PR

【ピックアップ!】2026年6月26日の気になった銘柄

ピックアップ銘柄

本日の相場概況

本日の上場来高値更新銘柄数は31銘柄でした。
昨日の大反発からわずか一日で、本日の東京市場は急反落に転じました。日経平均は昨日の上昇を帳消しにする前日比3,005円安の69,360円と大幅に下げ、7万円の大台をあっさり割り込んでいます。下げ幅は一時3,700円を超え、歴代3位の大きさとなりました。前日に3,191円高という歴史的な急騰を演じた反動が、そのまま出た格好です。

ただ、今回の急落は前日の上昇とちょうど裏返しの構図でした。前日の大幅高はマイクロン・テクノロジーの好決算を受けた半導体株への買い戻しが主導していましたが、本日はその買い戻しのエネルギーが尽きると、値嵩の半導体・電子部品株がそろって売り直され、指数を押し下げました。市場では、メモリー価格の高騰がむしろ顧客であるハイパースケーラーの投資負担を重くし、結果的にAI投資の減速につながりかねないとの見方が広がり、前日まで好感されていた材料が一転して重荷に転じています。原油価格の上昇が企業業績の下振れリスクとして意識されたことも、地合いを冷やしました。韓国総合指数が一時6%安となるなど、アジア全体に半導体株安が波及した点も見逃せません。

注目すべきは、指数の派手な下げと個別の実態が大きく食い違っていることです。前日の米国市場はNYダウが+0.14%、S&P500が-0.01%、NASDAQ100が+0.75%とほぼ横ばいで、今日の急落を促したわけではありません。米国発というより、日本・アジア独自の半導体巻き戻しが主役でした。実際、TOPIXは-1.32%、グロース250は-2.51%にとどまり、-4.15%の日経平均とは温度差があります。さらに東証プライムの騰落は値上がり915に対して値下がり613と、全体の6割近くが上昇する「指数安・中身高」の一日でした。売買代金は約12.2兆円と前日からむしろ増えており、様子見ではなく、積極的な売り直しと買い拾いが交錯したことがうかがえます。

物色の中身は、本日上場来高値を更新した31銘柄の顔ぶれによく表れています。滋賀銀行・北洋銀行・東京きらぼしフィナンシャルグループといった銀行、京葉瓦斯、サッポロホールディングスや日本甜菜製糖などの食品、J.フロント リテイリングやサツドラホールディングスの小売、豊田合成といった内需・金融・ディフェンシブが軒並み上昇で引けました。一方で、同じ高値更新組でもSCREENホールディングスや大同特殊鋼、日産化学、四国化成ホールディングスなど半導体周辺・素材はザラ場で高値をつけたのち売りに押されて下落で引けており、指数を担ぐ値嵩半導体から内需・バリュー・金融へと資金を移す前日来の流れが、急落のなかでむしろ鮮明になりました。無差別の換金売りというより、過熱した半導体の持ち高整理を内需株が吸収する循環物色が、本日の地合いの正体と言えそうです。

気になる上場来高値更新銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

テクニスコ(2962)

寄り付き直後にいったん1,590円まで突っ込んだ後、そこから切り返して2,022円まで一気に駆け上がり上場来高値を更新——本日のテクニスコは、出来高25日平均比で6倍を超える大商いを伴いながら、値幅の荒い乱高下を演じました。半導体レーザーやパワー半導体向けの放熱部材(ヒートシンク)を手掛け、AI・データセンター関連のテーマ性を背景に物色が続く小型株です。高値2,022円をつけた後は失速し、終値は1,888円と高値からかなり値を消して引けており、急騰の裏で短期的な利益確定の圧力も強まっていることがうかがえます。

ココに注目!:際立つのは過熱感の強さです。25日線乖離率は+59%程度まで膨らみ、株価はボリンジャーバンドの+3σをも上抜けた極端な水準にあります。RSI14も75を超え、平均値幅率は8%超と、日々の値動きが非常に荒いことを示しています。時価総額が小さく板も薄いだけに、わずかな売買で価格が大きく振れやすく、上下どちらにも騙しが出やすい状態です。本日は寄り後に1,590円まで売られたところで強く切り返しており、まずはこの水準が当面の下値支持として機能するかどうかが目先の焦点になります。仮に終値で1,590円を明確に割り込むようだと、5日線(1,530円付近)を挟んで調整色が強まりやすい展開です。なお25日線は1,190円付近と現値からはるかに下にあり、そこまでの下げは押し目ではなく、上昇トレンドそのものの転換を疑う水準と捉えるべきです。

信越ポリマー(7970)

地味ながら、本日の信越ポリマーは強さが際立ちました。日経平均が4%超下げ、半導体・電子部品の主力が軒並み売られるなかで、半導体材料を手掛けるこの信越化学工業の子会社は逆行高に転じ、後場にかけて2,431円まで上値を伸ばして上場来高値を更新。終値も2,422円と高値圏で引けました。上場来高値の52週更新数はこれで17回を数え、急騰ではなく、淡々と買いを集めながら水準を切り上げる展開が続いています。出来高も25日平均比で1倍台半ばとほどよく膨らんでおり、半導体株安の地合いに逆らって買われた点に、需給の堅さがにじみます。

ココに注目!:テクニスコのような派手な過熱感はなく、上昇の質はむしろ良好です。25日線乖離率は+5%台にとどまり、RSI14も64前後と、過熱というより上値余地を残した水準です。平均値幅率も2%台と落ち着き、ボリンジャーバンドの帯域は横ばいで、値動きは整っています。移動平均線はパーフェクトオーダー、一目均衡表も三役好転と、トレンドの土台は強固です。+1σと5日線が2,350円付近で重なっており、本日もこの水準を割らずに上昇しました。ここが当面の浅い押し目の目安で、より深い押し目としては25日線(2,300円弱)が意識されます。バンドが横ばいのぶん上昇は緩やかなので、終値で25日線を割り込むようなら、いったん上昇の勢いが鈍ったと見るのが妥当です。

信用取引は格安手数料の楽天証券
松井証券の魅力、まずはお試しください。

日々のリスト更新の励みになります!応援ポチッとお願いします

気になる上場来高値間近銘柄

今日のリストから、個人的に気になった銘柄をピックアップしました。
※あくまで個人の所感です。売買を推奨するものではありませんので、投資は自己責任でお願いします。

ニップン(2001)

指数が4%超も崩れた一日に、しっかり上昇で引けた点がニップンの強さを物語ります。前日比+1.14%で、ザラ場では2,866円まで買われ、上場来高値2,880円まであと1%台に迫りました。製粉を軸とする食品大手で、値嵩半導体から内需・ディフェンシブへ資金が向かう前日来の循環物色のなかで、買いを集めやすい位置にいます。出来高も25日平均比で1倍台後半に膨らみ、地合い悪化をものともしない底堅さを示しました。昨日に旧村上ファンド系アクティビストのストラテジックキャピタルの保有が5.09%となったことが伝わり、それが株高につながったようです。

ココに注目!:注目したいのは、株価が全ての移動平均線の上にありながら、移動平均線の並び自体はまだ「混在」だという点です。25日線(2,680円付近)が75日線(2,700円付近)をなお下回っており、中期的なトレンド転換は確認しきれていません。足元の上昇は、まだ若い段階にあると見ることもできます。需給面では、信用買残が出来高のおよそ3日分積み上がり、貸借倍率も6倍台と買い長です。上場来高値2,880円という過去の節目に近づくほど、この買い残が戻り売りとなって上値を抑える可能性には目配りが要ります。25日線乖離率は+5%台、ボリンジャーバンドは横ばいと過熱感は乏しく、押し目としては5日線(2,780円付近)、さらに下では25日線が目安です。2,880円を出来高を伴って終値で上抜ければ、上方の真空地帯への上放れが視野に入ります。

artience(4634)

寄り付きで上場来高値4,410円目前の4,385円をつけながら、そこから上値を買い切れずに失速——本日のartienceは、高値更新を試す動きが売りに跳ね返された一日でした。終値は4,285円(-1.95%)と、ザラ場の安値圏で引けています。インキ・色材から電子材料へ事業を広げる化学メーカーで、AI・半導体相場の次の担い手として化学株に向かう物色の一角にありますが、本日は地合いの重さに上値を抑えられました。上場来高値まではあと2%台に位置しており、節目は十分に射程に残しています。

ココに注目!:着目すべきは支持帯の攻防です。6月25日に開けた上げ窓の下限(4,285円)と、ボリンジャーバンドの+1σ(4,280円付近)が重なる水準まで、本日株価は押し戻されました。ザラ場では一時4,220円までこの支持帯を割り込む場面もありましたが、引けにかけて下げ渋り、窓の下限まで切り返して着地しています。25日線乖離率は+2%台、RSI14も57前後と過熱感は乏しく、調整というよりは上昇の踊り場と見るのが自然です。この4,280円前後を終値で維持できれば、パーフェクトオーダーと三役好転に支えられた基調は崩れておらず、再度の高値挑戦が視野に入ります。逆にここを終値で明確に割り込むようだと、次の下値メドは25日線(4,170円付近)まで切り下がります。

個別投資をプロに任せる!投資信託で資産形成 ひふみ投信【PR】
預金でも株でもない、安定資産という新しい選択肢 安心の三井物産グループ運営【PR】

タイトルとURLをコピーしました