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【ピックアップ!】2026年8月14日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

前日の米国市場は3指数がそろって上昇しました。NYダウは+0.13%の53,839.99ドル、S&P500は+0.65%の7,798.99、NASDAQ100は+1.15%の30,084.50と、ハイテク比率の高い指数ほど上げ幅が大きい一日です。この流れを受けた東京市場は買い先行で始まり、日経平均は68,811円で寄り付くと69,608円まで上値を伸ばしました。ただし上げ幅を保てたのはそこまでで、終値は405円高の68,713円、+0.59%で4日続伸です。高値からは895円削られており、指数を押し上げたのもアドバンテストとソフトバンクグループの2銘柄で350円分あまりと、値嵩株に偏っています。

TOPIXは21.16ポイント高の4,197.20で+0.51%と、3日続けて水準を切り上げました。目を引いたのはグロース250で、14.90ポイント高の758.00、+2.01%と主要指数のなかで最も大きく上げています。前日は唯一下げていましたから、中小型の成長株に資金が戻った形です。東証プライムの値上がりは1,124銘柄で全体の72.2%、値下がりは401銘柄にとどまりました。売買代金は10兆3,156億円と前日から3,000億円ほど増え、2日続けて10兆円台です。日経平均の伸びこそ小幅ですが、上げた銘柄の広がりと商いの厚みは前日を上回っています。

上場来高値を更新したのは104銘柄で、前日の76銘柄からさらに28銘柄増えました。銀行業への集中は緩みませんでした。43銘柄と、前日の32銘柄からさらに数を増やしながら、全体の4割を占める構図が続いています。日銀が9月に利上げへ動くとの見方が広がるなか、金利上昇の恩恵を受けやすい地方銀行に買いが向かいました。もっとも43行のうち13行は前日比マイナスで引けており、前日に買われたメガバンクにも利益確定売りが出ています。金利敏感株の物色は、業種まるごと買われる初動から、銘柄を選ぶ段階へ移りつつあります。

次に多いのは卸売業の17銘柄で、前日の10銘柄から増えました。レスターが+9.11%、三谷商事が+6.95%、佐藤商事が+5.37%と、7月31日から続く商社系・電子部品商社への物色は本日も厚みを増しています。情報・通信業が6銘柄、化学・食料品・電気機器がそれぞれ5銘柄と続きました。規模の面では時価総額1兆円を超える銘柄が16社と、前日の13社からさらに増えています。うち9社は銀行ですが、アドバンテストが+2.59%、パナソニック ホールディングスが+0.90%、日本郵船が+3.04%、川崎汽船が+4.36%と、業種の広がりも見て取れます。

上昇率で最も高かったのは日機装の+13.16%、次いでアシックスの+10.81%でした。いずれも取引時間中に業績予想の引き上げを開示した銘柄です。一方で104銘柄のうち20銘柄は前日比マイナスで引けており、高値をつけたあとに売り直された銘柄がおよそ5銘柄に1銘柄ありました。その大半が銀行株です。指数の上昇が広く行き渡った一日でしたが、前日まで一方向に買われてきた業種では、高値圏での売買がかなり激しくぶつかっています。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

日機装(6376)

午後2時半すぎまでは、この銘柄の一日は前日の続いての穏やかな動きでした。3,920円で寄り付いたあとは3,870円から3,980円までの狭い値幅を出入りするだけで、14時30分からの30分にはむしろ売りに押されて3,780円の安値をつけています。しかし15時、2026年12月期の中間決算とあわせて通期業績予想の引き上げと配当の増額が開示されると、株価は3,840円から4,530円へ跳ね上がり、この30分だけで106万株を超える商いが集中しました。終値は510円高の4,385円。6月26日以来の上場来高値更新となりました。

ここに注目!: 開示から取引終了までは30分しかなく、この決算をどこまで買うかの答えは翌営業日以降へ持ち越されました。それでも終値は4,270円付近の+2σを上回り、+3σの手前で着地しています。ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前とほぼ同じ広がりで、帯の位置も5日前からほとんど動いていません。急伸したのは本日の最後の30分だけで、価格帯そのものの切り上がりはこれから始まる段階です。土台のほうは整っており、移動平均線は5日線から200日線まで上から順に並び、一目均衡表も厚い雲の上で三役好転が成立しています。上場来高値の更新はこの1年で43回。上値を切り上げ続けてきた常連です。RSI14は63前後と、これだけ上げたあとでも過熱を示す水準には届いていません。継続の目安は、この並びと三役好転が崩れず、終値で+2σを保てているかどうかになります。一方で平均値幅率は5%を超えており、日々の振れ幅が大きい銘柄である点は変わりません。信用買残は出来高25日平均の3日分あまりまで積み上がり、貸借倍率も13倍台と買い方に大きく偏っています。上値では戻り売りが出やすい構造で、下値では4,070円付近の+1σが最初の確認点です。さらに3,870〜3,980円のゾーンには25日線と雲の上端、決算が出る前の株価水準が重なっており、ここまで戻る展開になれば、本日の材料を評価した買いは一巡したと見る場面になります。

アシックス(7936)

時価総額3兆円を超える大型株が、25日平均の6倍という商いを伴って1割を超えて上げてきました。13時、2026年12月期の通期業績予想の引き上げと年間配当の増額が開示されると、4,844円で始まった13時台の30分足は5,305円まで駆け上がり、この30分だけで979万株が集中しました。14時台には5,389円まで上値を伸ばし、5月13日以来3ヶ月ぶりの上場来高値更新です。終値は5,281円と、高値から100円あまり押した水準で引けています。

ここに注目!: 終値は5,280円付近の+3σにほぼ並ぶ位置で、高値を更新した日の引け方としては強い部類です。ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前とほぼ同じですが、帯の位置は5日前比で+1%台の切り上がりが続いており、株価が飛んだだけでなく価格帯そのものも持ち上がっています。5日線・25日線・75日線・200日線の上下関係は崩れておらず、一目均衡表も雲の上で三役好転です。25日線乖離率は+8%台、RSI14は65前後と、これだけ上げたあとでも指標に無理は見当たりません。値動きの形でより重いのは、12日に開けた下降窓を本日埋め切り、そのうえで10日までの高値圏を上抜いたことです。開示前に緩んでいた分を取り戻すだけでは終わりませんでした。需給も軽く、信用売残が買残を上回る売り長の形で、買残は出来高25日平均の1日分にも届きません。継続の目安は、移動平均線の並びと三役好転が崩れず、終値で5,140円付近の+2σを保てているかどうかです。下値では5,000円付近に5日線と+1σが重なり、そのすぐ上には6日・7日に上値を抑えられた5,020円前後があります。現値から5%ほど下のこの帯を保てるかどうかが最初の見極めです。さらに4,860〜4,890円のゾーンまで戻ると、25日線と12日の窓の下限が重なるこの水準で、上方修正を評価した買いが試されることになります。

クオールホールディングス(3034)

前回の上場来高値更新は2018年10月19日で、7年10ヶ月ぶりに株価の頂点が塗り替えられました。2,485円で始まった株価は前場を通じてじりじりと水準を上げ、昼休みを挟んだ12時30分からの30分で2,533円から2,650円へ跳ねています。ここでこの日最大となる9万9,000株の商いが集中しました。午後はいったん2,600円台前半で足踏みしたものの、14時以降に買い直されて2,655円まで上値を伸ばし、終値は168円高の2,638円です。7日の取引終了後に発表された第1四半期決算が大幅な増益となり、10日に窓を開けて急騰した流れが続いています。本日は目立った新規材料は見当たらないなか、10日につけた2,563円を上回って高値を切り上げました。

ここに注目!: 終値は+3σをわずかに上回る位置にあり、ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の2.5倍へ広がりました。帯の位置も5日前比で+4%台の切り上がりで、株価が飛び出しただけでなく、価格帯そのものが速いテンポで持ち上がっています。RSI14は83前後、25日線乖離率も+22%台と数字は張っていますが、株価が+3σの外側を歩き、帯ごと切り上がっているあいだは、この数字自体が上昇の否定にはなりません。崩れの兆しは、帯の位置が切り下がりに転じるか、終値で+2σを割り込むかで見ておく段階です。ただし土台はまだ整っていません。一目均衡表は雲の上で三役好転が成立している一方、移動平均線の並びは混在で、75日線がなお200日線を下回ったままです。7日までは2,000円台前半での値動きが続いていましたから、長期の線が上向くにはもう少し時間がかかります。ここが入れ替わってくれば、この急伸が腰の据わった上昇へ移ったことの確認になります。高値更新に伴った商いは25日平均の2倍弱にとどまりました。需給は軽く、信用売残が買残を上回る売り長の形で、買残も出来高の1日分に届きません。下値では2,470円付近の+2σが12日の高値と重なります。現値から6%ほど下のこの水準を終値で維持できるかが、当面の下値の見どころです。さらに2,360〜2,410円のゾーンには5日線と12日・13日の安値が集まります。10日に開けた窓の下限は2,126円と現値から19%も下にあり、ここまで戻る展開は押し目ではなく、上昇そのものの仕切り直しにあたります。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ミナトホールディングス(6862)

10日の取引終了後に第1四半期決算とあわせて通期業績予想の引き上げと配当の増額が開示され、半導体メモリの価格上昇が利益を押し上げるとの見方が一気に買いを集めました。その発表の翌営業日となる12日と続く13日は、両日ともストップ高張り付きで取引を終え、本日3,800円で寄り付いてようやくザラ場での取引が開始されました。最初の30分で3,480円まで売られたあと切り返しています。14時台には4,010円まで買われ、上場来高値4,165円まで4%弱に迫りました。終値は始値と同じ3,800円、350円高の+10.14%で、上下に長いヒゲを残した十字足です。出来高は25日平均の9倍を超えました。

ここに注目!: ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の2.9倍へ急拡大し、帯の位置は5日前比で+9%台の切り上がりです。5営業日で価格帯がまるごと1割近く持ち上がったことになり、上昇の速度そのものは本日時点でも衰えていません。一方で25日線乖離率は+75%台、RSI14も82前後と、数字だけで語れる範囲を超えています。移動平均線の並びは混在で、25日線がなお75日線を下回ったまま。10日までの株価は2,000円台での推移でしたから、線がこの急騰に追いつくには相応の時間が必要です。一目均衡表は雲の上で三役好転が成立しており、上昇の方向そのものは崩れていません。本日は寄り付きから320円下げた3,480円で下げ止まって切り返しており、13日の終値である3,450円とあわせ、3,450〜3,480円のゾーンで買いが入るかどうかを、まず見ておく段階です。ここを終値で維持できているうちは、12日から積み上げた上げ幅は保たれたままと見てよさそうです。ただし平均値幅率は6%を超え、一日で1割動くことが前提の値動きである点は忘れられません。信用売残はゼロで、信用買残が出来高25日平均の3日分あまりまで積み上がっています。下値では13日に開けた窓の下限2,948円が節目と言えますが、現値から22%も下です。ここへ届く下げは調整の範囲を超え、10日の材料を評価した買いそのものが巻き戻される場面になります。

ハピネット(7552)

10日の取引終了後に発表された第1四半期決算は、経常段階では増益となった一方で最終利益が前年同期を下回り、市場の評価は割れました。12日、13日と2営業日続けて売られ、13日の終値は決算発表前の水準を下回っています。流れが変わったのが本日で、3,345円で寄り付くと9時30分からの30分で3,475円まで買われ、以降は3,450円から3,515円のあいだで底堅く推移しました。終値は205円高の3,480円と、10日の終値を上回って2営業日分の下げをまとめて取り戻しています。上場来高値3,630円までは4%ほどの距離です。

ここに注目!: 終値は3,490円付近の+2σのすぐ下にあり、ボリンジャーバンドの強気圏を回復した引け方でした。±1σ幅は5日前とほぼ同じですが、帯の位置は5日前比で+2%台の切り上がりを保っており、決算後に売られても価格帯そのものは押し下げられていません。当面の焦点は、10日につけた3,530円を終値で上抜けられるかどうかにあります。本日の高値3,515円はここにわずかに届かず、決算前の高値がそのまま上値の関門として残りました。ここを商いを伴って上抜けられるかが、上場来高値へ向かううえでの最初の確認点になります。一目均衡表は雲の上で三役好転が成立している一方、日足の移動平均線は75日線が200日線をわずかに下回ったままです。差は1%に満たず、本日の水準が保たれれば早い段階で解消する程度の隔たりです。25日線乖離率は+7%台、RSI14も63前後と、上値を追うだけの余力は残っている状態です。需給も軽い部類で、貸借倍率は2倍台、買残は出来高25日平均の1日分に届きません。下値では3,360〜3,380円のゾーンに5日線と+1σが重なり、現値から3%ほど下のここが最初の支えになります。さらに3,220円付近の25日線まで戻るようだと、本日の切り返しは決算後の一時的な反発だったことになります。

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