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【ピックアップ!】2026年7月30日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は31銘柄でした。
前日の米国市場は総崩れでした。NYダウは1,153.18ドル安の51,594.14ドルと-2.19%、S&P500も-1.52%、NASDAQ100は-2.06%と、主要指数が揃って大幅安です。米・イランの衝突激化を受けた原油高がインフレ警戒を呼び、連邦公開市場委員会が政策金利の据え置きを決めたことが、かえって対応の遅れへの懸念につながりました。

その流れを引き継いで日経平均は61,258円と安く始まりましたが、寄り付き直後には切り返します。前場中盤には62,924円まで買われ、上げ幅は一時1,500円近くに達しました。連日の急落による値ごろ感から値がさの半導体株に買い戻しが集中したためで、なかでも前日引け後に業績の上方修正を発表したアドバンテストが急伸し、この1銘柄だけで指数を数百円分押し上げています。ただし後場は方向感を失い、終値は433.24円高の61,867円と、高値から1,000円以上を吐き出しての着地でした。

問題は中身です。TOPIXは21.53ポイント安の3,952.50と-0.54%で、東証プライムの値下がりは993銘柄と全体の63.7%を占めました。値上がりは534銘柄にとどまります。グロース250こそ0.85ポイント高の666.97と小幅にプラスを確保したものの、東証33業種で上昇したのはわずか5業種、電気機器、その他製品、非鉄金属、精密機器、鉱業だけでした。下落率の上位には証券・商品、銀行業、その他金融業が並んでいます。売買代金は12兆6,645億円と前日の13兆1,999億円からやや細りながら、依然として高水準です。29日の指数安・中身高が、本日はそっくり裏返しになりました。

上場来高値を更新した31銘柄の顔ぶれにも、その裏返しが表れています。情報・通信業が8銘柄と最多で、KDDI、インターネットイニシアティブ、GMOインターネットグループのほか、都築電気、東計電算、JBCCホールディングス、フューチャーといったシステム関連が名を連ねました。卸売業6銘柄、小売業5銘柄が続き、前日に9銘柄を数えた食料品はサッポロホールディングス1銘柄だけです。28日から29日にかけて逃げ場となっていた食品・生活必需への集中が、一日で崩れました。

もっとも、更新銘柄の多くは前日比マイナスで引けています。サッポロホールディングスは-3.84%、タカラスタンダードは-7.47%、吉野家ホールディングスは-2.67%、KDDIも-1.83%と、ザラ場で高値を付けたあとに売りへ押されました。上昇して引けたのは都築電気の+4.41%、愛三工業の+3.29%、高速の+2.88%、カメイの+2.77%など、中小型の情報・通信と卸売が中心です。時価総額17.98兆円のリクルートホールディングスから280億円のSPKまで規模はまちまちで、大型主導とは言えません。なお精密機器のタムロンは、ソニーから買収提案を受領した事実を認めたことでストップ高となりましたが、これは通常の物色とは切り離して見るべき値動きです。

日銀の金融政策決定会合は本日が初日で、結果が出るのは明日です。7月下旬に資金を集めてきた銀行・証券が下落率の上位に並んだ背景には、結果を待つ姿勢も混じっていそうです。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

リクルートホールディングス(6098)

上場来高値を更新した銘柄が、その日の日経平均を押し下げる側に回る。本日のリクルートホールディングスは、そういう一日でした。寄り付き直後に13,320円まで買われて上場来高値を更新したものの、そこが天井になります。あとは戻り売りに押され続け、前場のうちに12,700円台まで沈み、後場は13,000円に届かないまま推移しました。終値は12,915円と前日比マイナスで、日経平均のマイナス寄与でも上位に顔を出しています。上場来高値の更新自体は前日に続いて2営業日連続ですが、出来高は25日平均の1.07倍と、高値を更新した日にしては商いが膨らんでいません。24日から前日までの5営業日で+8%を超えて駆け上がった反動に、半導体への資金の巻き戻しが重なった格好です。

ココに注目!:移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転を維持しており、トレンドそのものは崩れていません。25日線乖離率は5%台、RSI14も63前後で、上値を追った割に指標面の過熱は限定的です。注目したいのは本日の安値12,710円で、これはボリンジャーバンドの+1σが通る12,750円近辺をわずかに下回った水準です。そこから200円ほど戻して引けており、朝の高値からの下落を吸収する買いは入っていました。帯域の幅そのものは横ばいですが、中心線は5日前比で+2%台の切り上がりを続けており、上昇途中の一服と見るのが素直です。押し目を考えるなら、5日線と+1σが重なる12,600〜12,750円のゾーンが最初の目安になります。ここで支えられずに25日線が通る12,200円近辺を終値で割り込むようだと、7月24日に付けた安値11,905円までの下値が意識される展開になり、7月下旬からの上昇シナリオは仕切り直しが必要です。

ザ・パック(3950)

6月25日に上場来高値更新間近として取り上げたときは1,371円で、当時の上場来高値1,440円まで5%程度という位置でした。あのとき指摘したのは、信用の売り残が買い残の十数倍に積み上がった極端な売り長と、25日線がまだ75日線を下回っている長期トレンドの未成熟さの二点です。1カ月余りを経て、同社は1,440円を難なく抜き、本日は27日に付けた1,474円を上回る1,477円まで買われ、そのまま高値引けで上場来高値を更新しました。出来高は25日平均の2.19倍。今回も目立った新規材料は出ておらず、静かに上値を切り上げる展開が続いています。移動平均線の並びはパーフェクトオーダーへ移行し、当時の懸念材料の一つは解消しました。

ココに注目!: RSI14が72前後と70を超えてきました。ただし25日線乖離率は5%台にとどまっており、指標が示す過熱度には食い違いがあります。これは平均値幅率が1%台と日々の値動きが穏やかで、少しずつ上げ続けることでRSIだけが積み上がる形になっているためです。ボリンジャーバンドは+1σと+2σの間にあり、+2σは1,495円近辺。帯域は緩やかに広がりながら、中心線が+1%台で切り上がっています。需給面では貸借倍率が0.4倍と、なお売り残優勢の構造は残るものの、6月時点の0.1倍割れからは水準が戻っており、踏み上げの燃料は目減りしていると見るべきでしょう。押し目としては、5日線と+1σが重なる1,445〜1,465円のゾーンが第一の目安です。25日線が通る1,400円近辺を終値で割り込むようなら、6月から続いた需給主導の上昇が一巡したサインとして扱いたいところです。

SRSホールディングス(8163)

7月28日の取引終了後に発表された株主優待制度の拡充が、そのまま二日分の上昇に変わりました。6月16日の拡充に続く今年2回目で、今回は1,000株以上の区分を中心に優待贈呈額を引き上げる内容です。新制度は9月末時点の株主名簿から適用されます。前日に大きく買われた流れを受け、本日は1,423円まで下押しする場面をこなしたうえで1,475円まで上値を伸ばし、2営業日連続の上場来高値更新となりました。出来高は25日平均の3.02倍。前日、東証33業種で小売業が上昇率の上位に食い込んだ際、その中心にいた一角でもあります。地合いが半導体へ振れた本日も上昇して引けており、銘柄固有の材料が地合いを上回った動きと言えるでしょう。

ココに注目!: RSI14が89前後という、めったに見ない数値です。ボリンジャーバンドも+2σと+3σの間に位置し、+3σが通る1,470円近辺を本日の高値は一時上抜けました。帯域は5日前比1.7倍へ急拡張し、中心線も+3%の切り上がりですから、方向は上ながら値動きの荒さが増している状態です。一方で移動平均線の並びは混在のままで、75日線がなお200日線をわずかに下回っています。長期のトレンド転換までは確認しきれておらず、優待材料で一気に駆け上がった若い上昇であることは意識しておきたいところです。需給面は貸借倍率0.08倍と信用売残が買残の十数倍あり、買残回転日数も0.4日分と軽く、買い戻しが上昇を後押ししている可能性があります。現実的な押し目は、5日線と+2σが重なる1,390〜1,410円のゾーンでしょう。優待発表前の水準である1,330円前後を終値で割り込むようなら、材料を織り込んだ上昇の前提そのものが崩れます。権利付き最終日は9月28日で、それまでは優待取りの買いが下値を支える一方、通過後の反動も頭に入れておく必要があります。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

キリンホールディングス(2503)

前日の急伸の反動が、そのまま出た一日でした。本日は3,108円と前日終値を下回って始まり、一時3,139円まで戻す場面はあったものの続かず、3,046円まで下押しします。終値は3,068円と前日比-2.07%。それでも出来高は25日平均の4.61倍と、上昇した前日に続いて商いは膨らんだままです。上場来高値3,199円までは4%程度の距離を残しています。本日は特段の材料は見当たらず、28日から29日にかけて内需・ディフェンシブへ逃げ込んでいた資金が半導体へ引き返した、その裏側の動きと見るのが自然でしょう。8月7日に決算発表を控えており、ここからは需給よりも業績が値動きを決める展開になりそうです。

ココに注目!:最も目を引くのはボリンジャーバンドの帯域で、±1σ幅は5日前の1.7倍まで拡張し、中心線も切り上がっています。前日から本日にかけての値動きの荒さが、そのまま帯の広がりに表れました。注目したいのは終値3,068円の位置で、+2σが通る3,060円近辺をかろうじて上回っています。ザラ場では一度この水準を割り込みながら、引けにかけて回復しました。売られた一日でありながら強気圏の下限は死守した格好で、上昇の枠組み自体はまだ壊れていません。25日線乖離率は6%台、RSI14も67前後と、指標面では過熱の手前にとどまります。貸借倍率2.37倍、買残回転日数0.1日分と、上値で利益確定を急がせる需給の重しも乏しい状態です。押し目としては5日線が通る3,000円台前半がまず意識され、そこを維持できるかが目先の分かれ目になります。25日線が通る2,890円近辺を終値で割り込むようなら、7月下旬の上昇は決算を前にした期待の先食いだったと見直す必要が出てきます。

トーセイ(8923)

金利で買われてきたセクターが軒並み売られた一日に、不動産の一角が静かに上値を切り上げました。証券・商品、銀行業、その他金融業が下落率の上位に並ぶなか、トーセイは1,808円まで下押ししたあと1,845円まで買われ、ほぼ高値引けで終えています。出来高は25日平均の3.28倍と、直近の商いの薄さから明確に膨らみました。7月16日に1,891円を付けたあと24日の1,731円まで下げた調整分を、終値ベースでほぼ取り戻した水準です。上場来高値1,943円までは5%程度に迫ってきました。本日は直接的な手掛かりとなる材料は確認できませんが、7月上旬に発表された中間決算が増収増益で着地し、国内大手証券が目標株価を引き上げた経緯があり、業績面の評価は市場に残っているとみられます。

ココに注目!: 本日の安値1,808円は、ボリンジャーバンドの+1σが通る1,810円近辺とほぼ重なります。始値1,831円から一度そこまで売られ、そこから切り返して高値圏で引けたわけで、この水準が実際に支えとして機能したことは強みの根拠になります。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転で、帯域の幅は横ばいながら中心線は+1%台で切り上がっています。25日線がほぼ水平なレンジ相場ではなく、上昇の途中で値幅を落ち着かせている状態と見るべきでしょう。25日線乖離率は4%台、RSI14は63前後で、過熱感はありません。平均値幅率は2%台と、この規模の不動産株としては素直な値動きです。当面は1,810円近辺で今後もサポートが効くかを見極めたいところで、ここを維持できているうちは上場来高値への再挑戦を待つ姿勢が取れます。25日線と7月24日の安値が重なる1,730〜1,760円のゾーンを終値で割り込むようなら、7月下旬からの戻りは調整の中の反発にすぎなかったと判断を切り替える場面になります。

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