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【ピックアップ!】2026年8月24日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

前日の米国市場は3指数がそろって上昇しました。NYダウは+0.98%の53,277.01ドル、S&P500は+0.43%の7,674.37、NASDAQ100は+0.33%の29,308.86です。一つ前の取引で1%を超えて下げたNYダウが、その下げ幅の大半を取り戻しました。

東京市場はこれを引き継げませんでした。日経平均は65,978円で寄り付いたあと66,257円まで買われたものの、そこからは戻す場面をつくれないまま65,470円まで売られ、終値は488円安の65,528円、-0.74%です。高値から終値までの下げ幅は729円で、安値から58円戻しただけの引けとなりました。米国の3指数が上昇した翌日に、日経平均だけが逆を向いています。

ただし下げたのは日経平均だけでした。TOPIXは6.00ポイント高の4,073.29で+0.15%、グロース250も2.90ポイント高の771.37で+0.38%と、そろってプラスで引けています。東証プライムの値上がりは843銘柄、値下がりは662銘柄で全体の42.5%にとどまりました。値上がり銘柄のほうが180銘柄あまり多いなかで日経平均が下げたのですから、重かったのは指数への寄与度が大きい値嵩株です。指数と個別で方向が割れる形は、2営業日続いています。

売買代金は7兆636億円と前日から8,500億円ほど減りました。19日の10兆1,151億円から3営業日続けての減少で、この間に3兆円あまりが細ったことになります。売り買いともに手が縮み、様子見の色が濃い商いです。

そのなかで上場来高値を更新したのは36銘柄と、前日の32銘柄からさらに4銘柄増えました。指数が下げた日に高値更新の数は増えており、日経平均の見た目と個別の実態は逆を向いています。業種は卸売業、情報・通信業、サービス業がそれぞれ6銘柄で最も多く、食料品の5銘柄が続きました。前日まで厚かった食料品と卸売業の並びは残っていますが、本日はプロシップ、クレスコ、トランヴィア、GO、アイネス、JBCCホールディングスと情報・通信業が一気に顔を出しています。値嵩株が指数を押し下げた日に、中小型のソフトウェア・情報サービスへ資金が向かいました。

規模の面では、時価総額1兆円を超える銘柄が3社ありました。日本郵船の2.91兆円、商船三井の2.50兆円、川崎汽船の2.08兆円で、すべて海運です。前日は日本郵船と川崎汽船の2社でしたから、商船三井が加わって大手3社がそろいました。上昇率で最も高かったのはレントラックスの+9.68%、次いで共和コーポレーションの+8.76%、GOの+6.32%と続きます。36銘柄のうち前日比マイナスで引けたのは12銘柄で、前日の5銘柄から倍以上に増えました。ザラ場でつけた上値を引けまで持ち帰るのは、前日より難しい地合いでした。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ワールド(3612)

7月6日に取り上げたときは、貸借倍率が14倍台と買残に大きく傾いており、上値では戻り売りの重しとして意識されうると書きました。1か月半を経た本日、その需給はそっくり入れ替わっています。信用売残は156万株まで積み上がり、18万株あまりの買残を大きく上回る売り長です。ただし、これは今月末の権利日に向けたクロス取引の影響が大きいと思われる点には注意が必要です。を株価のほうは前場のあいだ1,680円台で動かず、流れが変わったのは昼休みを挟んでからでした。12時30分からの30分間に14万株あまりと当日の商いの3分の1が集中し、そこから1,698円まで水準を上げると、大引けにかけて1,703円まで上値を伸ばして上場来高値を更新しています。終値は16円高の1,698円、+0.95%です。高値の更新は7月6日以来、1か月半ぶりになります。婦人服を中心にアパレルを手掛ける時価総額1,294億円の銘柄で、本日36銘柄が高値を更新したなかで繊維製品はこの1社でした。

ここに注目!: ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の1.6倍へ広がった一方、帯の中心の切り上がりはごくわずかで、価格帯そのものはまだ動き始めたばかりです。価格が先に上端側へ寄った形で、終値1,698円は1,680円付近の+2σを上回り、1,715円付近の+3σには届いていません。それでもザラ場でつけた上場来高値を終値でほぼ守り切っており、上値を買った参加者が報われた一日です。出来高は25日平均の2倍近く、更新に商いが伴っている点も裏付けになります。上場来高値の更新はこの1年で21回を数え、高値を塗り替え続けてきた実績のある銘柄です。RSI14は69前後、25日線乖離率は+4%台と、数字のうえでは過熱と呼べる水準にありません。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も雲の上で三役好転が続いており、上昇の土台は整っています。安値は8月19日の1,633円から20日の1,656円、21日の1,670円、本日の1,674円と4営業日続けて切り上がってきました。この切り上がりが途切れず、終値で+2σを保てているうちは、8月中旬から続く上げは崩れていないと見てよさそうです。反対に、5日線とボリンジャーバンドの+1σが集まる1,650円から1,670円のゾーンを終値で割り込むようだと、安値の切り上がりが止まり、本日の高値更新は仕切り直しになります。日々の値幅は平均で1%台と穏やかで、値動きの荒さに振り回される性質の銘柄ではありません。

レントラックス(6045)

金曜日の取引終了後に開示された7月度の月次売上高が、週末を挟んで最初の取引となった本日、そのまま買いの材料になりました。取扱高・売上高ともに大きく伸びたことが好感され、2,092円で寄り付いた株価は最初の30分で2,222円まで駆け上がっています。前場の後半は2,180円前後まで押して伸び悩みましたが、後場に入ると再び買いが優勢となり、13時台に2,277円をつけて上場来高値を更新。その後はいったん2,230円台まで押す場面もありましたが、引けにかけて再び高値を取り、終値は201円高の2,277円、+9.68%の高値引けです。アフィリエイト広告を手掛けるグロース市場の銘柄で、時価総額は179億円ほど。8月14日の取引終了後に発表した第1四半期決算が上期計画を大きく超える増益となり、17日には制限値幅の上限に張り付いたまま値幅が付きませんでした。高値の更新は18日以来です。

ここに注目!: 上昇の速度そのものは、ここ数日で明確に上がっています。ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の2.1倍へ拡張し、帯の中心も5日前比で+5%台の切り上がりです。株価が飛んだだけでなく、価格帯ごと水準を上げています。終値2,277円は2,140円付近の+2σを大きく上回り、2,340円付近の+3σにあと一歩というところまで来ました。出来高は25日平均の5.9倍で、更新に商いが伴っている点も揃っています。上場来高値の更新はこの1年で11回と、まったくの久々ではありません。ただ、その商いの実数には注意が必要です。25日平均の5.9倍に膨らんでもなお8万株あまりで、普段は1万株台の売買しか成立していない銘柄です。平均値幅率は3%台と数字のうえでは極端ではないものの、本日の値幅186円は平均のおよそ2倍に達しました。板の薄さから、きっかけ一つで値が飛びやすく、下へも同じ速さで振れる性質は頭に入れておきたいところです。土台の面では、一目均衡表が雲の上で三役好転となっている一方、移動平均線の並びは混在にとどまります。5日線と25日線は順に並んでいるものの、75日線がなお200日線を下回っており、長期の流れが上向きに切り替わったとまでは確認できません。RSI14は82前後、25日線乖離率は+30%超と数字は高い水準にありますが、帯が広がりながら中心線も切り上がっているあいだは、これだけで腰折れを見込む段階ではありません。継続を測る目安は、終値で+2σを保てるかどうかです。5日線と21日の高値2,078円が重なる2,070円台を終値で割り込むと、月次を評価した買いはいったん止まります。1,745円付近の25日線は現値から23%も下にあり、そこまで戻す展開は押し目ではなく、8月からの上げそのものを見直す場面になります。信用買残は出来高25日平均の3.2日分と、軽いとは言えない水準まで積み上がっています。

商船三井(9104)

海運大手3社がそろって上場来高値を更新した日でした。日本郵船、川崎汽船に続き、本日は商船三井が3月19日以来およそ5か月ぶりに高値を塗り替えています。ただし値動きの中身は3社で異なりました。7,300円で寄り付いた株価は9時台のうちに7,397円まで買われ、そこで上値が止まっています。以降は戻す場面をつくれないまま10時台に7,210円まで売られ、その後2度買い直されたものの、戻り高値は7,334円、7,302円と切り下がりました。終値は3円安の7,275円、-0.04%です。実体25円に対して上ヒゲが97円と、一日の値幅の半分を上ヒゲが占める形で引けています。時価総額2.50兆円の大型株で、8月3日に運賃市況の想定超えを理由として業績予想を一転増益へ引き上げ、7日に発表した第1四半期決算も市場予想を上回りました。中東情勢を巡る運賃上昇の思惑が、直近の海運株を押し上げてきた背景です。

ここに注目!: 上ヒゲの長さだけを見れば上値の重さが際立ちますが、終値の位置は別のことを示しています。7,275円という引け値は7,220円付近の+2σを上回っており、ザラ場で帯の外へ出た株価が、帯の上端より上で着地しました。しかも当日の安値7,210円は、その+2σとほぼ同じ水準です。寄り付きから90円近く売られたところで下げ止まり、そこから反発して引けているわけで、この水準が本日実際に支えとして機能したことは目先の底堅さの裏付けになります。勢いの評価も、上ヒゲの印象ほど悪くありません。ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の1.5倍へ広がり、帯の中心も+5%台の切り上がりです。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表は雲の上で三役好転と、土台も整っています。気になるのは商いのほうで、出来高は25日平均の1.19倍にとどまりました。5か月ぶりの高値更新にしては、資金の入り方が控えめです。上場来高値の更新もこの1年で3回と、更新を重ねてきた常連ではありません。3月に一度届いた水準を5か月かけて抜き直したところで、上値を伸ばした実績はこれから積む段階にあります。RSI14は83前後、25日線乖離率は+16%台と高い水準です。ただ本日は、その高い位置から一度+2σまで押されたところで買いが入っています。数字の高さがそのまま売りに転じる段階には見えません。むしろ崩れの兆しとして見るべきは、押し安値の切り上がりが止まるかどうかです。当面の確認点は、終値で+2σを保てるかにあります。ここを維持しているうちは、8月中旬からの上げは有効と見てよさそうです。反対に8月21日の安値6,940円付近を終値で割り込むと、直近の上昇の流れは一度途切れます。さらに6,720円付近の+1σまで戻る展開なら、今月に入ってからの上げそのものを見直すことになります。信用買残は出来高25日平均の0.5日分と軽く、上値の重しになる残高ではありません。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

藤田観光(9722)

アパグループの名前が、この銘柄を動かしています。8月6日に公表された半期報告書で、アパホテル、アパホールディングス、アパリゾートの3社が大株主に浮上していることが明らかになりました。19日から買いが流入し、18日の終値2,312円から21日の2,651円まで3営業日で水準を上げています。21日には東洋経済オンラインがこの件を取り上げました。本日は2,611円と前日終値を下回って寄り付いたあと10時台に2,549円まで売られましたが、そこから切り返して前場のうちに2,676円を回復。後場は2,709円まで上値を伸ばし、終値は39円高の2,690円、+1.47%で引けました。2月10日に記録した上場来高値2,832円まで、あと5%あまりに迫っています。ホテル・宴会事業を手掛ける時価総額1,612億円の銘柄で、8月上旬には客室平均単価の上昇を理由に通期の業績予想を上方修正しています。

ここに注目!: 上へ押し上げる力は、数字にもはっきり出ています。ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の1.5倍へ拡張し、帯の中心は5日前比で+6%台の切り上がりです。株価が跳ねただけでなく、価格帯そのものが5営業日で6%以上も持ち上がりました。終値2,690円は2,660円付近の+2σを上回る位置にあり、2,900円付近の+3σまではまだ距離があります。出来高も25日平均の1.5倍で、水準を切り上げる過程に商いが伴っています。一方で土台のほうは、まだ出来上がっていません。一目均衡表は雲の上で三役好転が成立しているものの、移動平均線の並びは混在です。注目したいのは25日線がなお200日線を下回っている点で、長い流れが上向きに転換しきったとは言えない状態にあります。2月10日につけた高値の水準へ、この1週間で一気に近づいた形です。RSI14は83前後、25日線乖離率は+24%台と数字は高い水準にあります。ただしこの銘柄は2月10日の高値まで、まだ5%あまりを残しています。乖離率の高さは、25日線が下に置き去りになるほど短期間で駆け上がったことの裏返しで、上値そのものが尽きたことを示す数字ではありません。需給は軽い状態です。信用買残は出来高25日平均の0.3日分にとどまり、貸借倍率は1倍をわずかに割り込んで売残が買残を上回っています。上値を追う場面では、売り方の買い戻しが上げ足を速める側に働きます。継続の確認点は、終値で+2σを保てるかどうかです。ここを維持しているあいだは、19日から続く上げは崩れていないと見てよさそうです。目先の下値は5日線と21日の安値が集まる2,520円付近で、ここを終値で割り込むと、大株主の浮上を材料にした買いは一度止まる場面になります。その下では2,410円付近の+1σが次の目安です。2,160円付近の25日線は現値から20%近く下にあり、そこまで戻す展開になれば8月の急伸そのものを見直すことになります。留意しておきたいのは値幅の荒さで、平均値幅率は4%台と高く、本日も一日で160円の値幅が付きました。

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