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【ピックアップ!】2026年10月20日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

19日の米国市場は、AI・半導体関連株に押し目買いが入り、NASDAQ100が341.80ポイント高の29,529.35で+1.17%と反発しました。S&P500は31.29ポイント高の7,690.73で+0.41%、NYダウは36.38ドル安の51,966.03ドルで-0.07%と小幅に下げています。東京市場はこの戻りを追い風にできませんでした。フランスで大規模なデモが暴動に発展し、財政懸念から欧米の長期金利が上昇したうえ、中東情勢の緊迫で原油相場も上がったためです。日経平均は64,755円で始まると、前場の中ほどに下げ幅が1,000円を超えました。いったん下げ渋ったものの、後場は時間外取引で米原油先物が1バレル104ドル台へ上がり、AI関連の債務を巡る報道も重なって再び売られ、終盤には63,807円まで下げています。終値は841円安の64,075円、-1.30%と続落です。ソフトバンクグループ1銘柄で約235円、東京エレクトロンとアドバンテストを加えた3銘柄で約494円を押し下げ、ファーストリテイリングが約122円を押し上げました。

市場全体の下げは日経平均よりきつく出ています。TOPIXは58.27ポイント安の4,009.21、-1.43%で、ザラ場では3,996.57まで下げて一時4,000を割り込みました。グロース250は21.00ポイント安の745.91、-2.74%と下げ幅がさらに大きく、始値の767.84が高値となって終値は安値の近くです。東証プライムの値下がりは1,181銘柄と全体の76%に達し、値上がりは335銘柄にとどまりました。売買代金は6兆7,992億円と、19日の6兆7,835億円からほとんど増えていません。商いが膨らまないまま値下がり銘柄が4分の3を超えており、買い手が様子見に回るなかで売りが通った形とみられます。33業種のうち上げたのは9業種にとどまり、その他製品、小売業、医薬品が上位に並びました。下げたのは非鉄金属を筆頭に、銀行、ガラス・土石、保険など24業種です。AI関連株の売りが幅広い業種に及び、資金が内需・ディフェンシブの一角へ逃げ込んだリスクオフの一日でした。

上場来高値を更新したのは14銘柄と、19日の31銘柄から半分以下に減りました。最も多いのは小売業の6銘柄で、吉野家ホールディングス(+4.23%)、丸千代山岡家(+3.85%)、SRSホールディングス(+2.93%)、物語コーポレーション(+2.18%)、ブロンコビリー(+0.85%)、ゼンショーホールディングス(-0.20%)と、すべて外食です。サービス業のダスキン(+1.35%)もミスタードーナツを展開しています。16日の参院予算委員会で首相が、食料品の消費減税に関連して外食産業の需要喚起策としてプレミアム付き商品券などを検討していると述べ、19日から外食株に買いが続いています。情報・通信業は3銘柄で、JBCCホールディングスが+1.48%と上げた一方、都築電気は-2.31%、テリロジーホールディングスは上場来高値をつけながら-16.67%と大きく下げて引けました。時価総額1兆円を超えるのはゼンショーホールディングスだけで、1,000億円以上は8銘柄、下げて引けたのは3銘柄でした。一覧に半導体・AI関連の銘柄は1つもなく、指数を押し下げた銘柄群とは無縁の外食関連が、更新銘柄の半分を占めました。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

物語コーポレーション(3097)

「焼肉きんぐ」を主力とする同社は、6,100円まで上値を伸ばし、8月31日以来、約1か月半ぶりに上場来高値を更新しました。今月5日の取引終了後に「焼肉きんぐ」公式アプリの会員管理システムから個人情報が漏えいしたと開示し、6日は5,230円まで売られていました。そこから2週間で水準を取り戻した形です。9日に公表した9月の既存店売上高は前年同月を上回っていました。本日は外食株に買いが続くなかで、安値5,930円をつけたのは最初の30分の時間帯で、商いもこの時間帯に最も膨らみました。その後は買いが優勢となり、後場は6,050〜6,100円の狭い範囲で推移して、6,100円まで上値を伸ばしています。終値は6,090円、+2.18%と高値の近くで引け、出来高は25日平均の1.57倍でした。

ここに注目!: 上昇の速度は直近1週間で一段と上がっています。14日以降、日々の安値は5,440円から本日の5,930円まで切り上がりを続け、終値は5営業日で5,530円から6,090円へ+10%あまり水準を上げ、漏えいの開示で売られた6日の安値5,230円からは+16%台の戻りです。AI関連株が売られて日経平均が続落した本日も、上値を追う動きは途切れませんでした。移動平均線はパーフェクトオーダーに並び、一目均衡表も三役好転が成立しています。直近1年で5回目の上場来高値の更新で、8月31日につけた6,010円との差は小さく、壁を抜いたというより更新の流れに戻ってきた形です。一方で、帯の中心線は5日前比でほとんど動いておらず、±1σ幅も5日前の1.2倍と横ばいです。株価の上昇に帯の切り上がりがまだ追いついておらず、終値は+3σの6,110円付近の手前まで来ています。この先も上昇が続くかどうかは、帯の中心線が切り上がりへ転じ、価格帯ごと持ち上がる動きが出てくるかで確かめられます。RSI14は72前後と70をやや上回る程度で、25日線乖離率も+10%台、5日線乖離率は+5%台にとどまります。平均値幅率も2%台と、値動きは落ち着いています。

信用買残は出来高25日平均の0.8日分、貸借倍率は3倍台と、需給に重さは見当たりません。上昇が続くとみられるのは、8月31日の上場来高値6,010円を終値で保つあいだです。5日線と16日の高値が並ぶ5,790円付近を終値で割り込めば、漏えいの開示後からの戻りはいったん仕切り直しとなり、13日と14日の安値、25日線が集まる5,440〜5,500円のゾーンまで下げる場合は、今月の上昇の前提そのものを見直す水準です。

丸千代山岡家(3399)

「ラーメン山岡家」を展開する同社は、5,170円まで買われて15日から4営業日連続で上場来高値を更新し、株価は初めて5,000円台に乗せました。この10営業日では8日・9日を含めて6度目の更新です。9日のあと13日・14日は足踏みしましたが、15日から再び更新を重ねています。外食株への買いが続く本日、前場は10時台に4,900円まで下げる場面がありましたが、後場は13時台に5,100円台へ乗せ、引けにかけて5,170円まで上値を伸ばしています。終値は5,120円、+3.85%の陽線で、出来高は25日平均の2.51倍に膨らみました。30分足では後場の商いが前場を上回っており、上値を追う買いが後場に入って厚くなっています。

ここに注目!: 上昇の速度は加速しています。帯の中心線は5日前比で+3%台と切り上がり、±1σ幅は5日前の1.8倍に広がりました。日々の安値は、13日に4,410円へいったん下げた以外は6日以降切り上がりを続け、本日は4,900円です。直近1年の上場来高値の更新は10回で、そのうち6回が8日からの8営業日に固まっています。8日の更新は9月8日以来でしたから、1か月の足踏みのあと一気に更新のペースを上げた形です。25日線乖離率は+24%台、RSI14は82前後と過熱の数字は大きく、5日線乖離率も+6%台、平均値幅率は3%台です。それでも終値は+2σの4,980円付近を上回り、前場の押しを後場に取り返して引けました。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転が続いています。長い上ヒゲで上値を抑えられる形は出ておらず、崩れの兆しはまだ見えません。

信用買残は出来高25日平均の1.1日分、貸借倍率は1倍台とほぼ均衡しており、需給の偏りは目立ちません。上昇が続くとみられるのは、19日の上場来高値4,970円と+2σの4,980円付近が重なる水準を終値で保つあいだです。本日は前場にこの水準を下回る場面がありながら、終値では上に戻しています。5日線と16日の高値が並ぶ4,800円付近を終値で割り込めば連続更新の流れはいったん仕切り直しとなり、+1σと14日の安値を含む4,450〜4,550円のゾーンまで下げる場合は、今月の上昇の前提を見直す水準です。25日線は4,110円付近と現値より2割近く下にあり、そこまでの下げは上昇トレンド自体の調整入りを意味します。

JBCCホールディングス(9889)

10月8日に取り上げた際は、1か月半ぶりに上場来高値を更新したばかりでした。同社はその日から8営業日連続で更新を重ね、本日は2,196円の高値引けです。8日の高値1,858円から、2週間足らずで+18%あまり水準を上げました。15日に1,980円の高値引けで2,000円の手前まで迫ると、16日には窓を開けて2,000円台に乗せています。日経平均の下げ幅が1,000円を超えた本日も、前場の早い時間帯に2,130円まで押したところで買い直され、後場も上値を追って高値で引けました。終値は+1.48%で、下ヒゲが実体より長い陽線です。出来高は25日平均の1.68倍でした。29日には中間決算の発表を予定しています。

ここに注目!: 前回は、8月の上場来高値と+2σが重なる1,805〜1,820円のゾーンを終値で保てるかを、上へ抜けた流れが本物かどうかの確認点に挙げていました。翌9日以降の安値は9日の1,827円が最も低く、すべてこのゾーンより上で推移して上昇が続いています。前回は帯の中心線がほとんど動いておらず、遅れて切り上がりに転じる可能性に触れていましたが、本日の中心線は5日前比で+5%台と大きく切り上がり、±1σ幅も5日前の1.9倍に拡大しました。帯が横ばいのまま価格だけが放れた状態から、価格帯ごと持ち上がる状態へ移っています。終値は+2σを上回り、+3σとのあいだにあります。日々の安値も、15日にわずかに下げた以外は、8日の1,758円から本日の2,130円まで切り上がりました。直近1年の上場来高値の更新は前回の18回から25回に増え、移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転が続いています。その分、前回69前後だったRSI14は86前後、+8%台だった25日線乖離率は+22%台まで上がりました。ただ本日は押した場面で買い直されて高値引けとなっており、崩れの兆しは見えません。5日線乖離率は+5%台、平均値幅率は3%台です。

信用買残は出来高25日平均の0.8日分、貸借倍率は3倍台と、需給の軽さも前回から変わっていません。29日の決算は、その内容しだいで値動きの前提が変わりうる点に留意が要ります。上昇が続くとみられるのは、本日の安値と+2σが重なる2,130円付近を終値で保つあいだです。本日はこの水準まで押して買い直されており、ここで支えが続くかが目先の見どころです。5日線と19日の安値が並ぶ2,080円付近を終値で割り込めば連続更新の流れはいったん仕切り直しとなり、16日に開けた窓の下限1,980円と+1σの1,960円付近まで下げる場合は、今月の上昇の前提そのものを見直す水準です。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ブシロード(7803)

トレーディングカードゲームを主力とする同社は、537円まで上値を伸ばし、2021年11月22日に記録した上場来高値544.2円まで、終値で2%台に迫りました。今月7日の取引終了後に「パルワールド オフィシャルカードゲーム」第1弾・第2弾の累計世界出荷予定数が1,100万パックを突破すると発表し、8日に買われて以降、9日に終値で500円台へ乗せ、本日まで水準を切り上げてきました。16日以降の高値は524円、531円、537円と3営業日続けて切り上がっています。本日は値幅16円の小さな陰線で、終値は531円、+0.38%です。後場の寄りに商いが膨らみましたが、出来高は25日平均の1.12倍にとどまりました。

ここに注目!: 上場来高値への接近は、帯ごと切り上がる動きを伴っています。帯の中心線は5日前比で+3%台、±1σ幅は5日前の1.3倍に広がり、終値は+2σの530円付近をわずかに上回りました。安値も15日の478円から本日の521円まで3営業日続けて切り上がっています。移動平均線はパーフェクトオーダーで、一目均衡表も三役好転が成立しています。75日線は410円台と現値より2割あまり、200日線は320円台と4割近く下にあり、この1年で株価の水準そのものが大きく変わりました。同社が最後に上場来高値を更新したのは2021年11月22日で、そのとき記録した544.2円が、それ以来4年11か月にわたって上値の節目として残っています。RSI14は69前後、25日線乖離率は+12%台と、過熱の数字は中程度です。気になるのは商いで、節目を目前にした本日は出来高が25日平均並みにとどまり、上げ幅も小さく終えました。節目へ向けて商いが膨らんでくるかどうかが次の確認点です。平均値幅率は3%台で、日々の値幅が節目までの距離を上回る日もありえます。

信用買残は出来高25日平均の1.3日分、貸借倍率は2倍台と、需給に目立った偏りはありません。上場来高値への接近が続くとみられるのは、終値で+2σの530円付近を保つあいだです。そのうえで544.2円を終値で上抜ければ、4年11か月ぶりの更新が確定します。5日線と19日の安値が並ぶ505〜511円のゾーンを終値で割り込めば接近の流れはいったん仕切り直しとなり、15日の安値478円と25日線の470円付近まで下げる場合は、今月の上昇の前提そのものを見直す水準です。

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