からの乖離率が50%を大きく超えた過熱ぶりです。株価はボリンジャーバンドの+3σを上抜けたまま推移し、RSI14も80を超えて明確な買われ過ぎの水準にあります。ただ移動平均線の並びは混在で、25日線はまだ75日線を下回ったまま。急騰の勢いに中期のトレンドが追い付いておらず、上昇そのものが若いことを示しています。平均値幅率も4%台と値動きが荒く、時価総額の小さい銘柄だけに、反動安が出れば下げも速くなりやすい点は意識しておきたいところです。現実的な下値の目安は、本日の窓の下限とボリンジャーバンド+2σが重なる1,120〜1,130円処の窓埋め水準で、ここを終値で割り込むと調整が速まりやすくなります。はるか下方の25日線・75日線まで戻す展開は押し目ではなく、急騰トレンドそのものの見直しを迫られる場面と捉えるべきでしょう。過熱が解消し、25日線が75日線を上抜けてくれば、より腰の据わった上昇への移行が期待できます。

令和アカウンティング・ホールディングス(296A)

前場は751円前後の狭いレンジで小動きにとどまっていましたが、正午前に発表された第1四半期決算が流れを変えました。主力のコンサルティング事業でAI活用による生産性向上が進み、案件消化のスピードが上がったことで営業増益となったことが好感され、後場はストップ高まで一気に駆け上がって901円で高値引け。上場来高値を更新しました。出来高は25日平均の14倍近くに膨らみ、材料へのインパクトの大きさがうかがえます。

ココに注目!:決算通過直後だけに、まずは過熱の度合いを確認したいところです。株価はボリンジャーバンドの+3σを超え、±1σ幅も5日間で2倍超に拡大、RSI14は80を上回っています。ただ一目均衡表では三役好転が未成立で、移動平均線の並びも混在と、テクニカル面ではトレンドの裏付けがまだ整っていません。25日線からの乖離率は18%程度と、極端な過熱には至っていない点は救いです。後場S高で終えた勢いは強いものの、14倍近い出来高は決算をきっかけとした短期資金の集中でもあり、材料出尽くしからの反落には注意が必要です。押し目を考えるなら、5日線・ボリンジャーバンド+1σ・25日線が集まる760〜790円処が最初の支持帯。ここを終値で維持できるかどうかが、上昇継続を見極める目安になります。

バイタルケーエスケー・ホールディングス(3151)

半導体の買い戻しが主役の一日にあって、医薬品卸のバイタルケーエスケーは派手さこそないものの着実に上場来高値を更新しました。5月に取り上げた際は、自己株取得と増配を手掛かりに水準を切り上げていく展開を見込みましたが、その後5月末の高値を経て本日さらに上値を伸ばし、想定した通りトレンドが続いています。本日はザラ場で1,678円まで買われて上場来高値を更新し、1,668円で引けました。特段の新規材料は見当たりませんが、内需・ディフェンシブ物色の受け皿として買いが続いた形です。

ココに注目!: この銘柄の強みは、値動きの荒い新興株とは対照的な安定感にあります。移動平均線はパーフェクトオーダーを維持し、一目均衡表も三役好転。それでいて平均値幅率は1%台と穏やかで、25日線からの乖離率も+7%程度、RSI14も70台後半と、過熱はしていても極端ではありません。5月時点で目立った売り残優勢の需給は解消し、いまは買い残も出来高1日分に満たない軽い状態で、上値のしこりも小さいままです。押し目としては、まず5日線からボリンジャーバンド+1σにかけての1,590〜1,620円処、より深い調整でも25日線の1,550円処が下値の目安。終値でこの水準や雲の上端を割り込まない限り、緩やかな上昇基調は崩れにくいとみています。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

日清オイリオグループ(2602)

3月に付けた上場来高値2,070円まで、あと5%程度に迫ってきました。6月上旬にいったん1,700円割れまで押した後、じりじりと水準を戻し、本日も小幅ながら続伸しています。前場に1,986円まで買われ、終値は1,960円。食用油最大手として、内需・食料品への資金が向かうなかで底堅さを保っています。本日は目立った新規材料は出ていませんが、キユーピーやヱスビー食品など食料品株がそろって高値を更新しており、セクター全体に見直し買いが入った一日でした。

ココに注目!: 注目は、上場来高値が視野に入りながらも、値動きが極めて穏やかな点です。移動平均線はパーフェクトオーダーですが各線が接近しており、25日線乖離率は+5%程度、平均値幅率も1%台と、勢い任せの上昇ではありません。ボリンジャーバンドの帯幅もほぼ横ばいで、上放れというより緩やかなじり高が続いている状態です。RSI14は70台前半とやや過熱気味で、2,070円の節目を明確に上抜けるには、出来高を伴う一段の買いが必要になりそうです。下値の目安は、5日線からボリンジャーバンド+1σが重なる1,900〜1,920円処。ここを終値で割り込むようだと上昇の勢いが鈍り、その下の25日線1,857円処までの調整も視野に入ります。

トモニホールディングス(8600)

前週末17日に大きく崩れた分を、本日一気に取り戻しました。徳島大正銀行と香川銀行を傘下に持つ地方銀行として、本日そろって切り返した銀行株高の流れに乗り、+5.84%と急伸。安値917円から上値を伸ばし、964円まで買われて961円で引けています。上場来高値992円までは、あと3%程度の距離です。個別の新規材料は見当たらず、前週売られた金融株全体の見直し買いが主因とみられます。17日の下げをほぼ帳消しにした戻りの強さは、銀行セクターのなかでも相対的な地合いの良さを示しています。

ココに注目!: 派手に上げた割にRSI14が60台にとどまっている点が、この銘柄の面白さです。17日の急落でいったん過熱が冷めたため、上場来高値目前まで戻しても買われ過ぎのサインは出ておらず、短期的な上値余地は残されています。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転で、トレンドは良好です。ただ気になるのは需給で、信用買い残が出来高5日分あまりと積み上がっており、上値では戻り売り(信用の利益確定)が出やすい重さを抱えています。ここが一段高の上値を抑える要因になりかねません。下値の目安は5日線の940円処、そこを割ると25日線と17日の安値が重なる900円前後が支持帯。この900円処を終値で維持できる限り、上場来高値更新をうかがう流れは続くとみています。

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