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SBI証券の口座開設と新高値投資での活用法|実際に使っている筆者が解説

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筆者のメイン証券口座はSBI証券です。新高値投資の実践で日常的に使ってきた経験から、スクリーニング機能・注文機能・使い勝手の実感を整理します。「SBI証券で新高値投資ができるのか」という疑問に、実際の利用者の観点から答えます。

ただしSBI証券が万能というわけではなく、用途や好みによっては他社との使い分けが必要な側面もあります。本記事ではメリットだけでなく、筆者が感じているデメリットや注意点も率直にまとめています。


SBI証券の概要

SBI証券は国内最大手クラスの総合ネット証券です。口座数・取扱商品ともに業界トップレベルを維持しており、新高値投資に必要なスクリーニング機能・逆指値注文・NISA対応がすべて揃っています。

項目内容
口座数1,600万口座超(2026年5月時点。最新は公式サイト参照)
売買手数料国内株現物・信用ともに0円(2023年10月〜・各種交付書面の電子交付設定が条件)。
米国株は約定代金の0.495%(上限22米ドル)
※NISA(成長投資枠)での米国株式個別株(ADR含む)や一部海外ETF除く
スクリーニング条件100超(財務・テクニカル・株価パフォーマンス等)
NISA対応新NISA(成長投資枠・積立投資枠)対応
スマートフォンアプリSBI証券 株アプリ
高機能ツールHYPER SBI 2(無料)

手数料が0円になってから売買のコスト計算が不要になり、損切りのタイミングで余計な迷いが減りました。新NISA(成長投資枠)にも対応しており、SBI証券1口座で短中期の売買と長期のNISA運用を並行して管理できます。NISAと新高値投資の相性については別記事で解説しています。

【関連】新高値投資とNISA成長投資枠の相性


筆者がSBI証券をメイン口座にしている理由

複数の証券口座を比較・併用したうえで、現在のメインをSBI証券に置いている主な理由は次のとおりです。

  • スクリーニング条件の幅広さ:新高値投資では「52週高値付近・出来高急増・移動平均乖離率」など複数条件の掛け合わせが日常的に必要で、100超の条件と6パターンのMyスクリーナーで毎日のルーティンを固定化しやすい
  • 国内株売買の手数料0円:損切りを機械的に行う運用では、コストの心理的な引っ掛かりが減る点が大きい
  • 逆指値・OCO注文の使い勝手:エントリーと同時に損切り注文を仕込めるため、ATR×2の損切り幅をルール通り守れる
  • NISA成長投資枠との両立:短中期の売買口座と長期保有のNISA口座を1社で完結できる

サブ口座として楽天証券などを併用していますが、新高値投資のメイン作業(スクリーニング〜発注〜管理)はすべてSBI証券側で完結させています。

もっとも、ここで挙げた機能の多くは楽天証券でもほぼ同じことができます。筆者がSBI証券をメインにしているのは、IPOの取扱の多さと、長年使ってきた操作の慣れによる部分が大きく、機能やコストだけで優劣がつくわけではありません。最終的にどちらをメインに据えるかは、普段使っている経済圏や好みで選んで問題ないと考えています。

【関連】楽天証券の口座開設と新高値投資での活用法


新高値投資での活用:スクリーニング

100超の条件から組み合わせる

SBI証券のスクリーニング機能は、財務・テクニカル・株価パフォーマンス・コンセンサスなど100超の条件項目から自由に組み合わせられます。選べる項目数は主要ネット証券の中でも特に多い部類です。ただし1回のスクリーニングで同時に設定できるのは最大10項目までで、ここは他社とも大きくは変わりません(差が出るのは「選べる項目の豊富さ」の部分です)。スクリーニングはSBI証券のWebサイト・PCツールのHYPER SBI 2・スマホの株アプリのいずれからでも利用できます。

新高値投資での実用的な組み合わせ例:

条件設定の目安
過去52週高値からの下落率5%以内(52週高値に近い銘柄)
出来高増加率直近平均比150%以上
PBR0〜5倍(資産バブルを除外)
市場東証プライム・スタンダード

上場来高値(全期間の最高値)を直接指定する条件はありませんが、52週高値付近の銘柄を起点にして当ブログのリストと照合する使い方が効率的です。

※本記事で挙げているスクリーニング条件名・項目名は2025年時点のSBI証券Webスクリーナーの表示に準拠しています。SBI証券のUIや項目名は今後変更される可能性があるため、最新の表示名は実画面でご確認ください。

【関連】当ブログの上場来高値銘柄リスト

スクリーニング機能の詳細な使い方は別記事で解説しています。

【関連】SBI証券のスクリーニング機能の使い方

スクリーニング機能を試すにはSBI証券の口座が必要ですが、口座開設・維持ともに無料です。口座開設の流れは記事末尾で解説します。

Myスクリーナーで条件を保存

よく使う条件の組み合わせは「Myスクリーナー」として最大6パターン保存できます。毎日のルーティンとして同じ条件で確認する使い方に向いています。

筆者が登録しているMyスクリーナーの例

筆者は新高値投資用に以下の3パターンを登録して使い分けています。

パターン①:新高値・順張り基本セット

条件設定値
過去52週高値からの下落率5%以内
出来高増加率(25日比)2倍以上
25日移動平均乖離率5〜20%
市場東証プライム・スタンダード

日々のルーティンで最初に開くスクリーナーです。

パターン②:中小型グロース重視

条件設定値
過去52週高値からの下落率5%以内
時価総額100億〜1,000億円
売上高成長率(直近本決算)20%以上
市場東証グロース・スタンダード

成長性重視で爆発力のある銘柄を探すときに使います。

パターン③:押し目候補(保有検討中銘柄の再エントリー用)

条件設定値
過去52週高値からの下落率5〜15%
25日移動平均乖離率0〜5%
出来高(5日平均/25日平均)1倍以上

過去に上場来高値を更新した銘柄が押し目を作った局面を拾うためのセットです。


他社と比べたSBI証券の位置づけ

新高値投資の文脈で、SBI証券・楽天証券・松井証券の主要機能を整理しました(2026年時点)。

比較項目SBI証券楽天証券松井証券
選べる条件項目の数100超と豊富100超と豊富多数+おまかせスクリーニング
同時に設定できる条件数最大10項目最大10項目複数条件を組み合わせ可
条件の保存数最大6パターン最大6パターンおまかせスクリーニング搭載
スクリーニングの利用環境Web・HYPER SBI 2・株アプリWeb・iSPEED・マーケットスピードⅡWeb(絞込検索・マーケットラボ)
国内株売買手数料0円(電子交付設定要)0円(楽天ゼロコース)1日50万円以下無料
高機能ツール(PC)HYPER SBI 2(無料・Win/Mac対応)マーケットスピードⅡ(無料)マーケットラボ(無料)
米国株対応◎(米国株アプリ別途)◎(iSPEED米国株対応)

正直なところ、スクリーニングの実力も売買手数料も、SBI証券と楽天証券で実質的な差はほとんどありません。両者の違いは主に次の2点です。1つは経済圏の好み——楽天ポイント・楽天銀行で固める楽天経済圏か、Vポイント・Ponta・dポイント・PayPayポイントなどから選べて特定の経済圏に縛られないSBI証券か、という点です。もう1つはIPO(新規上場株)で、取扱数の多さや主幹事を務める頻度ではSBI証券に分があります。スクリーニングから業績深掘りまでの一体感を重視するなら松井証券、という整理になります。詳細な5社比較は別記事にまとめています。

【関連】新高値投資におすすめの証券会社5選


新高値投資での活用:注文・ツール

逆指値注文で損切りを自動化

SBI証券では逆指値注文(あらかじめ設定した株価まで下落したら自動で売る注文)に対応しています。

新高値投資では損切りルールの徹底が前提です。エントリーと同時に逆指値注文を設定しておくことで、感情に左右されずにルールどおりの損切りを実行できます。

【関連】リスク管理とポジションサイジング

HYPER SBI 2のチャート機能

HYPER SBI 2のチャート画面

無料で使える高機能ツール「HYPER SBI 2」では、ローソク足・出来高・移動平均線・各種テクニカル指標を一画面で確認できます。「チャート形状銘柄検索」機能では上昇トレンド・ボックス・ゴールデンクロス等の25パターンから絞り込めますが、カップウィズハンドルやVCPなど細かい形状の直接検索はできず、上昇基調の一次フィルタ用途と理解しておくとよいでしょう。

より細かいテクニカル分析やベースの形状確認には、TradingViewとの併用が便利です。

👉TradingView(有料プランの詳細を見る)

スマートフォンアプリ:株アプリとSBI証券Plus

SBI証券のスマホアプリは用途別に2つに分かれています。

SBI証券 株アプリ

  • 国内株の発注・株価チェックに特化したシンプル設計
  • ローソク足・テクニカル指標・出来高をスマホ画面でも確認しやすい
  • ウォッチリスト機能で気になる銘柄を分類管理可能
  • 逆指値・OCO注文にも対応しており外出先での損切り発注も可能

SBI証券Plus

  • 2026年2月から提供開始された 資産管理・情報閲覧専用アプリ(発注機能は非搭載)
  • 国内株式・投資信託・NISA・iDeCoなど各種口座の資産状況を横断して確認できる
  • 「My資産」機能で保有資産の割合・残高・損益をグラフで一覧表示
  • AIがまとめたニュース・適時開示を読みやすくレイアウト
  • 売買注文は「株アプリ」またはWebサイトから行う設計

筆者の使い方は「スクリーニング・新規発注は株アプリ、保有資産全体の損益確認はSBI証券Plus」という役割分担です。両アプリは同じログイン情報で連携でき、米国株の売買は別途「SBI証券 米国株アプリ」を併用しています。

なお、このほかにも先物・オプション専用アプリなど用途別のアプリが用意されていますが、新高値投資(現物株)であれば株アプリとSBI証券Plusの2つで日々のルーティンは十分カバーできます。


SBI証券のデメリット・注意点

筆者が実際に使ってきて感じる弱点・注意点も率直に整理しておきます。新高値投資(国内株)で使ううえでは致命的ではないものの、知らずに口座開設すると戸惑う点もあるため、正直にまとめておきます。

  • 多機能ゆえにサイト・管理画面が複雑で慣れが要る:取扱商品もメニューも非常に多いため、目的の機能や情報ページにたどり着きにくく、口座開設直後は「どこを見ればいいのか」で迷いやすいです。実際、2024年9月にはリニューアルした新「株アプリ」が「使いにくい」「文字が小さい」と不評を集め、約2週間で旧版に差し戻すという異例の対応もありました。UI・UXは発展途上な面があり、シンプルさを最優先したい人には人を選ぶところです
  • 対面サポートがなく、電話も繋がりにくいことがある:ネット専業のため店舗窓口がなく、操作でつまずいても基本は自分で調べる前提です。電話サポートは混雑する時間帯は待ち時間が長くなりがちで、AIチャットも定型的な質問への対応が中心。手取り足取りのサポートを求める初心者にはハードルになり得ます
  • 定期メンテナンスは取引時間外だが、深夜・週末は一部機能が止まる:システムの定期メンテナンスは原則として深夜・早朝や祝日前後(例:毎月第1・第3月曜の2:00〜6:00など)に実施され、その時間帯はログインや一部のサイト機能が使えないことがあります。裏を返せば平日の市場取引時間(日中)とは基本的に重ならず、通常の売買に実害が出ることはシステム障害などのトラブルを除けばまずありません。週末や深夜にまとめて設定・入金をしたいときに、たまたまメンテ時間に当たることがある程度と考えておけば十分です
  • 手数料0円は「電子交付の設定」が条件:国内株の売買手数料無料(ゼロ革命)は、インターネットコースと各種交付書面の電子交付設定が前提です。設定を忘れると手数料が発生してしまうため、口座開設直後に必ず確認しておきたいところです
  • HYPER SBI 2は表示の見やすさに癖がある:高機能で動作も軽い一方、初期設定のままだと文字が小さく罫線も細めで、視認性の面では好みが分かれます(設定である程度は調整可能)。機能面ではTradingViewに大きく見劣りするわけではありませんが、チャートの見やすさを重視するならTradingViewとの併用も一案です。なお、HYPER SBI 2は国内株向けのツールで、米国株の取引には対応していません
  • 米国株まわりは無料ではなく、画面も分かれる:米国株取引手数料は約定代金の0.495%(上限22米ドル。NISA成長投資枠の個別株などは別扱い)で、国内株のような完全無料ではありません。また国内株「株アプリ」と「SBI証券 米国株アプリ」、Webサイトも国内株と米国株で画面が分かれます。ただしログイン状態ならリンクをたどる感覚で行き来でき、実用上の負担は小さめです

なお、これはSBI証券に限った話ではありませんが、2024年末〜2025年にかけてネット証券全体でフィッシング経由の不正アクセス・口座乗っ取り被害が相次ぎました。SBI証券を含む大手数社は原則として被害額の50%を補償する方針を示していますが、全額補償ではありません。どの証券会社を使う場合でも、二段階認証(ログイン追加認証)の設定とフィッシング対策は必須と考えておきましょう。

これらは「致命的な欠点」というより、多機能ゆえの複雑さとネット専業ゆえの割り切りに起因するものが中心です。国内株メインの新高値投資であれば日々の運用に大きな支障はありませんが、口座開設後はまず二段階認証を設定し、本格的なチャート分析はTradingViewと併用する、という前提で使うのが現実的でしょう。


口座開設の流れ

SBI証券の口座開設はオンラインで完結します。

  1. 公式サイトから申し込み:本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)を準備
  2. 本人確認:スマートフォンで本人確認書類を撮影してアップロード(最短当日審査)
  3. 初期設定:ログイン後にNISA口座・特定口座の設定
  4. 入金:各銀行から即時入金可能(インターネット振替)

最短翌営業日から取引開始できます。

SBI証券の公式サイトはこちら


まとめ

  • スクリーニング条件数は国内主要ネット証券の中でトップクラス(100超)
  • 国内株売買手数料0円・逆指値注文対応で新高値投資の実践環境として必要な機能が揃っている
  • HYPER SBI 2(無料・Windows/Mac対応)でチャート分析にも対応
  • 米国株手数料は0.495%、米国株は別アプリ・別サイトなど、用途によっては他ツールとの使い分けが現実的
  • チャートの詳細確認にはTradingView、業績深掘りには松井証券のマーケットラボなどとの使い分けが効率的

結論として、国内株中心で新高値投資を実践するなら、SBI証券は最初の一社として有力な選択肢のひとつと言えるでしょう。筆者自身、複数口座を併用しながらも日々のメイン作業はすべてSBI証券で完結させています。総合力の高いネット証券なので、まず検討してみる価値は十分にあると考えています。


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本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。

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