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【ピックアップ!】2026年6月30日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は30銘柄でした。
東京市場は、指数と中身のギャップが際立つ一日となりました。日経平均は前日比594円高の70,062円と、終値ベースで再び7万円台を回復しています。ところが東証プライムの騰落は値下がり1,002に対して値上がり526と、全体の6割超が下落。TOPIXは+0.32%、グロース250も+0.55%と小幅高にとどまり、+0.86%の日経平均との温度差がはっきり出ました。指数の上昇を担いだのは値嵩の半導体株で、典型的な指数高・中身安の地合いです。

前日の米国市場は、NYダウが+0.59%、S&P500が+1.18%、NASDAQ100が+2.25%と、ハイテク主導で上昇しました。本日はこの米ハイテク高を引き継ぎ、東京エレクトロン・KOKUSAI ELECTRIC・SCREENホールディングスといった半導体製造装置の主力がそろって上場来高値を更新し、日経平均を押し上げています。前日まで重しとなっていた半導体が、指数の牽引役として戻ってきた格好です。先週来の概況で「半導体の主力は一社も顔を出さない」と書いた状況からは、明確に様子が変わりました。

もっとも、物色の裾野は半導体一辺倒ではありません。本日上場来高値を更新した28銘柄の顔ぶれを見ると、滋賀銀行・山陰合同銀行・阿波銀行・北洋銀行・十六フィナンシャルグループといった地方銀行、J.フロント リテイリング・三越伊勢丹ホールディングス・トレジャー・ファクトリーなどの小売、日本甜菜製糖の食品、京葉瓦斯のガス、三菱倉庫まで、先週来資金が向かってきた内需・金融・バリューも引き続き高値圏で並んでいます。半導体・機械という景気敏感株と、銀行・小売・ディフェンシブが同時に高値を更新し、大型から中小型まで幅広く分布している点が本日の特徴です。

一方で売買代金は約10.8兆円と、前日の約11.8兆円からやや細りました。指数を担いだ半導体に資金が集まる裏側で、ここまで上昇してきた多くの銘柄では利益確定の売りが出ています。半導体の戻りが日経平均を持ち上げつつ、その他は一服した、選別色の濃い循環物色の一日だったと言えそうです。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

朝日インテック(7747)

医療機器の朝日インテックが、約5年半ぶりに眠っていた天井を試しに行きました。本日はギャップアップで寄り付いたあとザラ場で3,941円まで買われ、2020年12月以来となる上場来高値を更新しています。ただしその水準は続かず、終値は3,800円と寄り付きの上げ幅をほぼ吐き出して引けました。始値を下回る実体の伴った陰線で、旧高値の3,880円を終値ベースでは回復しきれていない点が、本日の値動きの実態です。循環器領域のPCIガイドワイヤーを軸とする医療機器需要の強さと地合いの良さに支えられて長期の節目に到達したものの、上抜けを終値で確定するには至りませんでした。

ココに注目!:注目したいのは、過熱感が乏しいなかでの足踏みだという点です。RSI14は62前後、25日線乖離率も+3%台で、テクニカル指標に過熱の兆候はなく、本日の押し戻しは過熱解消の調整というより、5年半ぶりの天井に対する戻り売りと見るのが自然でしょう。移動平均線はパーフェクトオーダーを保ち、雲の上での推移と、中長期のトレンドは上向きを維持しています。信用買い残は出来高25日平均の1日分に満たず、需給面の重さも感じられません。下値では3,670〜3,770円処に5日線・25日線・ボリンジャーバンドの+1σが集まる支持帯があり、ここを保ったまま旧高値の3,880円を終値で明確に上抜ければ、真空地帯入りで一段高への期待が高まります。逆に25日線を終値で割り込む展開となれば、上昇の勢いはいったん一服したと見たいところです。

日清紡ホールディングス(3105)

前日に大手証券が目標株価を引き上げたことが手掛かりとなり、日清紡ホールディングスは寄り付きから大きく買われました。ギャップアップで始まったあと、ザラ場では2,694円まで上値を伸ばして上場来高値を更新しています。ただ買いは続かず、高値からは利益確定に押されて上ヒゲの長い陰線で引けました。終値は前日比+2%台を確保したものの、ザラ場高値からは大きく水準を切り下げており、目先は達成感からの売りが意識される展開です。4月にこの銘柄を取り上げた際、約19年ぶりの高値更新と同時に達成感の売りを指摘しましたが、その後も無線・通信や防衛関連というテーマ性を背景に上昇基調を保ち、本日さらに高い水準で同じ達成感の売りが顔を出した形となりました。

ココに注目!:本日の長い上ヒゲと、出来高25日平均比1.7倍という商いの増加を併せて見ると、高値圏で短期資金の利益確定圧力が出ていることがうかがえます。一方で移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転と中長期のトレンドは極めて強固で、200日線との乖離は56%超に達しています。25日線乖離率は+7%台と過熱というほどではなく、当面は2,440〜2,460円処に集まる5日線・ボリンジャーバンドの+1σ・本日の窓の下限が、下値の支持帯として機能するかが焦点です。ここを終値で維持できれば押し目買いが入りやすく、短期の強気が続きます。ただし、25日線がほぼ水平なためこれが上向いてくるのを待つ必要はあるかもしれません。この支持帯を終値で割り込めば勢いは一服とみられ、本格的な調整に入った場合は25日線の2,300円付近までの過熱解消が下値メドとして意識されます。

MIRAINIホールディングス(546A)

前日の取引終了後に飛び出した業績予想の上方修正と増配が、MIRAINIホールディングスを本日ストップ高へ押し上げました。半導体メモリの需要拡大や価格上昇、インド市場向け電子部品需要の増加を追い風に通期見通しを引き上げ、配当も増額する内容で、寄り付きから18%を超える大きなギャップアップ。その後はストップ高の2,242円に張り付き、そのまま上場来高値を更新して高値引けとなりました。佐鳥電機と萩原電気ホールディングスが本年4月に経営統合して発足した半導体商社で、上場からの値動きの蓄積が浅く、好材料に対して値幅が出やすい地合いも、本日の急騰を増幅させたと考えられます。

ココに注目!:まず警戒したいのは、極端な過熱です。終値はボリンジャーバンドの+3σを上回り、RSI14も78前後と明確な過熱圏に入っています。25日線乖離率は約+20%まで拡大し、ストップ高張り付きという需給の偏りも踏まえると、目先は値動きが荒くなりやすい点に注意が必要です。目先の押し目としては、+2σと前回の上場来高値でもある2,000円台が意識され、その次は雲上限や+1σのある1900円台半ばが意識されるでしょう。本日の窓下限でもある1,862円付近は25日線の水準とも重なりますがここまで下げてくると上昇シナリオそのものを見直す必要が出てきます。経営統合直後で75日線などの長期の支持帯がまだ定まっておらず、上昇トレンドそのものが若い点も踏まえ、過熱が解消されて値動きが落ち着くのを待ちたい場面です。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

戸田建設(1860)

3月に取り上げた戸田建設が、再び上場来高値更新の射程に入ってきました。3月の段階ではボリンジャーバンドの+1σ上を這う強気のバンドウォークと、洋上風力をはじめとするテーマ性の強さを評価しましたが、その後は一時最高値から20%近く値を下げ、75日線を割れるまで調整をしていましたが、5月に底打ちすると水準を切り上げ、本日はザラ場で1,650円台まで買われています。終値は前日比でわずかに沈んだものの、上場来高値の1,665円まであと+2%強に迫りました。値動きは派手さに欠けますが、平均値幅率が2%台と落ち着いており、急かされない着実な歩みが、この建設株らしい持ち味と言えます。

ココに注目!:ボリンジャーバンドの±1σ幅は収縮気味ですが、帯そのものは切り上がっており、移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転と、これは方向感の定まらないレンジではなく、上昇途中での小休止と読むのが自然です。25日線乖離率は+3%台、RSI14も62前後と過熱感はなく、上場来高値を試す余力は残っています。下値では1,620円付近で5日線とボリンジャーバンドの+1σが重なり、当面の支持帯として意識されます。焦点は、出来高の増加を伴って1,665円を終値で明確に上抜けられるかどうかで、それが確認できれば上値の重しが取れて真空地帯入りとなります。逆に25日線の1,570円付近を終値で割れてくると上昇の勢いがなくなったとみるべきでしょう。。

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