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【ピックアップ銘柄検証】上場来高値を更新した銘柄のその後は?9月第2週の注目株「その後の明暗」

ピックアップ銘柄

今週の相場概況と振り返り

週明け14日の東京市場は、AI開発の減速を求める声が米国から相次いで伝わったことで、オープンAIに出資するソフトバンクグループが一時13%下落し、日経平均は518円安の63,492円で引けました。ザラ場では62,726円と今週の安値をつけています。ただし同じ日にTOPIXは+0.74%、グロース250は+2.26%とそろって反発し、東証プライムの値上がりは1,221銘柄に達しました。売られたのはAI・半導体の主力株で、それ以外の銘柄には幅広く買いが入っています。15日は国内の長期金利が一時3.030%と30年ぶりの水準へ上昇したことが重荷となって8円安、16日は前場に63,209円まで下げたあと半導体株が買い直されて438円高の高値引けとなりました。サウジアラビアのパイプライン攻撃で原油が1バレル105ドル台へ上昇し、石油・石炭製品や鉱業には資金が向かっています。

流れが決まったのは後半です。日本時間17日午前3時の米連邦公開市場委員会(FOMC)で約3年ぶりの利上げが決まると、東京市場はこれを通過した安心感から213円高の64,136円と続伸し、円相場が1ドル=156円台まで下げたことで輸出関連も見直されました。18日は昼休みに日銀が政策金利を1.25%へ0.25%引き上げると発表し、後場は寄り付きから上げ幅を広げて一時65,436円まで買われています。終値は882円高の65,018円でした。もっともこの日のTOPIXは3.05ポイント安の4,091.14ptと小幅に下げ、プライムの値下がりは1,003銘柄と全体の64.5%を占めています。売買代金は10兆3,969億円まで膨らみました。週間では日経平均が1,007円高の65,018円(+1.57%)、TOPIXが62.84pt高の4,091.14pt(+1.56%)、グロース250が41.05pt高の808.98pt(+5.35%)です。

米国市場の反応は日本と逆でした。FOMCが利上げを決めた16日、NYダウは631.21ドル安と大きく下げて安値51,186.67ドルをつけています。17日は316.14ドル高と切り返したものの、18日は小幅に下げて51,682.64ドル。週間では890.65ドル安(-1.69%)と沈みました。一方でS&P500は6.48pt安の7,650.50pt(-0.08%)とほぼ横ばい、NASDAQ100は275.73pt高の29,644.17pt(+0.94%)と上げています。16日もNASDAQ100だけは7.22ポイント高と小幅ながらプラスで終えており、利上げの重荷を強く受けたのは景気敏感株のほうでした。日米がそろって利上げへ動き、原油も高止まりしたまま、それでも株価は崩れなかった一週間です。上場来高値を更新した銘柄数は14日の36から17日には65まで増え、18日も45を数えました。

ミナトホールディングス(6862)

9/7に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
取り上げ後の4営業日は、下げが続きました。9月8日に4,690円まで買われて2営業日続けて上場来高値を更新したあとは失速し、11日の終値は4,310円です。週明け14日は4,105円で始まって3,865円まで売られ、取り上げ時に最初の下値の目安として挙げた窓の下限4,175円を、終値4,120円で割り込んでいます。ここが取り上げ後の安値で、取り上げ翌日の始値4,560円からは-15.24%でした。切り返しは15日からです。16日に4,400円まで戻して14日に開けた下落窓を埋めると、17日、18日と水準を上げ、18日は4,510円で寄り付いたあと制限値幅の上限5,180円まで買われてストップ高引けとなり、上場来高値を更新しました。週末終値5,180円は取り上げ翌日の始値から+13.60%です。取り上げ時の継続条件は終値でボリンジャーバンドの+2σを上抜けられるかどうかでしたが、週末終値は+2σの4,960円付近を上回り、+2σと+3σのあいだで引けています。日経平均が882円上げた一方でプライムの6割超が値下がりした18日に、値幅の上限まで買われた形です。

今後の視点: 上へ向かう力は取り上げ時から落ちていません。ボリンジャーバンドの中心線は5日前比で+8%台の切り上がりを続け、±1σ幅は5日前の0.9倍とわずかに縮んでいます。中心線が切り上がり、移動平均線のパーフェクトオーダーと一目均衡表の三役好転もそろって維持されたままの収縮なので、方向感を欠いた足踏みではなく上昇途中の小休止です。直近10営業日では7日、8日、18日と3度にわたって上場来高値を塗り替えており、52週の更新回数は13回を数える常連にあたります。25日線乖離率は+39%台から+30%台へ、RSI14は78前後から73前後へ下がりましたが、どちらもなお高い水準です。それでも押し安値は14日の3,865円から17日の4,425円へ切り上がり、崩れの兆候は出ていません。継続の観測点は、この並びと三役好転を保ったまま、終値で+2σの4,960円付近を維持できるかどうかです。下値では、17日の安値4,425円(上記チャートの水平のオレンジの線)と5日線の4,460円付近が重なる4,425〜4,460円のゾーンが最初の支えになります。終値でここを割り込むと、18日の上放れは仕切り直しです。さらに14日の安値3,865円(上記チャートの水平の青い線)まで戻る展開になれば、9月に入ってからの上昇そのものを見直す場面になります。値動きの荒さは変わらず、平均値幅率は6%台で、1日に330円前後動く前提が要ります。信用買残は出来高25日平均の2.1日分から2.8日分へ増えており、伸び悩む場面では上値の重しとして意識されそうです。なお18日の取引終了後に、設立70周年の記念配当を予定している旨があらためて開示されました。週末終値にはまだ反映されていません。

伊藤忠商事(8001)

9/8に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
取り上げ時に継続の判断軸としたのは、終値でボリンジャーバンドの+2σを保てるかどうかでした。翌9日は2,326.5円まで買われて連日の上場来高値更新となり、14日には2,373.5円、17日には2,399円(下記チャートの水平のオレンジの線)とさらに2度塗り替えています。17日は日銀の利上げ観測で金融株が買われ、円安も重なって全体が押し上げられた日で、同社はJR東日本との不動産新会社を10月1日に発足させると発表もしました。変わったのは18日です。2,335円で寄り付いたあと戻りきらず、2,306.5円で引けています。利上げの発表を受けてメガバンクに利益確定売りが出た地合いのなかで、この銘柄も上値を切り下げました。週末終値2,306.5円は取り上げ翌日の始値2,283円から+1.03%と、取り上げ時の水準は上回っています。ただし+2σは週末時点で2,423円付近まで切り上がっており、終値はその内側の+1σと+2σのあいだへ戻りました。継続条件は崩れています。一方、取り上げ時に土台の未完成な部分として挙げた移動平均線の並びは週末も混在のままですが、75日線と200日線の差は2,008円台でほとんど無くなりました。

今後の視点: 上へ向かう力そのものは続いています。ボリンジャーバンドの中心線は5日前比で+2%台の切り上がりを保ち、±1σ幅は193円から241円へ、5日前の1.3倍まで広がりました。取り上げ時に拡張へ転じていた帯が、その後も幅を保ったまま位置を上げた形です。直近10営業日で上場来高値を更新したのは8日、9日、14日、17日の4日で、52週の更新回数は25回を数える常連にあたります。25日線乖離率は+8%台から+5%台へ、RSI14は75前後から64前後へ下がり、過熱の数字は冷えました。継続の観測点は3つあります。一目均衡表の三役好転が崩れていないこと、終値で+1σの2,302円付近を維持できていること、そして週末時点でほぼ重なった75日線と200日線の関係です。75日線が200日線を上抜けてくれば、取り上げ時から残っていた土台の弱さが解け、腰の据わった上昇への移行が期待できます。下値で最初に意識されるのは11日の安値2,251円です。取り上げ後の安値もこの水準で、18日の安値2,306円はまだそこまで届いていません。終値で2,251円(上記チャートの水平の青い線)を割り込むと9月に入ってからの上げ足は一区切りとなり、その先では25日線の2,182円付近が下値のめどになります。需給は軽いままです。信用買残は出来高25日平均の0.2日分にとどまり、貸借倍率は4倍台から3倍台へ下がりました。平均値幅率は2%台で、時価総額15兆円規模の銘柄らしく日々の値幅は落ち着いています。

フルヤ金属(7826)

9/9に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
今週は下げから入りました。取り上げ翌日の10日に11,420円まで買われて2営業日続けて上場来高値を更新したあと、11日は終値10,330円まで水準を落とし、取り上げ時に継続の目安とした+2σの11,130円付近を割り込んでいます。週明け14日は9,830円まで下げて取り上げ後の安値をつけ、終値10,190円は次の支えとして挙げた10,060〜10,350円のゾーンの中まで沈みました。16日は10,660円の高値引けまで戻したものの、17日は10,870円まで買われたあと9,880円まで売られ、830円幅の実体を持つ大陰線で9,940円まで沈んでいます。鉱業や非鉄金属が売られた日でした。この終値は10,060〜10,350円のゾーンも下回っており、取り上げ時に挙げた2段階の下値の目安は、どちらも終値で割られたことになります。18日は10,150円で始まって10,900円まで買い戻され、10,870円で引けています。週末終値は取り上げ翌日の始値11,310円から-3.89%です。上下に1割近い値幅が出た一週間でしたが、取り上げ時に押し目ではなく上昇の流れ自体を見直す水準と書いた25日線の9,000円付近までは届かず、14日の9,830円で下げ止まりました。

今後の視点: 上へ向かう力は取り上げ時から落ちています。ボリンジャーバンドの中心線の切り上がりは5日前比で+10%台から+4%台へ鈍り、±1σ幅も5日前の1.0倍とほぼ横ばいになりました。25日線乖離率は+25%台から+12%台へ、RSI14は72前後から61前後へ下がり、9月上旬の急伸で高まっていた数字は解けています。それでも移動平均線のパーフェクトオーダーと一目均衡表の三役好転は維持され、帯の位置は切り上がりを続けています。52週の上場来高値更新は15回の常連で、直近10営業日では9日と10日に更新しました。土台は崩れていません。継続の観測点は、この並びと三役好転を保ったまま、終値で+1σの10,670円付近と5日線の10,400円付近を維持できるかどうかです。週末終値10,870円はどちらも上回っており、18日の切り返しはこの条件を取り戻す動きでした。下値では14日の安値9,830円と17日の安値9,880円(上記チャートの水平の青い線)が並ぶ9,830〜9,880円のゾーンが支えになります。2度下げ止まった水準で、終値でここを割り込むと9月の急伸は仕切り直しとなり、その下では25日線の9,675円付近が意識されます。上値は10日につけた上場来高値11,420円です。17日の高値10,870円、18日の高値10,900円と、2日続けて10,900円近辺(上記チャートの水平のオレンジの線)で上値を抑えられており、まずここを明確に上抜けられるかが先になります。注意したいのは値動きの荒さで、平均値幅率は5%台から6%台へ上がり、1日に740円前後動く計算です。需給は貸借倍率が20倍台と買残に偏ったままで、買残は出来高25日平均の1.6日分です。

網屋(4258)

9/10に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
商いを伴って水準が一段上がった一週間でした。取り上げ翌日の11日は4,850円まで押しましたが、取り上げ時に継続の目安とした+1σと5日線が集まる4,700〜4,800円のゾーンは、取り上げ日から週末まで終値で一度も割り込んでいません。14日午前に国産のセキュリティ監視製品の最新版の提供開始が発表されると、この日は5,210円と取り上げ日の終値を上回り、15日は5,540円で寄り付いて5,630円まで買われました。ただし15日は引けにかけて売られ、280円幅の実体を持つ陰線で5,260円まで戻されています。そこから16日、17日、18日と3営業日続けて終値を切り上げ、17日に5,800円、18日に5,830円(下記チャートの水平のオレンジの線)と上場来高値を塗り替えました。週末終値5,750円は取り上げ翌日の始値5,080円から+13.19%です。グロース250が+5.35%と大きく戻した地合いにも乗りましたが、この銘柄の上げ幅はそれを大きく上回りました。取り上げ時は株価の戻りに帯が追いついていない状態でしたが、今週は帯そのものが広がりながら株価を押し上げる形に変わっています。

今後の視点: 勢いは取り上げ時より強まりました。ボリンジャーバンドの中心線は5日前比で+1%台から+3%台へ切り上がりが加速し、±1σ幅は529円から938円へ、5日前の1.8倍まで拡張しています。直近10営業日で上場来高値を更新したのは10日、15日、17日、18日の4日で、17日と18日は2営業日連続です。52週の更新回数は3回で、更新のテンポは明らかに上がったものの、回数そのものはまだ少なく、更新を続けられる実績はこれから積む段階にあります。25日線乖離率は+13%台から+22%台へ、RSI14は64前後から69前後へ上がり、週末終値5,750円は+2σの5,640円付近を上回って+3σの6,110円付近の手前にあります。数字は高い水準へ移りましたが、日々の安値は11日の4,850円から週末の5,570円まで水準を上げ、16日にいったん5,100円(上記チャートの水平の青い線)へ下げた以外は切り上がりが続いています。崩れの兆候は出ていません。継続の観測点は、移動平均線のパーフェクトオーダーと一目均衡表の三役好転を保ったまま、終値で+2σの5,640円付近を維持できるかどうかです。下値では17日の安値5,330円が最初の支えで、その下に16日の安値5,100円と15日の安値5,180円、+1σの5,175円付近が集まる5,100〜5,180円のゾーンがあります。終値でこのゾーンを下に抜けると、14日から続いた水準の切り上がりは途切れます。需給では貸借倍率が1倍台から1倍割れへ下がり、信用売残が買残をわずかに上回りました。買残は出来高25日平均の0.9日分と軽く、上値で戻り待ちの売りが積み上がった形ではありません。平均値幅率は5%台で、1日に320円前後の値幅が出る点は変わっていません。

ソフトバンク(9434)

9/11に取り上げた銘柄です(下記のチャートの白い矢印が取り上げた日です)。
1年ぶりの上場来高値更新が、終値でも確定しました。取り上げ時点の終値246.9円は昨年8月につけた前回の上場来高値をわずかに下回っており、ザラ場での更新を終値で固めるところまでは届いていませんでした。14日は248.0円で寄り付いて251.5円、15日は252.9円(下記チャートの水平のオレンジの線)と2営業日続けて高値を塗り替え、終値も250.8円、250.6円とそれを上回っています。16日は246.8円まで押しましたが、取り上げ時に支持帯として挙げた241〜242円にも236円台にも届いていません。17日は終値251.6円まで戻し、18日は250.0円で始まって248.1円で引けました。週末終値248.1円は取り上げ翌日の始値248.0円から+0.04%です。日経平均が1,007円上げた週にほぼ横ばいという結果ですが、これは14日の始値がすでに取り上げ日の終値を1円以上上回っていたためで、取り上げ日の終値246.9円からは0.5%ほど水準を上げています。15日と18日には証券会社が相次いで目標株価を引き上げ、投資判断も強気で据え置き、または中立から強気へ引き上げられました。

今後の視点: 勢いの形は取り上げ時から変わりました。±1σ幅は8円台から11円台へ、5日前の1.3倍まで広がり、取り上げ時の収縮から拡張に転じています。中心線も5日前比で+1%台の切り上がりを続け、移動平均線のパーフェクトオーダーと一目均衡表の三役好転はどちらも維持されました。直近10営業日で上場来高値を更新したのは11日、14日、15日の3日です。昨年8月以来の更新から間を置かずに2度積み増したことで、52週の更新回数は1回から3回になりました。上値の重さを跳ね返したばかりで、更新を重ねる実績はここから積み上がっていく段階にあります。25日線乖離率は+4%台から+3%台へ、RSI14は68前後から62前後へ下がり、週末終値248.1円は+2σの252円付近の内側、+1σの246円付近の上にあります。取り上げ時の継続条件は終値で+2σを保てるかどうかでしたから、この位置は条件を満たしていません。一方、もう一つ挙げていた前回の上場来高値の終値での上抜けは、14日に達成しています。継続の観測点は、この並びと三役好転を保ったまま、終値で+1σの246円付近を維持できるかどうかです。週末終値は5日線の250円付近をわずかに下回っており、まずここを終値で回復できるかが上昇再開の確認点になります。下値では16日の安値246.8円(上記チャートの水平の青い線)が最初の支えで、ここには+1σも重なります。終値でこの水準を下に抜けると、14日からの上値追いはいったん途切れます。その先では11日の安値240.9円と25日線の240円台前半が重なるゾーンが控えます。需給は軽いままです。信用買残は2,600万株台へ減り、出来高25日平均の0.4日分にとどまります。貸借倍率は8倍台から7倍台へ下がりました。平均値幅率は1%台で、日々の値幅は落ち着いています。

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【上場来高値ウォッチ】週次パフォーマンス

先週上場来高値を更新した銘柄が、その後どのような軌跡を辿ったのかを数値化して振り返ります。
※上場来高値を更新した銘柄のパフォーマンスを事後検証するものであり、売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

週次パフォーマンス表(9/7〜9/11紹介分)

銘柄コード 銘柄名 出現日 出現翌日始値 9/18終値 騰落率 損益額 9/18までの
最高値
騰落率 9/18までの
最安値
騰落率 出現日
52週ATH回数
278A.T Terra Drone 9/7 20,390 19,740 -3.19% -650 21,490 +5.39% 17,270 -15.30% 9回
2805.T ヱスビー食品 9/7 7,350 7,930 +7.89% 580 7,930 +7.89% 7,220 -1.77% 55回
2814.T 佐藤食品工業 9/7 2,018 1,900 -5.82% -118 2,018 +0.00% 1,900 -5.82% 1回
2820.T やまみ 9/7 6,650 6,500 -2.26% -150 6,850 +3.01% 6,150 -7.52% 9回
3399.T 丸千代山岡家 9/7 4,170 3,840 -7.91% -330 4,250 +1.92% 3,565 -14.51% 8回
4088.T エア・ウォーター 9/7 3,060 2,953 -3.50% -107 3,140 +2.61% 2,893 -5.46% 14回
446A.T ノースサンド 9/7 2,185 2,309 +5.68% 124 2,343 +7.23% 1,860 -14.87% 15回
4588.T オンコリスバイオファーマ 9/7 4,885 6,770 +38.59% 1,885 6,850 +40.23% 4,860 -0.51% 3回
4629.T 大伸化学 9/7 2,400 2,518 +4.92% 118 2,620 +9.17% 2,400 +0.00% 10回
4635.T 東京インキ 9/7 2,200 2,045 -7.05% -155 2,201 +0.05% 2,008 -8.73% 21回
5589.T オートサーバー 9/7 2,990 2,899 -3.04% -91 2,998 +0.27% 2,755 -7.86% 20回
6250.T やまびこ 9/7 4,460 4,425 -0.78% -35 4,475 +0.34% 4,070 -8.74% 26回
6351.T 鶴見製作所 9/7 2,608 2,569 -1.50% -39 2,640 +1.23% 2,462 -5.60% 9回
6381.T アネスト岩田 9/7 1,992 1,915 -3.87% -77 2,004 +0.60% 1,851 -7.08% 22回
6862.T ミナトホールディングス 9/7 4,560 5,180 +13.60% 620 5,180 +13.60% 3,865 -15.24% 13回
7246.T プレス工業 9/7 1,035 1,008 -2.61% -27 1,035 +0.00% 968 -6.47% 19回
7384.T プロクレアホールディングス 9/7 4,975 5,430 +9.15% 455 5,470 +9.95% 4,825 -3.02% 39回
8015.T 豊田通商 9/7 7,577 7,463 -1.50% -114 7,692 +1.52% 7,256 -4.24% 43回
8074.T ユアサ商事 9/7 6,370 6,400 +0.47% 30 6,590 +3.45% 6,210 -2.51% 8回
8343.T 秋田銀行 9/7 9,140 9,880 +8.10% 740 9,880 +8.10% 8,850 -3.17% 10回
8345.T 岩手銀行 9/7 2,572 2,778 +8.01% 206 2,825 +9.84% 2,472 -3.89% 9回
8362.T 福井銀行 9/7 7,140 8,080 +13.17% 940 8,080 +13.17% 6,990 -2.10% 11回
8370.T 紀陽銀行 9/7 5,100 5,310 +4.12% 210 5,340 +4.71% 4,885 -4.22% 46回
8393.T 宮崎銀行 9/7 2,634 2,782 +5.62% 148 2,802 +6.38% 2,511 -4.67% 39回
8551.T 北日本銀行 9/7 8,110 8,530 +5.18% 420 8,990 +10.85% 7,970 -1.73% 7回
9101.T 日本郵船 9/7 7,388 7,490 +1.38% 102 7,599 +2.86% 7,085 -4.10% 21回
9340.T アソインターナショナル 9/7 810 835 +3.09% 25 847 +4.57% 778 -3.95% 1回
9824.T 泉州電業 9/7 7,810 8,010 +2.56% 200 8,150 +4.35% 7,450 -4.61% 14回
2820.T やまみ 9/8 6,470 6,500 +0.46% 30 6,790 +4.95% 6,150 -4.95% 10回
3399.T 丸千代山岡家 9/8 4,140 3,840 -7.25% -300 4,165 +0.60% 3,565 -13.89% 9回
4588.T オンコリスバイオファーマ 9/8 5,500 6,770 +23.09% 1,270 6,850 +24.55% 5,330 -3.09% 4回
4629.T 大伸化学 9/8 2,473 2,518 +1.82% 45 2,620 +5.94% 2,430 -1.74% 11回
5589.T オートサーバー 9/8 2,977 2,899 -2.62% -78 2,977 +0.00% 2,755 -7.46% 21回
6862.T ミナトホールディングス 9/8 4,420 5,180 +17.19% 760 5,180 +17.19% 3,865 -12.56% 14回
6998.T 日本タングステン 9/8 3,425 4,025 +17.52% 600 4,050 +18.25% 3,330 -2.77% 9回
7384.T プロクレアホールディングス 9/8 4,920 5,430 +10.37% 510 5,470 +11.18% 4,825 -1.93% 40回
7856.T 萩原工業 9/8 1,990 2,038 +2.41% 48 2,057 +3.37% 1,935 -2.76% 1回
8001.T 伊藤忠商事 9/8 2,283 2,306 +1.03% 24 2,399 +5.08% 2,251 -1.40% 25回
8359.T 八十二銀行 9/8 2,705 2,697 -0.30% -8 2,757 +1.92% 2,613 -3.40% 45回
8362.T 福井銀行 9/8 7,170 8,080 +12.69% 910 8,080 +12.69% 6,990 -2.51% 12回
9340.T アソインターナショナル 9/8 799 835 +4.51% 36 846 +5.88% 778 -2.63% 2回
9824.T 泉州電業 9/8 7,910 8,010 +1.26% 100 8,150 +3.03% 7,450 -5.82% 15回
4588.T オンコリスバイオファーマ 9/9 5,770 6,770 +17.33% 1,000 6,850 +18.72% 5,420 -6.07% 5回
4629.T 大伸化学 9/9 2,618 2,518 -3.82% -100 2,620 +0.08% 2,434 -7.03% 12回
7826.T フルヤ金属 9/9 11,310 10,870 -3.89% -440 11,420 +0.97% 9,830 -13.09% 15回
8001.T 伊藤忠商事 9/9 2,289 2,306 +0.76% 18 2,399 +4.81% 2,251 -1.66% 26回
8194.T ライフコーポレーション 9/9 2,683 2,693 +0.37% 10 2,750 +2.50% 2,624 -2.20% 4回
8995.T 誠建設工業 9/9 1,918 1,939 +1.09% 21 2,879 +50.10% 1,688 -11.99% 3回
9436.T 沖縄セルラー電話 9/9 4,225 4,450 +5.33% 225 4,505 +6.63% 4,165 -1.42% 41回
9534.T 北海道瓦斯 9/9 940 948 +0.85% 8 972 +3.40% 914 -2.77% 22回
9824.T 泉州電業 9/9 8,000 8,010 +0.12% 10 8,090 +1.12% 7,450 -6.87% 16回
2737.T トーメンデバイス 9/10 34,500 36,850 +6.81% 2,350 38,200 +10.72% 33,000 -4.35% 30回
4258.T 網屋 9/10 5,080 5,750 +13.19% 670 5,830 +14.76% 4,850 -4.53% 3回
4365.T 松本油脂製薬 9/10 25,200 24,380 -3.25% -820 25,400 +0.79% 24,380 -3.25% 6回
4588.T オンコリスバイオファーマ 9/10 5,590 6,770 +21.11% 1,180 6,850 +22.54% 5,420 -3.04% 6回
5019.T 出光興産 9/10 1,645 1,651 +0.36% 6 1,698 +3.22% 1,587 -3.53% 19回
7698.T アイスコ 9/10 2,750 2,840 +3.27% 90 2,950 +7.27% 2,747 -0.11% 19回
7826.T フルヤ金属 9/10 10,560 10,870 +2.94% 310 10,900 +3.22% 9,830 -6.91% 16回
8137.T サンワテクノス 9/10 4,185 4,640 +10.87% 455 4,650 +11.11% 4,185 +0.00% 32回
8343.T 秋田銀行 9/10 9,140 9,880 +8.10% 740 9,880 +8.10% 9,050 -0.98% 11回
8344.T 山形銀行 9/10 4,755 5,380 +13.14% 625 5,380 +13.14% 4,660 -2.00% 10回
8345.T 岩手銀行 9/10 2,557 2,778 +8.64% 221 2,825 +10.48% 2,511 -1.80% 10回
8551.T 北日本銀行 9/10 8,130 8,530 +4.92% 400 8,990 +10.58% 8,010 -1.48% 8回
9436.T 沖縄セルラー電話 9/10 4,270 4,450 +4.22% 180 4,505 +5.50% 4,240 -0.70% 42回
2004.T 昭和産業 9/11 3,950 3,945 -0.13% -5 3,980 +0.76% 3,900 -1.27% 13回
2602.T 日清オイリオグループ 9/11 2,104 2,107 +0.14% 3 2,133 +1.38% 2,082 -1.05% 17回
2737.T トーメンデバイス 9/11 33,800 36,850 +9.02% 3,050 38,200 +13.02% 33,000 -2.37% 31回
7184.T 富山第一銀行 9/11 3,420 3,535 +3.36% 115 3,575 +4.53% 3,385 -1.02% 37回
7384.T プロクレアホールディングス 9/11 5,050 5,430 +7.52% 380 5,470 +8.32% 5,040 -0.20% 41回
7698.T アイスコ 9/11 2,801 2,840 +1.39% 39 2,950 +5.32% 2,801 +0.00% 20回
8137.T サンワテクノス 9/11 4,320 4,640 +7.41% 320 4,650 +7.64% 4,285 -0.81% 33回
8343.T 秋田銀行 9/11 9,300 9,880 +6.24% 580 9,880 +6.24% 9,180 -1.29% 12回
8344.T 山形銀行 9/11 4,850 5,380 +10.93% 530 5,380 +10.93% 4,840 -0.21% 11回
8345.T 岩手銀行 9/11 2,635 2,778 +5.43% 143 2,825 +7.21% 2,602 -1.25% 11回
8362.T 福井銀行 9/11 7,680 8,080 +5.21% 400 8,080 +5.21% 7,450 -2.99% 13回
8551.T 北日本銀行 9/11 8,420 8,530 +1.31% 110 8,990 +6.77% 8,320 -1.19% 9回
9324.T 安田倉庫 9/11 2,670 2,684 +0.52% 14 2,757 +3.26% 2,668 -0.07% 13回
9434.T ソフトバンク 9/11 248 248 +0.04% 0 253 +1.98% 246 -0.60% 1回
9436.T 沖縄セルラー電話 9/11 4,310 4,450 +3.25% 140 4,505 +4.52% 4,300 -0.23% 43回
– 合計 – 453,434 475,268 +4.82% 21,835 – – – – –

振り返りと考察

セクターローテーション分析

銘柄コードごとに最初の出現日で数えると、銀行業10行の平均は+6.96%で、業種のなかで最も高い水準です。10行のうち9行がプラスで、福井銀行(8362)+13.17%、山形銀行(8344)+13.14%、プロクレアホールディングス(7384)+9.15%、秋田銀行(8343)+8.10%、岩手銀行(8345)+8.01%と、上位は地方銀行で占められました。下げたのは八十二銀行(8359)の-0.30%だけです。18日に日銀が利上げを決めた日、指数の上昇とは裏腹にメガバンクは売られましたが、前週に高値を更新していた地方銀行はそのまま買われ続けました。電気機器は日本タングステン(6998)+17.52%とミナトホールディングス(6862)+13.60%の2銘柄で平均+15.56%、情報・通信業4銘柄は網屋(4258)+13.19%と沖縄セルラー電話(9436)+5.33%に支えられて平均+3.88%です。卸売業7銘柄は平均+3.36%で、サンワテクノス(8137)+10.87%、トーメンデバイス(2737)+6.81%と半導体商社が伸びました。逆風が出たのは内需の銘柄です。化学4銘柄は東京インキ(4635)-7.05%を含めて平均-2.22%、機械3銘柄はやまびこ(6250)-0.78%、鶴見製作所(6351)-1.50%、アネスト岩田(6381)-3.87%と3銘柄とも下げて平均-2.05%、小売業2銘柄は丸千代山岡家(3399)-7.91%を含めて平均-3.77%でした。金利と円安が追い風になる側と、それが逆に働く側で、はっきり分かれています。

上位パフォーマー分析

首位のオンコリスバイオファーマ(4588)+38.59%は出現日時点の52週の上場来高値更新が3回、4位の網屋(4258)+13.19%も3回と、更新の常連ではない銘柄が上位に入りました。ただし5位の福井銀行(8362)+13.17%は11回、6位の山形銀行(8344)+13.14%は10回、7位のサンワテクノス(8137)+10.87%は32回で、上位が初更新組で固まったわけではありません。更新回数別でも、1回の4銘柄が-0.07%、2回から9回の13銘柄が+5.10%、10回から19回の15銘柄が+3.69%、20回から39回の12銘柄が+2.03%、40回以上の5銘柄が+3.11%と、回数の多寡できれいに序列がつく形にはなっていません。はっきり差が出たのは、取り上げ後にどこまで沈んだかのほうです。取り上げ後の安値が出現翌日の始値から-5%に届かなかった34銘柄は平均+5.48%で、30銘柄がプラスで終えました。一方、-5%以上沈んだ15銘柄は平均-1.67%で、プラスに戻したのはミナトホールディングス(6862)、ノースサンド(446A)、誠建設工業(8995)の3銘柄だけです。同じ銘柄でも出現日で結果は割れました。ミナトホールディングスは7日出現が+13.60%、8日出現が+17.19%と後から入った日のほうが高く、トーメンデバイス(2737)も10日の+6.81%に対し11日は+9.02%です。逆に山形銀行は10日の+13.14%が11日の+10.93%を上回り、オンコリスバイオファーマは4日ぶんの出現のうち7日の+38.59%が最も高い数字でした。来週以降も、更新後に出現翌日の始値から深く沈まずにいられるか、押し安値を切り上げ続けられるかが分かれ目になりそうです。

指数 vs パフォーマンス表

測定期間は異なりますが、日経平均の今週の騰落率+1.57%に対し、パフォーマンス表の騰落率の単純平均は+3.29%でした。49銘柄のうち33銘柄が上昇し、23銘柄が日経平均の週間騰落率を上回っています。中央値は+1.09%で、平均を押し上げたのは上位の数銘柄でした。前週の集計は128銘柄で単純平均-3.14%でしたから、振れ幅は小さくありません。指数のほうを見ると、TOPIXは+1.56%と日経平均とほぼ同じ、グロース250は+5.35%と大きく上げています。上場来高値を更新した銘柄には時価総額の小さいものが多く、新興株が戻った地合いと噛み合いました。出現日別では7日出現の28銘柄が+3.16%、8日の4銘柄が+5.17%、9日の5銘柄が+0.75%、10日の7銘柄が+6.34%、11日の5銘柄が+0.79%です。日によって成績は二分しており、出現日そのものよりは銘柄の中身が効いた週でした。

まとめ

今週フォローした5銘柄は、週末時点で全銘柄がボリンジャーバンドの+1σより上に残りました。ミナトホールディングスと網屋は+2σと+3σのあいだ、伊藤忠商事、フルヤ金属、ソフトバンクは+1σと+2σのあいだです。帯の位置は5銘柄すべてで切り上がりを続け、一目均衡表の三役好転も5銘柄すべてで維持されています。移動平均線の並びは、取り上げ時から混在のままの伊藤忠商事を除く4銘柄でパーフェクトオーダーが続きました。取り上げ時の継続条件を週末終値で保てたのはミナトホールディングスと網屋の2銘柄です。伊藤忠商事、フルヤ金属、ソフトバンクは、いずれも条件としていた+2σを終値で割り込みました。ただしソフトバンクは、もう一つの条件だった前回の上場来高値の終値での上抜けを14日に達成しています。フルヤ金属も14日の9,830円で下げ止まり、18日には+1σの上へ戻しました。来週の軸は金利です。日銀が政策金利を1.25%へ引き上げ、決定に反対が2票入ったことで、次の利上げのペースをめぐる見方が長期金利に出やすくなります。今週の地方銀行の強さがそのまま続くかは、ここに左右されそうです。原油が高止まりしたままなら資源株にも資金が残ります。日経平均は18日につけた65,436円が当面の上値のめどで、終値でここを上回れるかどうかが、利上げを通過した相場の力を測る材料になります。


本記事は、上場来高値を更新した銘柄のその後のパフォーマンスを事後検証・考察するものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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