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【ピックアップ!】2026年6月25日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は41銘柄でした。
前日まで2日続けて下げた東京市場が、本日は一転して歴史的な急反発に転じました。日経平均は前日比3,191円高の72,366円と3営業日ぶりに反発し、22日につけた終値ベースの最高値を更新。上げ幅は一時3,400円を超え、歴代でも4番目の大きさとなりました。引き金は明確で、米国時間24日の取引終了後に発表された米マイクロン・テクノロジーの決算が市場予想を大きく上回り、時間外取引で急騰したことです。前日まで半導体への売り圧力で冷えていた投資家心理が一気に強気へ傾き、東京市場でも朝方からAI・半導体関連に買いが殺到しました。

ただ、指数の見かけ上の急騰と個別の実態にはギャップがあります。前日の米国市場はNYダウが+0.35%と反発した一方、S&P500は-0.10%、NASDAQ100は-0.43%とまちまちで、米国の通常取引が今日の上げを促したわけではありません。あくまで引け後のマイクロン決算という、日本時間の朝に効いた材料への反応です。実際、TOPIXは+1.33%、グロース250は+0.69%にとどまり、+4.61%の日経平均とは温度差があります。アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループ・キオクシアのわずか4銘柄で日経平均を2,300円あまり押し上げており、値嵩の半導体株に偏った指数イベント的な色彩が濃い一日でした。

もっとも、物色の裾野は半導体一極ではありません。東証プライムの騰落は値上がり1,043に対し値下がり471と、約7割が上昇する全面高で、本日上場来高値を更新した顔ぶれも幅広く分布しました。サッポロホールディングスや高島屋、J.フロント リテイリングといった食品・小売、エア・ウォーターや日本ゼオン、四国化成ホールディングスなどの化学、日本碍子・ニチアスのガラス・土石、大同特殊鋼の鉄鋼まで、前日来資金が向かっていた内需・素材・バリューが半導体の急反発と併走しています。一方で売買代金は約10.9兆円と、前日までの12〜13兆円台から細りました。下げの過程で積み上がったショートの買い戻しと先物買いが主導した反発で、新規資金が大挙して入ったというより、巻き戻し主体のリスクオンと見るのが実態に近そうです。前日まで「次の手掛かり」とされていたマイクロン決算が満点級の内容で着地し、調整の主因だった半導体への不安がいったん払拭された格好と言えます。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

大同特殊鋼(5471)

6月16日に上場来高値更新間近の銘柄として取り上げた際は、2006年につけた20年来の高値2,560円にあと5%弱まで迫った段階で、この節目を出来高を伴って終値で抜ければ20年ぶりの真空地帯入りが視野に入ると書きました。その後、同社はこの強烈な上値抵抗を明確に突破。本日は半導体・フィジカルAI関連の急反発に乗って一段高となり、ザラ場高値2,994円台で上場来高値を更新、前日比188円高で高値圏を維持して引けています。後場にかけて上値を伸ばす強い足取りで、特殊鋼のなかでも際立つ強さです。本日は特段の新規材料は見当たりませんが、モーターや軸受け向け特殊鋼を起点としたフィジカルAI関連への需要期待が、引き続き買いの支えになっているとみられます。

ココに注目!:何より際立つのは過熱の度合いです。25日線乖離率は+29%に達し、RSI14も75前後と明確な過熱圏に入っています。平均値幅率も5%を超えており、1日の値幅が荒くなっている点は、板が薄くなる時間帯のスリッページも含めて警戒が必要です。ボリンジャーバンドは±1σ幅が直近5日で1.5倍に拡張し、価格は+2σと+3σの間に位置しています。20年来の上値抵抗を抜けた真空地帯だけに上方の重しは外れていますが、これだけ駆け上がった後はいったん利益確定で値幅の大きい調整が入りやすい段階です。現実的な押し目としては、まず5日線(2,800円付近)まで戻したあたりが目先の拾い場、より深ければ6月22日に開けた上げ窓の下限(2,660円付近)や、突破したばかりの20年来高値2,560円が今度はサポートに転じるかどうかが焦点になります。これに対し25日線は現値から2割以上も下の2,290円付近にあり、そこまで下げる場合は押し目というより上昇トレンドそのものの調整入りを意味する水準です。目先は5日線を終値で割り込むかどうかが勢いの一巡を測る目安となり、直近のザラ場安値2,650円付近を割り込むようだと、本格的な調整を疑う場面になります。

日本マイクロニクス(6871)

本日の急反発の主役は半導体メモリでした。引け後に出た米マイクロン・テクノロジーの決算が市場予想を大きく上回り、メモリ需給の引き締まりが続くとの見方が広がったことで、HBM(広帯域メモリ)向けプローブカードを主力とする同社にはテーマの中心として資金が向かいました。前日比1,660円高の17,650円まで買われ、ザラ場では18,030円まで上値を伸ばして上場来高値を更新。6月19日に一度大きく振れた後の調整を一気に消化し、高値を取り直した格好です。

ココに注目!:半導体銘柄ではおなじみとも言えますが、まず警戒したいのは値動きの荒さです。平均値幅率は7%超と高く、1日で1,000円超動くことが珍しくない銘柄で、本日のような急騰も裏を返せば急落も振れやすい性質を持っています。一方でRSI14は63前後と、これだけ上げてもまだ過熱圏には達しておらず、モメンタムには上値余地が残っています。ボリンジャーバンドは+2σと+3σの間まで切り上がりましたが帯域は横ばいで、テーマ買いが続けば+3σ(18,800円付近)を試す展開も考えられます。とはいえ25日線乖離率は17%超と過熱の側に傾いており、いったん値幅の大きい調整が入りやすい点は意識しておきたいところです。押し目を考えるなら、まずは5日線(16,400円付近)まで戻したあたりが現実的で、より深い調整なら過熱解消の目安として25日線(15,000円付近)が下値メドになります。半導体メモリ相場の地合いが崩れ、この25日線を終値で明確に割り込むようだと、今回の上昇シナリオは見直しが必要です。

北洋銀行(8524)

派手な半導体物色の陰で、地方銀行が静かに上場来高値を更新してきました。北海道地盤の同社は本日51円高の1,095円まで買われ、ザラ場高値1,102円で約4か月ぶりの上場来高値を更新。半導体・AIに沸いた一日にあって、金利のある時代を見据えた銀行株見直しという別の文脈で着実に値を切り上げています。

ココに注目!:注目したいのはボリンジャーバンドの変化です。±1σ幅が直近5日で1.5倍に広がっており、横ばいが続いた帯域がはっきり拡張に転じました。価格も+2σと+3σの間に乗せており、これまでの小動きから一歩抜け出してボラティリティが高まってきた段階です。25日線乖離率は8%台、RSI14は65前後と過熱はまだ軽く、上値追いの余地は残っています。需給面では貸借倍率が40倍を超え信用買い残が積み上がっており、将来の戻り売り要因として頭の片隅には置きたいものの、買い残は出来高1日強に相当する程度で、回転は比較的軽い状態です。押し目を考えるなら、拡張の起点に近い+1σ(1,040円付近)や5日線(1,050円付近)まで戻したあたりが拾い場として意識されます。一方、25日線(1,010円付近)を終値で割り込むようだと、今回の帯域拡張は不発に終わったと見て仕切り直しが必要です。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ザ・パック(3950)

今日の値動きそのものより、その背後にある需給構造が目を引く一銘柄です。商店用紙袋で最大手の同社は52円高の1,371円で引け、上場来高値1,440円まであと5%程度に迫りました。信用の売り残が買い残の十数倍に積み上がり、貸借倍率は0.1倍を割り込む極端な売り長です。全面高の地合いで戻り売りをこなしながら上値を切り上げた本日の動きは、この売り方の買い戻し(踏み上げ)が効いている可能性があります。特段の新規材料は見当たらず、需給主導の色彩が濃い上昇と見るのが自然です。

ココに注目!:売り残が買い残を大きく上回るこの構造は、株価が上を向いている間は踏み上げのエネルギーとして働きます。買い残は出来高の1日分にも満たない軽さで、上値で利益確定を急ぐ需給の重しは乏しい状態です。テクニカル面では一目均衡表が三役好転し、ボリンジャーバンドは+1σと+2σの間と、過熱というほどではない強気圏に収まっています。25日線乖離率も5%台、RSI14は62前後と、上昇の余地を残した水準です。ただし25日線が75日線をまだ下回る並びで、長期トレンドが完全に上向きへ転換しきったとは言えない点は割り引いておきたいところです。押し目を考えるなら、まずは5日線(1,340円付近)まで戻したあたりが拾い場として意識されます。需給主導の上昇だけに過熱の少ない今のうちは押したところを拾う発想も成り立ちますが、25日線(1,300円付近)を終値で割り込むようだと、踏み上げの勢いが一巡したサインとして仕切り直しが必要です。

参天製薬(4536)

4営業日で1割を超える急ピッチの上昇が続き、本日も83円高の2,128円で高値引け。上場来高値2,234円まであと5%弱に迫りました。眼科に特化した同社の値動きは、ここにきて一段と熱を帯びています。本日は特段の新規材料は見当たりませんが、上昇に弾みがついた状態がそのまま持続した形です。

ココに注目!:何より目立つのは過熱の度合いです。株価はボリンジャーバンドの+3σを上抜けており、これは統計的にも到達頻度の低い極端な水準です。±1σ幅は直近5日で1.9倍へ急拡張しており、ボラティリティが一気に高まっています。RSI14も74前後と、調整を警戒すべき70の過熱圏に踏み込みました。これだけ伸びきった後は、いったん上昇の勢いが緩み、5日線(2,000円付近)や+1σ(1,990円付近)といった足元の支えまで値を戻す調整が入りやすい段階です。上値は2,234円の上場来高値が重く意識される一方、調整が深まる場合は25日線(1,930円付近)が過熱解消の下値メドになります。短期では+1σを終値で割り込むかどうかが勢いの一巡を測る目安となり、25日線まで戻すようだと今回の急騰そのものを仕切り直して考える水準です。

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