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【ピックアップ!】2026年7月2日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は41銘柄でした。
指数の見た目と中身がこれほど食い違った一日も珍しいところです。日経平均は前日比1,741円安の68,733円と4営業日ぶりに大幅反落し、下げ幅は目を引きます。始値70,039円からほぼ一本調子で値を消し、安値68,676円近辺で引けており、終日戻りらしい戻りに乏しい下げでした。ところが東証プライムの騰落は値上がり1,215に対して値下がり314と、下げた銘柄は全体の2割にとどまります。TOPIXは前日比3.48ポイント高の4,014.98とプラスを保ち、出遅れていたグロース250は12.82ポイント高の712.49と+1.83%で高値引け。指数だけが沈み、8割近い銘柄が上げた、絵に描いたような指数安・中身高でした。

日経平均下落の主因ははっきりしています。前日の米国市場はNYダウが-0.03%、S&P500が-0.22%とほぼ横ばいだった一方、NASDAQ100は-1.54%と半導体・ハイテクに売りが集中し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)にいたっては6%を超える下落となりました。これを引き継いで、これまで日経平均高をけん引してきた指数寄与度の大きいキオクシアを筆頭とする半導体関連株が値崩れし、日経平均を単独で押し下げた格好です。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の物価をめぐる発言もハイテクの重荷になりました。

もっとも、売られたのは値嵩の半導体に限られ、資金が市場から逃げたわけではありません。売買代金は約11.2兆円と前日の約10.4兆円から膨らんでおり、上半期に大きく買われた半導体から、出遅れていた内需・バリューへ資金を移す循環物色の色合いが濃い一日でした。本日上場来高値を更新した41銘柄の顔ぶれがそれを物語ります。めぶきフィナンシャルグループ・群馬銀行・七十七銀行・八十二銀行・山陰合同銀行をはじめ地方銀行が実に21社を占め、加えて三菱倉庫・澁澤倉庫の倉庫、高速・扶桑電通の卸売、リクルートホールディングス・京セラといった内需・大型が並びました。利上げ観測を追い風とする金利上昇メリット株と、割安・内需への物色が主役です。半導体の急落を尻目に金融・バリューへ資金が滑り込んだ、二極化の鮮明な地合いと言えそうです。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

平山ホールディングス(7781)

出来高25日平均比10倍超という異例の大商いが、この一日の性格を物語ります。今週前半までは730〜750円処で伸び悩んでいた株価が、本日は寄り付きから買いを集めて895円まで急伸し、3月につけた高値を上回って上場来高値を更新しました。もっとも、そこからは勢いが続かず、高値から60円下の835円まで押し戻されて引けています。長い上ヒゲを伴う動きで、短期資金の利益確定圧力が高値圏で顔を出した格好です。製造業向けの人材派遣・請負を手掛ける同社は、7月1日を効力発生日とする1対2の株式分割を終えたばかりですが、前日発表された業績予想の修正で営業利益を大幅に引き上げたことが好感されたようです。時価総額130億円弱の小型株だけに、板の薄さには留意したいところです。

ココに注目!:ボリンジャーバンドは+2σ〜+3σの過熱圏に達し、RSI14も70前後まで上昇してきました。加えて、信用売残がほぼないなかで信用買残は出来高25日平均の7日分を超えており、上値では買い方の整理が重しになりやすい状態です。この銘柄で最も意識したいのは、10倍超の大商いを伴いながら高値から60円押し戻された点で、目先は短期過熱のスピード調整が入りやすいと見ておきたいところです。押し目としては、今年3月に記録した上場来高値付近であり、+2σの位置する820円付近がまず意識されるでしょう。本日の上げ窓の下限750円処に25日線・5日線・ボリンジャーバンドの+1σが集まる740〜770円処は下値の支持帯となりそうですが、この帯を終値で明確に割り込むようだと、今回の急伸はいったん一巡と見て仕切り直すのが妥当です。

山形銀行(8344)

前回高値はなんと2005年12月、実に約20年ぶりの記録更新です。金利上昇観測を追い風に地方銀行株へ資金が向かうなか、山形銀行も寄り付きから買いが優勢となり、3,875円まで上値を伸ばして長らく上値を抑えてきた上場来高値を突破しました。安値からほとんど下押しせず、高値近辺の3,825円で引けた大陽線で、地銀物色の強さを素直に映した一日です。半導体が急落する地合いのなかでも、割安・金利メリット・株主還元という文脈で買われる金融株の相対的な強さがはっきり出ました。

ココに注目!:20年ぶりの高値更新で上値には目立った戻り売りの節がなく、いわゆる真空地帯に入りました。この銘柄でまず意識したいのはRSI14が77前後まで上昇した過熱感で、ボリンジャーバンドも+2σ〜+3σと短期的には買われ過ぎの水準です。需給面では貸借倍率が16倍超と信用買いに傾いており、上値では戻り売りが出やすい点は頭に置いておきたいところです(もっとも買残は出来高25日平均の2日分程度で、特に重くありません)。押し目としては、本日の上げ窓の下限3,610円処に5日線・ボリンジャーバンドの+1σが集まる3,540〜3,610円処が最初の支持帯です。より深い調整となれば25日線の3,330円処が下値メドになりますが、そこまで下げた場合は上昇の勢いが一服したとみるべきです。本日の上げ窓の下限3,610円付近を終値で守れている間は強気を維持しているものとみてよいでしょう。

富士紡ホールディングス(3104)

半導体関連が総崩れとなった本日、半導体向けの精密研磨材(CMP材料)を主力の一つとする富士紡ホールディングスは、逆行して寄り付きからギャップアップし、ザラ場では4,625円まで買われて上場来高値を更新しました。ところが、その後は一転して前日終値を下回る4,245円まで急落し、引けにかけて4,370円(前日比わずか5円高)まで戻すという、荒い値動きの一日でした。前場に高値と安値の両方をつけ、後場は落ち着いた展開です。上場来高値を一時つけたものの、終値では5月につけた戻り高値(4,405円処)の下に押し戻されており、上放れを終値で確定できたとは言えません。平均値幅率が5%近く、日々の値幅が大きい銘柄である点も、この乱高下の背景にあります。

ココに注目!:ボリンジャーバンドの帯が横ばいで、25日線もほぼ寝ていることを踏まえると、本日の上昇を含めても5月中旬の高値以降でレンジ内での往来が続いていると見るべきでしょう。まず意識したいのは、本日ザラ場でボリンジャーバンドの+1σ(4,260円処)まで下押ししたのち下げ止まって反発した点で、この水準が支えとして機能し続けるかどうかが目先の分かれ目になります。上放れを終値で見極めるには、5月の戻り高値4,545円、さらに本日高値4,625円を終値で明確に上抜けることが条件です。逆に+1σ(4,260円処)を終値で割り込むと、25日線(4,030円処)方向への調整が視野に入ります。RSI14は61前後と過熱感は乏しく、上下どちらにも振れやすいだけに、上放れの確定を待って動く姿勢が無難です。

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気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

共同ピーアール(2436)

小型のPR会社に、久々にまとまった資金が集まりました。共同ピーアールは本日+8.13%と急伸し、後場にかけて上値を切り上げて586円まで買われ、上場来高値612円まであと4%台に迫っています。始値付近から終日買いが優勢で、ほぼ高値引けの大陽線となりました。ボリンジャーバンドの±1σ幅は5日前の倍以上に急拡大しており、長く続いた保ち合い(スクイーズ)を上放れる動きです。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転と、トレンドは明確に上向きへ転じています。目立った新規材料は出ていませんが、地合いが大型半導体から中小型・出遅れ株へ向かった本日の流れに乗った動きと見るのが自然でしょう。

ココに注目!:この銘柄で最も警戒したいのは、終値がボリンジャーバンドの+3σを上抜けた極端な過熱です。RSI14も73前後と買われ過ぎの水準にあり、平均値幅率は3%台ながら、時価総額100億円規模の小型株ゆえ、急拡大したボリンジャーバンドが示すとおり値動きは荒くなりやすい状態にあります。信用買残は出来高25日平均の5日分に達しており、上値では買い方の整理が出ることも意識されます。目先の焦点は上場来高値612円を終値で更新できるかどうかで、更新できれば上値の節が乏しい真空地帯に入ります。押し目としては、まずボリンジャーバンドの+1σ(540円処)、さらに25日線(520円処)が下値の目安です。終値で+2σ(555円処)を割り込むようだと、急拡大したバンドの中心線(25日線)方向へ急速に引き戻されやすい点に注意したいところです。

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