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【ピックアップ!】2026年9月3日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

前日の米国市場は3指数がそろって反発しました。NYダウは+0.56%の53,061.95ドル、S&P500は+0.46%の7,666.60、NASDAQ100は+0.23%の29,143.33です。米国の長期金利が低下したことが支えとなり、前日に売られた銘柄へ買い戻しが入りました。東京市場もこの流れを受けて買いが先行します。日経平均は前日終値を399円上回る64,724円で始まり、そこが当日の高値になりました。買いは続かず、株価は63,772円まで押し戻され、終値は111円安の64,214円、-0.17%と4日続落です。日中の値幅は952円ありました。下落寄与の上位はファーストリテイリングとアドバンテストで、この2銘柄の合計は255円あまりに達します。

一方でTOPIXは20.44ポイント高の4,102.04、+0.50%と反発しました。グロース250は1.39ポイント安の776.09、-0.18%で、こちらは4日続落です。東証プライムの値上がりは805銘柄に対し、値下がりは685銘柄。日経平均のマイナスとは方向が逆で、33業種すべてが下落した前日の全面安からは中身が入れ替わっています。売買代金は7兆5,770億円で、9月1日の7兆5,016億円とほぼ同じ水準です。相場を支えたのは商社と銀行でした。米国の投資会社バークシャー・ハザウェイのアベルCEOが、日本の5大商社への投資を何十年も続ける意向を示したと伝わり、商社株が朝から買われています。国内の長期金利は午前に低下する場面もありましたが、原油価格の高止まりを背景としたインフレ警戒から先高観は根強く、銀行株への資金流入も途切れていません。

上場来高値を更新したのは37銘柄でした。前日の25銘柄から増えています。目を引くのは銀行業の15銘柄で、全体の4割を占めました。めぶきフィナンシャルグループ、九州フィナンシャルグループ、西日本フィナンシャルホールディングス、第四北越フィナンシャルグループ、ひろぎんホールディングス、群馬銀行、七十七銀行と、地方銀行が横並びで顔をそろえています。ここに保険業のMS&ADインシュアランスグループホールディングスと、その他金融業の東京センチュリーを加えると、金融だけで17銘柄です。次いで卸売業が4銘柄、食料品と情報・通信業が3銘柄ずつと続きました。時価総額1兆円を超えたのは7社で、上位はMS&ADの7.47兆円、日本郵政の6.98兆円、めぶきフィナンシャルグループの1.60兆円です。

上昇率の首位はダイナミックマッププラットフォームの+20.28%、次いでティアフォーの+17.43%、プロクレアホールディングスの+4.64%でした。もうひとつ注目したいのは、37銘柄のうち前日比マイナスで引けたのがTOKAIホールディングスとオートサーバーの2銘柄しかなかったことです。前日は25銘柄中13銘柄がマイナスで、ザラ場でつけた高値を引けまで持ち帰れませんでした。指数が4日続落するなかでも、高値を更新した銘柄では買いが引けまで続いています。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ダイナミックマッププラットフォーム(336A)

2025年3月27日の上場初日につけた1,706円は、その後1年5か月にわたってこの銘柄の株価の頂点でした。本日はその水準を1,779円まで一気に飛び越え、初めて塗り替えています。取引開始から間もない時間帯に、自動運転開発ツールの国内イベントへ登壇し、実世界データを活用した自動運転AI開発を提案すると発表。これを手掛かりに買いが集まり、株価は制限値幅の上限である1,779円まで買い進まれました。9時台にはいったん1,520円まで押し戻される場面もありましたが、10時台には再び上限へ買い直され、そのまま引けています。前日比は+20.28%です。前日も三井不動産レジデンシャルへの3D空間データ提供を材料にストップ高で引けており、2営業日続けて値幅の上限での引けとなりました。出来高は25日平均の6倍を超えています。

ここに注目!: 上昇の速度が、これほど数値にはっきり出る銘柄は多くありません。ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の6倍以上へ広がり、帯そのものの位置も5日前比で13%台の切り上がりです。株価が跳ねただけでなく、価格帯ごと大きく水準を上げています。終値は+3σの1,700円付近も上回りました。更新に商いがしっかり伴っている点も、勢いの裏づけになります。ただし52週での上場来高値の更新は今回が初回です。上場初日の高値を1年5か月かけてようやく跳ね返したところで、更新を重ねられるかどうかの実績はこれからという段階になります。土台そのものは整っており、一目均衡表は三役好転が成立して株価は雲の上、移動平均線もパーフェクトオーダーです。RSI14は81前後、25日線乖離率は+93%台と、数字だけを見れば極端な水準にあります。もっとも帯の位置が切り上がりを続け、押し安値も切り下がっていないあいだは、この数字自体が上昇の否定にはなりません。注意が要るのは値動きの荒さのほうで、平均値幅率は7%台。直近5営業日に限れば、1日で1割を超える値幅が続いています。需給面では信用買残が出来高25日平均の1日分にも満たず、しこりは軽い状態です。継続の目安になるのは、本日開けた上げ窓の下限1,479円とボリンジャーバンドの+2σが集まる1,440〜1,480円のゾーンです。ここを終値で守れているあいだは、本日の上放れは続いているとみてよさそうです。割り込む場合、次の下値の目安は5日線の1,370円付近。ただし25日線は920円付近と現値の半値近くにあり、そこまで戻すのは押し目ではなく、上昇そのものを見直す水準を意味します。

東洋製罐グループホールディングス(5901)

この1年で26回目となる上場来高値の更新です。前日に続いて4,661円まで買い進まれ、更新のテンポは落ちていません。もっとも本日は上値の重さも同時に出ました。高値をつけたのは寄り付き直後の時間帯で、そこからじりじりと水準を切り下げ、終値4,574円は始値をわずかに下回っています。高値から90円近く押し戻され、実体のほとんど無い長い上ヒゲを残した一日でした。それでも出来高は25日平均の1.55倍と、更新には商いが伴っています。9月1日には、8月上旬に決めた自社株買いの進捗を伝える開示も出ており、株数が減る方向の動きが並行して進んでいます。

ここに注目!: 本日の値動きで見るべきは、終値がボリンジャーバンドのどこへ着地したかです。高値4,661円は+2σの4,690円付近に届かず、終値4,574円は+1σのすぐ上にとどまりました。上値を買った参加者が報われず、上放れの確定は先送りになった形です。ただし帯そのものの位置は5日前比で1%台の切り上がりを続け、出来高も25日平均を上回っています。上昇そのものが途切れたわけではありません。±1σ幅は横ばいで、速度を一定に保ったまま高値を切り上げているのがこの銘柄の特徴です。52週で26回の更新を重ねてきた常連であり、高値圏での値動きに慣れがあります。土台も整っており、移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表は三役好転が成立して株価は雲の上にあります。RSI14は70と過熱の目安に届いた水準ですが、25日線乖離率は+5%程度、平均値幅率も1%台で、値動きそのものは穏やかです。需給は貸借倍率が2倍台と買残にやや偏るものの、買残は出来高25日平均の0.5日分と軽く、上値のしこりは見当たりません。継続の判断軸は、終値で+1σの4,520円付近を保てるかどうかです。一目均衡表の転換線もほぼ同じ水準に重なっており、押した場面でこの帯が支えになるかが最初の分岐になります。あわせて、8月末の4,485円から4,492円、4,530円、本日の4,551円まで続く押し安値の切り上がりが崩れないかも見ておきたいところです。上放れを確定させる観測点は、本日の高値4,661円を終値で上抜けること。逆に4,500円付近を終値で割り込むようだと仕切り直しとなり、25日線の4,360円付近まで戻す場合は、直近の上昇の流れそのものを見直す水準になります。

プレス工業(7246)

8月5日に上場来高値更新間近として取り上げたとき、この銘柄の課題は土台の未完成にありました。移動平均線の並びは混在で、75日線が200日線をなお下回ったままだったからです。あれから1か月、本日の並びは5日線から200日線までがきれいに上から順に並ぶパーフェクトオーダーへ変わりました。当時1,006円だった上場来高値も、本日は1,053円まで塗り替えられています。きっかけは前日の取引終了後に開示された、三菱自動車のタイ拠点からの新型パジェロ用フレームの受注です。あわせて国内証券が投資判断を引き上げたことも伝わり、寄り付きから買いが先行しました。もっとも高値をつけたのは寄り付き直後の時間帯で、その後は1,040円前後での推移に終始し、終値1,037円は始値をわずかに下回っています。それでも前日比は+4.01%、出来高は25日平均の2倍を超えました。

ここに注目!: 前回この銘柄で挙げた下値の条件は、5日線とボリンジャーバンドの+1σが重なる860〜880円のゾーンを終値で維持できるかどうかでした。この1か月、株価がそこまで戻す場面は一度もありません。条件が守られたまま、水準だけが1,000円台へ切り上がっています。勢いの面で目を引くのは、帯そのものの位置が5日前比で3%台の切り上がりを続けている点です。±1σ幅は5日前より狭まっていますが、中心線が切り上がり、パーフェクトオーダーと三役好転がそろった状態での収縮は、方向感を失ったコイルではなく上昇途中の小休止にあたります。上放れれば一段高につながりやすく、逆に+1σや5日線を終値で割り込めば帯の内側へ引き戻される、という見方になります。上場来高値の更新は52週で18回目と、更新を重ねてきた実績のある銘柄です。終値は+1σと+2σのあいだにあり、25日線乖離率は+7%台、平均値幅率は2%弱と、値動きは落ち着いています。RSI14は73前後まで上がりましたが、帯の位置が切り上がりを続けているあいだは、この数字だけで腰折れを見込む段階ではありません。需給は貸借倍率が12倍台と買残に大きく偏る一方、買残は出来高25日平均の1日分に満たず、出来高に対しては軽い水準にとどまります。継続の観測点は、5日線とボリンジャーバンドの+1σが集まる1,010円付近を終値で保てるかどうか。本日の安値1,028円もその少し上にあり、この水準を維持できているうちは受注を織り込む動きは続いているとみられます。上放れが確定するのは、本日の高値1,053円を終値で上回った時点です。逆に1,010円を終値で割り込むようだと、本日開けた窓を埋めたうえでの下げとなり、上げ足はそこで一区切りとなります。25日線の960円付近まで沈む場合は、8月上旬の上方修正から続いてきた上昇そのものが崩れたことになります。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

フルヤ金属(7826)

前場は9,670円から10,170円のレンジで上下していた株価が、後場に入ると様相を変えました。12時半すぎからの30分間だけで10,370円まで駆け上がり、その後も水準を保ったまま、14時台に10,500円の高値をつけています。終値は690円高の10,360円、+7.14%。実体の厚い大陽線で、出来高は25日平均の2.1倍まで膨らみました。直近10営業日で株価は8,100円台から10,300円台へ水準を上げてきており、上げの角度はむしろ加速しています。上場来高値は5月15日につけた11,010円で、終値ベースでは6%程度、ザラ場でつけた本日の高値からは5%弱の距離まで詰めてきました。8月6日に発表した決算が2期連続の最高益見通しと増配計画を示し、データセンター向けの需要拡大と貴金属価格の上昇が背景にあります。

ここに注目!: 上場来高値へ迫る原動力は、帯そのものの動きに表れています。ボリンジャーバンドの中心線は5日前比で8%台の切り上がり、±1σ幅は横ばいです。幅を広げずに価格帯ごと持ち上がる形は、一時的な吹き上がりではなく水準の移動が続いていることを示します。終値は+1σと+2σのあいだにあり、帯の外へ飛び出したわけでもありません。押し安値も8月末の8,650円から9,000円弱、9,480円、本日の9,670円と3営業日続けて切り上がっています。上場来高値の更新は52週で14回を数える常連で、5月15日以来の接近です。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表は三役好転が成立し、株価は雲の上。土台に崩れは見当たりません。RSI14は70前後、25日線乖離率は+24%台と数字は高い水準ですが、帯そのものが上へ動いているあいだは、この高さだけで上昇が終わると読む段階ではありません。むしろ警戒したいのは値動きの荒さのほうです。平均値幅率は5%台で、1日で500円を超える値幅が出るのが平常の銘柄になっています。需給面では貸借倍率が50倍台と買残に大きく偏り、買残は出来高25日平均の2日分。上値では戻り待ちの売りが出やすい形です。継続の目安は、5日線とボリンジャーバンドの+1σが集まる9,400〜9,600円のゾーンを終値で維持できるかどうか。ここを保てているうちは、上場来高値へ向けた動きは崩れていないとみられます。割り込む場合、次に控えるのは25日線と雲の上端が重なる8,300〜8,500円ですが、そこは現値から2割ほど下にあり、押し目というより上昇トレンド自体を見直す水準です。

伊藤忠商事(8001)

米国の投資会社バークシャー・ハザウェイのアベルCEOが、日本の5大商社への投資を何十年も続ける意向を示したと伝わり、本日の商社株はそろって買われました。同社株も寄り付きから買いが先行し、2,228.5円まで買われて3日続伸。終値は55円高の2,212円、+2.55%です。出来高は25日平均の1.35倍でした。上場来高値は2月27日につけた2,286.5円で、終値ベースでの距離は3%台まで縮んでいます。9月2日には自己株式の公開買付けの結果と、市場での買付け開始も開示しており、株数が減る方向の動きが並行して進んでいます。

ここに注目!: 帯の位置は5日前比で1%台の切り上がりとゆるやかですが、株価はボリンジャーバンドの+2σと+3σのあいだへ入りました。±1σ幅も5日前よりやや広がっており、上へ動き出した直後としては形が整っています。押し安値も8月末の2,095円台から本日の2,184円台と切り上がりが続いています。上場来高値の更新は52週で24回を数える常連で、2月27日以来およそ半年ぶりに視界へ入ってきました。一方で土台には未完成の部分が残ります。移動平均線の並びは混在で、75日線が200日線をなお下回ったままです。株価そのものは200日線の1割以上上にありますが、長期のトレンド転換が確認しきれた状態ではありません。一目均衡表のほうは三役好転が成立し、株価は雲の上にあります。RSI14は71前後、25日線乖離率は+6%台で、時価総額15兆円規模の銘柄としては伸びている一方、極端に離れた数字ではありません。平均値幅率も2%台にとどまります。需給は貸借倍率が4倍台。買残は出来高25日平均の0.3日分しかなく、戻り待ちの売りが上値で待ち構える形にはなっていません。継続の判断軸は、終値でボリンジャーバンドの+2σにあたる2,200円付近を保てるかどうかです。ここを保てているあいだは、上場来高値の更新をうかがう流れは続いているとみられます。割り込んだ場合に控えるのが、5日線と+1σが集まる2,130〜2,150円のゾーンです。ここも終値で下回るようだと、9月に入ってからの上げ足は一区切り。25日線の2,070円付近まで沈む場合は、上場来高値をうかがう展開そのものが先送りになります。

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